Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

万葉ゆかりの地 大和三山 天香具山に登る

2012-02-21 10:12:12 | 山歩き

Sato
時が止まったかのようなのんびりした景色を楽しみながら ゆっくり登って行く。

途中登山道入り口があるが 結果として天香山神社に出るようである。

Kaguyamajinjya
天香山神社

どうしてか具が無い。 でもあまのかぐやまと読むらしい。

ひさかたの あまのかぐやまこのゆうべ かすみたなびく はるたつらしも

はるすぎて なつきにけらししろたえの ころもほしてふ あまのかぐやま

など 意味も分からない子供の頃から耳にしていた詩

山に衣を干すってどういうこと?って思っていたけれど ここに来てみてその光景が目に浮かぶ。

Hahaka
ハハカの木

いばら科の木で にわざくら ウワミズザクラ 金剛桜 かばざくら等の名前があるとか・・・あウワミズザクラなら知っているよ。

この木の皮を使って香具山の牡鹿の骨を焼いて吉凶を占ったのだそうです。

政が占いと一緒だった頃の話ですね?

Shaden小さな神社ですが 舞殿もあって 由緒ある立派な神社です。

この山は特別に神格化されているので すぐお隣が民家であっても 何か聖域を感じます。

Sato2のんびりした歩きです。

少しづつ登っているので 奈良盆地が見えてきます。

Unebienkei後で行く畝傍山が見える 右手にぼんやり見えるフタコブラクダの山は二上山

さて 大和三山のうち 天香久山について面白いことを知りました。 見た目は独立峰(大げさ?)に見えるこの山 実は多武峰から繋がった尾根の一部だというのです。 尾根が浸食に寄って切り離され丘のようになったものだそうです。

それに比べ 耳成と畝傍は死火山だと・・・え~~ 火山? ちょっと驚きです。

香具山だけには天と言う美称がついているのは 伊予国風土記逸文にこの山が空から降ってきたと言う伝承が書かれていたためで 特別な山だと言うことです。


Tozandou
  登山道は 散策路という感じでとても良く整備されています。

Kunitokodatijinjya
階段を根気よく上ってついたところが国常立神社 そして頂上 標高15メートル。

国土形成の神様だそうです。

俗に雨の龍王社と呼ばれていて 雨乞いの神社らしい。

この末社にイザナミ イザナギ神社がある。

日本に初めて生まれた神様だと思ったけれど・・・・・

Tenbou大和には 群山あれど とりよろう天香久山

登りたち 国見をすれば

国原は 煙立つ立つ

海原は 鴎立つ立つ

うまし国そ 蜻蛉島 大和国は

ここから藤原京の様子をチェックしていたのでしょうか? 海無し県に鴎たつのは分からないけれど 大きな池でもあったのでしょうか?


Tozandou2帰りは反対側におります。 畝傍山に向うためです。

歩きやすい登山道をゆっくり降りていきます。

Izanamiあ これが さっきの神社の末社 イザナミ神社のようです。

Tonneru竹藪のトンネルです。

ここを抜けたら すぐに人家に出ました。

Jinka天香久山 振り返りながら先を進みます。

多武峰の一部ってどうしても信じられない。

さて 次は畝傍山 標高199メートル ちょっと頑張らないとね
  

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2 コメント

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hide-san こんにちは (どら)
2012-02-22 12:07:04
hide-san こんにちは
私はあまり慎重に調べ物をしないので 感性だけでものを書いています。 hide-sanのように研究熱心とは違います。
それでもね 奈良はなかなか面白いところなのです。 神代の時代のことは本当でないことはいっぱいあるでしょうが いまに言い伝えられている事に意味を感じます。ここから少し行ったところには飛鳥時代の遺跡も沢山会って見所一杯です。
暖かくなったら是非おでかけください。
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どらさん! (hide-san)
2012-02-21 20:01:09
どらさん!
相変わらずのご活躍。

あまのかぐやまなんて、古い古い時代の神々のお話で、実際に山があるとは知りませんでした。

どらさんがお出でになったところへ行きたい希望がますます膨れます。

続きを楽しみにしています。
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