オケラは今日の目玉の花だった。 今までオケラというとコオロギのような昆虫しかしら無かったのでネットでみた時にはそのおもしろい姿にすっかり取り憑かれてしまった。
萼と思っていたのは包葉と言うらしいのだけれど 魚の骨をかき集めてくっつけたような様子。その先に薊に似た花がついている。ユーモラスといえばユーモラスだけれど 口では言い表せない枯れた気高さのような物を感じていた。
「この先に オケラがあります。 遅くないと良いのだけれど...」向かった先は比丘尼城址の方向。 歩く人がいないのだろうか? ひどい草むらで 足下は昨日の雨でとても滑りやすくなっている。かつてシライトソウ見たさにドキドキしながら歩いていた事がウソのよう。 蛇怖さに普通は1人では歩けない。。。そんな道になっていた。
雌雄異株だそうなので 私が虜になったのは雌株と言う事になる。 花は少し終わりかけらしいけれど やっぱり包葉のおもしろさはしっかり残っている。
知らなかったけれどこの植物はお屠蘇などにも使われる漢方薬だとか 香りが良いそうで 残念ながらその香りを嗅いで変える事は出来なかった。
オケラによく似ているけれど全然違うコウヤボウキ しかも大群生していた。 ここだけでも立派な箒が出来そう。
その姿をきちんと残してやれない私って。。。何処までもぼけている。
1人では絶対出来ない。Bさんという心強い道先案内人がいるからね。私も勇気がでるよ。
地元の高校の演習林があってもの凄い数と種類の桜が植えられている。 桜の園
四季桜か 狂い咲きか・・・
いずれにしても秋の桜はあまり好きでは無い。 やっぱり桜は寒さに耐えて 一斉に咲き出す春の方が みる物にも感動を与える。そんな気がしている。
藪をかき分け林道に辿り着いた。斜面に一面のヤマハッカが・・・ この花どうしてこんなに撮すのが難しいのだろうね?
登山道と言うより林道に戻ってここから稜線に向かってゆっくり登って行く。
しかし 何度も何度も秘密の花園に藪こぎを続けて寄り道をするのです。