Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

さすが険しいマッターホルン 高見山Ⅲ

2008-06-13 16:28:00 | 山歩き

ここへ至る道は厳しいと聞いていたので ここまで来たら大丈夫という安心感があったけれど これは間違いだったね。 頂上まで 50分ほど 尾根歩きらしい

道はとても良かった。 良く整備されていて快適だった。 いつも行く手に空が見えていたので 尾根をまっすぐまっすぐ頂上に向かって登っていたと思われる。

Tozandou7 Zoukibayasi

始め右側から それからだんだんに両側に 自然ノキガいっぱいの登山道になる。

リョウブ ネジキ ヒメシャラ ブナ等 等

不思議なトンネルが出来ていて その中を進んでいく。 この景色は大好き。森の特別な場所への入口みたいな気がする。

ここから1キロ強の距離を250メートル上がるのだから 楽なわけないよね。でも所々に 歴史を思わせるエピソード満載で 確認しながら登っていく。

Kunimiiwa 国見岩

説明の標識の前に枝が二本出ていて読みにくいのだけれど 神代の昔神武天皇が熊野 伊勢を経て高見山に登られ この岩によじ登って宇陀方面を見下ろし長髄彦等の敵状視察をした岩だとか。。。。

絶対見えないって

しばらく行くと 息子岩

男の子が欲しかったら左下100メートルの沢の中にある岩に小石をぶつけて当たるかどうかで占ったらしいのだけれど これもどれだか全く分からず。只鬱そうとした沢があるのみ

Yurugiiwa 稜線を登っていくと 揺るぎ岩(五郎宗岩)

多武峰 大職冠 藤原鎌足公

と三度唱えると この岩が揺らぐのだそうで やってみようかと思ったけれどとんでもないことになったら大変と 諦めた。 良い子にしていたからしばらくは安泰だね

しかし 鈴鹿の国見尾根だったかな?あそこの揺るぎ岩の方がいまにも動きそうだけれど・・・・

Tozandou8 緑の中をさらに進むけれど 一体いつに・・・?きつさはなくなったけれど 長い。 いつ果てるやらと思うと 心配になる。

すれ違う人 もう少しだから頑張って

はい 頑張ります。

Ginryousou あっ 銀チャン発見

スポットライト浴びて独りぼっちのギンチャン

じつはいままでも何度も出会っていた。 只地面の中からぎんぎんに鈍く光っているだけで しらないとこれがギンリョウソウとは分からなかっただろう。

ギンちゃんの赤ちゃんだったので そっとしておいた。

Tozandou10

こういう道好きなんだよね

どこまでもどこまでも垣根のような緑が続いている。その光と影のコントラストが好き。 山の上にいることを忘れてしまう。

ここを通り過ぎると 右の方に樹木の切り払われた展望岩がある。人が一人立てるぐらいだけれど もちろん行ってみる。

おお 綺麗な山並みだ~

笛吹き岩

高見山の開祖上人が日夜 この岩頭にて笛を吹いていると 谷から雌雄の大蛇が駆け上がってきて陶然として聞き入ったとの言い伝えがある。

想像するになかなか良い景色だけれど 大蛇がねぇ ちょっと。。。

Yoroikabuto まだかかりますか?

もうちょっとだから頑張って・・・・

ふー また同じ答え。

左側が少し開けてくる。 おぉ 樹間に見えるのは曽爾高原へ行く途中にある 鎧 兜の両山ではありませんか?

曽爾に行くとき 見上げるようなそり立ったおもしろい形の山を何度もみていた。あんなに小さく見えるよ。

Cyoujyoutikasi その後も何度も訪ねてしまった。

あとどのくらい?

やがて 行く手に避難小屋の展望台が少し見えて人の声がする。 あ 着いた-

上から「着いたねー ゆっくりしてご飯食べて」

と知らないおじさん。 ありがとう

通り道のような頂上だけれど 360度の展望。 避難小屋に登る前に まずお参り

Jinnjya

霊峰高見山とあり その横に万上大臣なる人の歌がある。由緒ありそうな神社だね。 エピソードもずいぶん昔にさかのぼるようだし

今調べたら神武天皇東征の案内をしたと言われる八咫烏賀茂建角身命(やたがらすかもたけつのみこと)が祀られているらしい。八咫烏? Jリーグのキャラクターになっているカラスだよね? 足が三本あるというカラスだよね?八咫烏は神様なんだ~

その裏に続きの道がある。これをひたすら行くといつかは大台ヶ原のほうに行くらしい。

曽爾高原方面が本当によく分かる。

兜 鎧はもとより あのすすが原で綺麗だった高原は緑の草に覆われていて倶留尊 古光山などがはっきり分かる。 前に泊まった曽爾少年自然の家は 赤い屋根が可愛い。

Soni

Oodaihoumen

行ったことがある山が分かるのはうれしいね。

三角点は二等三角点。 しかしここでの展望はすばらしい。 避難小屋上の展望台に登って軽くお昼を食べる。

その間も目は 山の稜線を追っている。 迷岳 薊岳等台高北部 それに続く大普賢岳 山上ケ岳 大天井 あこがれの大峰山系だよ

Yosinohoumen

宇宙皇子の話の舞台になった葛城 金剛山も見えるらしい。行ったことあるけれど 分からず。残念。

さて 帰りは遅れるわけにはいかない。 下りは膝の悪い私にきついといえばきついけれど 体力はそうはいらない。 転ばないようにさえ気を付けたら 問題なくいけるでしょう。

