Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

花博士と歩く 新城の里山Ⅱ

2009-11-15 13:31:05 | 山歩き

オケラは今日の目玉の花だった。 今までオケラというとコオロギのような昆虫しかしら無かったのでネットでみた時にはそのおもしろい姿にすっかり取り憑かれてしまった。

萼と思っていたのは包葉と言うらしいのだけれど 魚の骨をかき集めてくっつけたような様子。その先に薊に似た花がついている。ユーモラスといえばユーモラスだけれど 口では言い表せない枯れた気高さのような物を感じていた。

「この先に オケラがあります。 遅くないと良いのだけれど...」向かった先は比丘尼城址の方向。 歩く人がいないのだろうか? ひどい草むらで 足下は昨日の雨でとても滑りやすくなっている。かつてシライトソウ見たさにドキドキしながら歩いていた事がウソのよう。 蛇怖さに普通は1人では歩けない。。。そんな道になっていた。

Okera 雌雄異株だそうなので 私が虜になったのは雌株と言う事になる。 花は少し終わりかけらしいけれど やっぱり包葉のおもしろさはしっかり残っている。

知らなかったけれどこの植物はお屠蘇などにも使われる漢方薬だとか 香りが良いそうで 残念ながらその香りを嗅いで変える事は出来なかった。

Kouyabouki オケラによく似ているけれど全然違うコウヤボウキ  しかも大群生していた。 ここだけでも立派な箒が出来そう。

Kirinsouアキノキリンソウがまだけなげに花を咲かせていた。

その姿をきちんと残してやれない私って。。。何処までもぼけている。

Yabu  ひえ~~っ こんな藪をかき分けかき分け行くですぅ・・・

1人では絶対出来ない。Bさんという心強い道先案内人がいるからね。私も勇気がでるよ。

Sakuranosono 地元の高校の演習林があってもの凄い数と種類の桜が植えられている。 桜の園

四季桜か 狂い咲きか・・・

いずれにしても秋の桜はあまり好きでは無い。 やっぱり桜は寒さに耐えて 一斉に咲き出す春の方が みる物にも感動を与える。そんな気がしている。

Yamahakka 藪をかき分け林道に辿り着いた。斜面に一面のヤマハッカが・・・ この花どうしてこんなに撮すのが難しいのだろうね?

登山道と言うより林道に戻ってここから稜線に向かってゆっくり登って行く。

しかし 何度も何度も秘密の花園に藪こぎを続けて寄り道をするのです。 

コメント (8)
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花博士と歩く 新城の里山Ⅰ

2009-11-15 01:22:05 | 山歩き

ネットのお友達で隣町に住むBさん 実に花に詳しく かと言って小難しい話でこちらを萎縮させるでもなく 楽しく花を語れる花博士。

ネットで登場した花があまりに可愛らしくて しかも私は実際にみた事が無い花ばかりで 「○○山行った事無いな。 今からでも間に合うかな?」 何てぼそっと書き込んだら「連れて行く覚悟があります。」とのこと  覚悟? 覚悟って 私を連れて行くって覚悟がいるの?等と あまり深く考えていなかった。 花は見たかった。 なんとかみたいものだと思っていた。

やがて それは「一緒に行こうよ。」と言ってくださっているのだと感じ始め 花巡りの山歩きに同行をお願いする。

これが 想像以上にたくさんの花に出会い 有頂天の一日になった。 本当に有り難く楽しい一日だった。

朝早くに家まで向かえに来てもらったので現地に朝早くに到着。辺りを見回して???ここはみた事ある景色だね。 早々比丘尼城址から降りてきて通った事がある場所だよ。 へ~っ B山の大事にしていた花の山は 私が時々行っていた山のすぐ隣だったんだ。

車を駐めたら あらら もう花がいっぱい。

Ominaesi 「この中にオミナエシがあるけど 分りますか?」

え~~っ 分らないよ ギブアップした私に指さして教えてくれたのは 小さな小さなオミナエシ

あまり小さくて ピントあわず。 みすばらしいオミナエシになってしまったけれど・・・

Yamarakkyou ああ ヤマラッキョウではないの? 何て可愛らしい花なんでしょう!

これは私がみたかった花。ネットではみた事あっても本物は初めて。 昨日の雨を宝石に変えて 可愛らしくも気高い。 嬉しい。

Waremokou 背丈20センチほどしかない吾亦紅も

Shajin ツリガネニンジンも なかなか美しい。この子はどうしてこんな長い蘂を持っているんだろうね?

駐車場で靴を履き替えるだけでこんなに花に出会うと先に進めないよ。 下手すぎて歿になったヤマハッカも

こりゃ先に進めないワン と言うわけで 斜面をがっしがっしとよじ登って 登山道に出る。

そうそう 比丘尼城址の山から下りてきたときにこの場所通ったよ。

ここは蛇紋岩地と言う事で 特殊なのかいろんな花が咲いている。 ついでに言うなら土地はとてもやせているらしく どの花もとても小さい。

Yanaginogiku2_2 柳野菊 初めて聞く名前だ。 何処が柳かというと 花は長い長い柳のような茎の上に咲いていてゆらゆらしている。 不思議な様子に もっと不思議な話を聞く。

「この花は この辺と 高知県に隔離分布しているんです。」??? どうやって広がったのだろう? 高知県とここだけ 花に問いかけてみたいよ

Murasakisenburi でました~

ムラサキセンブリ

白いセンブリを知っていたけれど ムラサキはBさんの写真で見て是非見て見たいと思っていた。 ムラサキって 神秘的で 高貴な感じするでしょ? 茎までムラサキなんだよ。 それに花びらにもムラサキの線が入っている。

Sarutoriibara なかなか綺麗な色のサルトリイバラの実。 宝石のように輝いていた。

実はこのサルトリイバラにずっと行く手を遮られて苦労する事になるんだけれど。

あろう事か この日はダウンを着ていたしね。 引っかけるか。。。と思っていたけれど そのうちに面倒になって 破れたら破れたときだよ。。。と開き直って

Soyogo 背丈の小さなソヨゴがあった。 揺すると 赤い実がぱらぱらと音を立てる。

Tenbou1 たいして登っていないのだけれど 目をあげれば 吉祥山 本宮山の勇姿が

その回りに里が広がっている。

ここまででも大満足の花探しだったけれど 「次はオケラに会いに行きましょう。」の声に あ そうだそうだ

あの不思議な萼を持つオケラをみたかったのだと 思い出した。

コメント (2)
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