一生分のニリンソウを見た気分です。
前に5月の今頃来たとき まだ花の事あまり知らないで8月のシモツケのピンクのイメージで見た山は 白と黄色ばかり・・・なんて少々不満に思ったことでした。
知らないってこんなもんです。
葉っぱの形から見て ムラサキケマンだと思うんですけれど・・・・
綺麗なムラサキで遠目にも目立ちます。
何だろう?
ここから百間廊下に繋がっている・・・
と言われても 伊吹山に廊下って言えるような場所は無かったよ
これがそうだそうです。
望遠で撮っていないのでわかりにくいですが真ん中の穴の向こうにニリンソウの続く廊下のような広がりがあります。
岩の上に乗って分った景色です。まるで秘密の花園へ入っていくような不思議な空間です。
この辺 ドリーネが多くて知らないで踏み込むと穴の中に落ちて戻って来られないようです。
「何処まで繋がっているか調べた人はいないの?」
「そりゃ無理だよ。 ひょっとしたら関ヶ原の鍾乳洞あたりに出るかもしれない。」
ひぇ~~っ
引っかけて怪我をする事も無いでしょう。
テンニンソウは人気のある花ですが 勢力が強すぎて シモツケソウが育たなくなりました。
夏に「頂上は天国のようだよ」と励まされ登った目に飛び込んだ山頂はピンク色のシモツケで見事なものでした。
頂上のピンクは テンニンソウが混じって色あせてきました。
白く枯れたように見えるのはアカソです。 これもかなり強いものです。 今伊吹山はテンニンソウとアカソでいっぱいです。
頂上までまだあるし、 ここで一仕事ありますから お昼にすることに
とは言え 見ての通り 人がすれ違うのがやっとのような場所 お昼を取るにもちょっと難しい。
こそこそと流し込みます。
斜面を落ちないように気をつけながら歩きます。
ここで守っているのはニッコウキスゲなどの芽
見た目は可愛い鹿ですが最近はその食害に頭を悩ましています。
柔らかくて美味しいのでしょうね?鹿は角を引っかけて網を跳ね上げて柵の中に入って行ってしまうのだとか
網に杭を打ち付けて補強をします。 こんな斜面も慣れてきました。
結構急です。 ジグザグと登ってきますがいつもきついです。
割合近年まで生活の場であったことが不思議です。 暮らしやすいとは思えない。
山頂のやまごやに 頼まれたものがまだ リュックに入っています。
ペグは鹿柵の所で使ったので少し軽くなりましたが まだ 花の図鑑が入っています。 みんなで手分けしてリュックに入れました。
ボッカさんのような力はありませんからね
山小屋へのお使いを済ませたら 西の遊歩道を花を見ながら歩いて行きます。 楽しみです。