Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

80歳の山でびゅー 伊吹山 三合目散策

2009-04-22 01:09:04 | 山歩き

三合目駐車場は すでに車いっぱい 日曜日に出かける事が無いので こんなにたくさんの車みた事無いよ。 困ったな と思っていたら 一台帰る様子。 ラッキー

三合目辺りは 良い。 昔薬草園があったらしく コンパクトにいろんな山野草がみる事が出来る。 標高差も無いので 母を連れて散策するにはちょうど良い。

ホテル前の斜面には 当然 もう節分草は無い。 その前辺りに アマナがあったはずなのに なかなか見つからない。 おかしい。 去年の今ごろは あちこちからアマナとヤマエンゴサクが ニリンソウが顔を出していて それだけで楽しかったのに。。。

Enbou 少しがっかりしたけれど 何しろ この極上の天気 私が思っているよりは母は 喜んでいる様子。

「見える? 琵琶湖だよ。」

眼下にとても大きく広がっているのに 母には見えないと言う。 そうか やっぱり駄目か。 それならせめて花を・・・

ひだりての小高い丘に分け入る。

Kusaboke あら クサボケだよ

へ~ これがボケなの? 父がよく描いていたボケは 観賞用の梅のようなボケだったので 納得行かない様子。 それでも可愛らしい姿に お気に入り。

ここからは次々と花が現れる。

Kiransou2 ニシキゴロモか キランソウかよく分からないけれど 青い花は 母にも可愛く移ったらしい。 ヤマエンゴサクも喜んでいた。

Kiiro キジムシロ?

むしろになるほど咲いてはいなかったけれど

ゲンノショウコみたい と知っている花を口にする。 きっと同じ仲間だよ。

Suhamasou葉っぱの形おもしろいでしょう? ミスミソウか スハマソウ 時期的に言ってスハマソウだと思うんだけれど 私には区別がつかないの。

その可愛らしい姿に 足を踏み出し 身を乗り出してみている。

Enreisou_2 そう言えば ここではエンレイソウもあるんだ。

みておもしろい葉っぱでしょ? 真ん中にひょろんと咲いているのが 花なんだよ。

何時しか立場は逆転しているけれど 中学の時 母と花の観察をし 今で言うボタニカルフラワーの様な絵を描いて楽しんだ事を 思い出す。

Amana あぁ 見せたかったアマナがあるよ。

ほら足下

百合のような でもとても小さくて可憐で 上品な花

みれば あっちにも こっちにも 知らずに踏まれた花もあり。 うすい赤い筋が何とも言えず可愛い。

さて この間は駄目だったけれど 今日はカタクリあるらしい。 一週間前に最盛期だったらしいけれど 

Katakuri ほら カタクリ あっちのロープの向こう。 母は 蕎麦でみたくて仕方ない様子。 斜面に近いせまいところでみないといけないので はらはら

私の気持ちはお構いなしに どんどんカタクリの方に近づく。

「こんなにたくさんの カタクリ みた事無い。」

よそと比べて びっくりするほどでは無いのだけれど この箱庭の様な丘に カタクリの小群落は 満足のいくものだったらしい。

Katakuri2  しばし 葉っぱを裏返したり 場所を変えたりしてみていたけれど 花はこれで終わりではない。

ん? カンアオイ? ひょっとしたら ウスバサイシンかもしれない。いずれにしても あのおもしろい花が咲いているだろう。

と地面を掘ると 初めてみるようなかくて綺麗な花が顔を出す。

Kanaoi 

母も 初めてみる 花に興味津々。

あ イカリソウ

他の花の下に隠れるように咲いていたので 写真大ぼけ

Ikarisou ヤブレガサまでもが そのユーモラスな姿を見せてくれた。 去年もあったのだろうか?

Yaburegasa ユーモラスな姿も 団体さんだと ちょっと・・・

Yaburegasa2 これね 天ぷらに出来るんだって

へ~~ぇ

戻り初めて フッキソウがある事を思い出した。その群落は 一ヶ月前に来たときには 気配さえなかったけれどね

Fukkisou 誰かが これをヒトリシズカと思ったらしい。

ずっとつかず離れず歩いていたボランティアらしきおじさんが 「ヒトリシズカは 別の所に咲いているよ。」と

そう言えば 何年か前に H先生がヒトリシズカを三合目でいっぱいみたと言われた割には 去年ここでみる事は出来なかった。

そのおじさんを捕まえて聞いてみる。

「ちょっと待っててね」と山の斜面を歩いていって しばらくしてから 戻っていらっしゃる。

人一人がやっと通れる様なせまい道が続きますから気を付けていってください。 このまま進めば さっきの琵琶湖が見える所に出ます。

こんな道があったか・・・ 小高い丘をトラバースするように付けられた道は 本当にせまく右側は 谷に向かっているので 母が歩けるか心配だったけれど 私の心配をうるさそうに{大丈夫。 馬鹿にしないで。」と 笑ってぷりぷりした振りをしてみせる。

左斜面に 大好きなヒトリシズカを見た時は嬉しかった。 毎年みていても この花のたたずまいには 何とも言えない気品と 静けさと 幼さを感じる。

Hitorisizuka  Hitorikyoudai 団体さんでも 何か奥ゆかしい。

無理に追い越そうとして 足を斜面に滑らせたカメラマン一人

ほらね だから心配したのよ

私が先頭 母 そして亭主に 後を歩いてもらって 万全を期す。

母は おとなしく たおやかに見えるのに なかなか 言い出したら聞かないし 強い。

Nirinsou

コメント (2)
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