Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

80歳の山でびゅー 伊吹山

2009-04-21 22:38:09 | 山歩き

父の法事もいっつかすぎて 辺りは春を通り越して初夏の装い。

父の残した絵を見ながら母とお喋りしていたとき「金華山登ってみたかった。」と母。「おやすいご用だよ。一番楽なコースで登って 帰りはロープウェーで帰ってこよう。」

そんな約束をした。 しかし母は もう80に近い。 毎日歩く生活なので 軟弱車生活の私たちより歩く事への持久力はあるかもしれない。 だけど 山歩けるのか? 加えて 母には病気がある 黄班なんたらと言う眼の病気で 気付いたときには手遅れで 片目ほとんど見えない。それでも普段 もう一つの眼で(0.1しかない)針仕事もやるから 忘れていた。

足下のごろごろの岩は見えるのだろうか? 

折角行くなら 金華山も せめて水の手コースで行きたい。 ここなら展望も良いし 退屈しない。それでも 母に行けるのかどうか 心配になってきた。

「山登りした事あるの?」

と聞くとおかしそうに話してくれた事。子どもの頃 乗鞍の麓の山奥に住んでいた母。 ちょうど陸軍の基地を乗鞍に作ろうと道路を作ったときだと思うけれど・・・と話し始める。

「遠足で乗鞍に連れて行ってやると言われてね。 嬉しくて嬉しくて買ってもらったばかりの革靴で行ったの。」 あやや そりゃ大変 どんな事になったか

「おばあちゃん 止めなかったの?」「あの人は 子どもがそうしたいと言ったら 好きにしたら良いよ。」って言う人だったから。」 そう言えば 私は祖母にしろ 祖父にしろ 笑った顔しか見た事がない気がする。

それにしても 乗鞍登山を 高山にでも連れて行ってもらうように勘違いして革靴で参加したとは  恥ずかしそうに笑って話すはずだね。 そんなだから 山育ちでも 山登り経験ないんだぁ。

「手初めに 伊吹山の三合目散策にしよう。」 会社の棚卸し作業に伴って変則で日曜日に休みが移った昨日 決行日。 亭主も誘って(と言うより 手伝ってもらうことにして)母を迎えに行く。

岐阜から 伊吹山三合目まで40分ぐらいだったかな? せまい道をくるくる登っていくのをみて 母は目が点。 やがてゆとりが出てくると 芽吹きの美しい山をため息をついてみている。柔らな緑に 桜のピンク 山吹の黄色 様々な色がパステルカラーに染まっていて美しい。

Ibuki

「私 新緑の頃に 飛騨に里帰りするの好きだった。 山の色がとても綺麗で 家に近づくに連れて どんどん色が変っていくんだよ。嬉しくて 興奮したぁ」

思ったより喜んでいてくれる様子に 一安心。

さぁ 今日はどんな花が見られるかしら?

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橫倉から谷汲へⅤ 転げ落ちるように降りる

2009-04-21 21:37:32 | インポート

ここからは そう長くない行程だけれど 大下りに足が痛かった事を思い出す。 時間は15時半

門前町のお店が5時には閉まるとのこと それに駐車場も。。。 出られなくなったら大変と 下山開始。 どっちにしろ長居したい頂上では無いしね。

One 少し尾根道を歩くも すぐに急降下 この山は華厳寺のすぐ裏の山になっている。

Kudarikaidan

途中に奥の院があるのだけれど 其処まで谷底に落ちていくような急な下り道を 行く。

階段もあるのだけれど 一歩一歩が長くて 膝の悪いときには悪夢のよう。

Kanaoi 何だか この葉っぱ・・・・

ぶつぶつ言っているピーちゃん またしても発見

カンアオイだ。土を払ってみると 確かにある。あの変った花。

尾根道にもいっぱいあったはずなのに 今回は見つけられなかった。 おちばの下に埋もれていたのかもしれない。

Sumireスミレ ここではたくさんの種類のスミレが咲いているが どうしても詳しい区別がつかないので スミレ

スミレはスミレ

Cyarumerusou あ またチャルメルソウ

今度は団体さんや もう一度挑戦

あ~~ やっぱ駄目かぁ ピントあわすの本当に難しい。

Kiransou 

キランソウも地面を這っている。 奥の院に人がやっと住めそうな小さな庵。住んでいるかどうかは分からない。 ここからは 下のお寺に向かって お手軽巡礼が出来るようにか 33の観音様が お寺の名前を書いたほこらに安置されている。 足下悪いし 疲れてきているので33から逆に数えていっても全然減らない感じ・・・ふぅ

Okunoinそれでも 足を引きずりながら 忠実にほこらをたどって降りていくと 本堂の上に出る。

やった~ 目標の5時前にはなんとかついた。 ここから駐車場までどのくらいあるのか。。。。

Sandanuki 誰もがとりあえず撮影してくる 三狸

いわだぬき みだぬき

きかだぬきって言うかどうか知らないけれど にゃンともいいがたいものを誇らしげに

あんまり好きくないぜ

由緒あるお寺らしく こんな時間になっても巡礼姿の人がひっきりなしに上がってくる。

Hondou  Jyunrei

Amacha この日正確には花祭りでは無かったけれど 甘茶の用意がしてあった。 天をさしてすっくと立っていらっしゃるお釈迦様に 甘茶をかける。

湯飲みにいただいた。「あまーい」とピーちゃん。私幼稚園がお寺だったので この行事は知っている。 紅茶に砂糖をいっぱい溶かしたものなのだと 子どもの頃思っていたけれど 大分違っている。 甘茶ずるを煎じたものだろうか?

Sanmon 山門を抜けたら門前通り

何だか さかうちをしている気分だね

Monzen 閉め始めたお店

今となってはさほど欲しいものも無いことに気付き 桜吹雪の中たらたらと歩いていく。

振り返ると 妙法岳 あの稜線を 登ったり降りたりしたんだ。それも隣の村の隣の山から

Yamanami

Hanamomo  思ったよりたくさん歩くことにはなったけれど 花いっぱいで楽しかった妙法が岳

心配したけれど イワウチワ処か カタクリも ギフチョウもみられた。

ここからしばらく行くと 薄墨桜をみることが出来たのだけれど 今日の収穫に満足しながら帰途につく。

コメント (2)
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