霊仙山を案内するに だいたいのコースを話しながら 話しは頂上のエピソードになった。
「あの三蔵法師が 若いときに修行したお寺があったんだって。」前に来たときにそんな事が書いてあったことを思い出して 鼻高々に(って言うつもりは無いけれど)言う。
言いながら あら?っと思った。 孫悟空に出てくる三蔵法師は日本人だっけ?イヤイヤ 孫悟空は中国のお話だったよ。唐の国だったような。。旅の途中は中国でも話しはおかしくないけれど 何だか変
前に 行ったときには何も感じなかったのにな。当然Bさんからも突っ込みが入る。 むむ なんだったんだろう?あれは
頂上の看板と ネットでしらべてみる。
なるほど 三蔵というのは人の名前では無く 言ってみれば位の名前なのね。 日本人の三蔵さんは霊仙三蔵と言うらしい。 三蔵 つまり論蔵 経蔵 律蔵の三蔵を納めた人に与えられる位らしい。とはいえそう簡単に取れるものでは無いらしく 日本人でこの称号を与えられたのは 霊仙三蔵のみだとか
霊仙山が中国に渡るまでの若いうちに 修行をしていたお寺がこの霊仙山だというのだ。
一体霊仙寺とはどういうお寺なの?
役行者の開山(でました 役行者)で興福寺の末寺 と言うとずいぶん立派なお寺だね。しかしこの広大な山々に 大伽藍が並んでいたのだとすると それを想像しただけで 身が引き締まる思いだけれど ここまでへろへろになって登ってきた私には この地で修行することなんか考えられない。 すごいな むかしのお坊さんって(あは 昔のって限定しちゃった)
孫悟空とは関係なかったけれど この山の歴史を知ってますます好きになったよ。