タイムアップ間近 お昼もそこそこにして 下山を始める。

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姿の美しい山はきつい 高見山Ⅱ

2008-06-13 14:51:00 | 山歩き

小峠から 乳岩分岐まではきついよ と聞いていた。 沢からの道に出会う乳岩まで1キロほどしかないのに200メートルも登っていく。 20分ぐらいと聞いていたので頑張る 頑張るしかない。

道路を隔てた鳥居をくぐり登っていく。Kotougetirii

Toriikaidan おやおや 早くもこれですか?20分はかなりきつそうです。

Hana3

Tozandou6 前を行く人が どんどん高くなる。 その姿を見ていると気が滅入るよ。

どうにか付いて行こうとするのだけれど 足が付いてこない 

はぁはぁ 言いながらどんどん遅れていく私。 最近人と歩くことが少なくなったからだろうか? わがままが出てますますマイペースになってくる。

そうはいっても乳岩分岐まで行かないと 脱落も出来ない。

くそっ 負けるもんか

Midori 時々 美しい緑が目を楽しませてくれる。

振り返って見ると かなり急な登りであることがよく分かる。

Kyuuto

先を行っていたおじさんが どんどん遅くなる私を心配してくれたのかしら?

突然上の方で声がすると思ったら 上の方で見下ろしながら何か言っていた。峠が近いのかもしれない。

鎖の取り付けてある岩の上を(鎖いらないと思うけれど)過ぎたら 木の肌を削って 藪野山の表示が・・・・

あらら 木削っちゃって良いのかなぁ?

Yabunoyama

地図で見ると確かに 乳岩分岐手前が一つのピークになっている。 高さは分からないけれど 峠が1030メートルなので そのぐらいか?

やってきました乳岩 沢の中にある二つの岩が乳のようだと言うことで付いた名前 でもうっそうとしていてみえませーん。

ここから沢の方へ降りていくと平野に出るらしい。 帰りはこちらに降りていくので ここから頂上まではピストンになる。 「自信のない人はここで降りてください。」

時間をみる。 まだ40分ほど余裕がある。 40分しかと言うべきかもしれないけれど ここで引き返しちゃぁねぇ  いけるところまで行こう。  

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関西のマッターホルン。。。? 高見山Ⅰ

2008-06-13 12:32:00 | 山歩き

初めて聞く名前の山だった。 名鉄バスハイクのメニューを見ていてハタと考えた。 関西のマッターホルンと書かれている。

マッターホルン よく考えたらこの山のことをよく知らないから 関西のマッターホルンもどんな山か想像が出来ない。 岩場が続くのだろうか? 厳しい山なのだろうか? 標高差800メートル? うーんまああるわねぇ。山渓のランクでは一つ星 なーんだ私にも行けそうじゃん

というわけで 朝8時 名古屋のバスセンター出発。

Soni

高見山 大台ヶ原から繋がっている台高山脈の一つなんだって 大台の台 高見山の高 なるほど とすると今日は吉野のお山の方に行くんだね。 まだ具体的には曖昧。

曽爾高原や 吉野 大峰山方向がみられるらしい。360度ビューとも言われた。

うん そうとなればわくわくだね。

曽爾高原へ向かうと思いきや途中で右方向にくねくね上がっていって東吉野の方向に・・・これは私の未踏の地だなぁ。

ふと ネット仲間のやんさんのことを思い出した。 この辺のお家なんじゃないの?でご挨拶のメールを書き出す。送ろうと思ったとたん けんが~い あらら

高見山登山口バス停でバスを降りて登っていく。 頂上まで行ったら乳岩分岐から沢の方に降りていって村営たかすみの湯をめざす。 これはバスハイクの良いところ。縦走が簡単にできる。

立派なお宅のすぐ脇を登っていく。この道は紀州街道(旧伊勢南街道)と言うらしい。しかもこの道紀州候の参勤交代に使われていた道なんだって。 お世辞にも街道とは言えないようなせまい道で昔の人々がこの山を往来していたことがにわかには信じがたい。ましてや駕籠を担いでねぇ?

Tozannguti

ごめんなさいよ~ ってかんじだよ。一応階段分かれているけれどね

Yukinosita 雪の下の花が可愛らしく咲いている。 昔はこの花の葉っぱを天ぷらにしたものだったけれど・・・

すぐに民家を見下ろす高さまで登り 少しジグザグ行くとすぐに尾根と思われる一本道に出る。

近畿自然歩道らしい

TozanndouIsidatami すぐに右側が明るくなって尾根に出たことが分かる。 道の両側はコアジサイと ウツギ

良い香りが漂っている。

お天気が良く 今日の予想最高気温は30度。 どうなる事やら・・・と思ったけれど 風がさやさや ありがたい。

Koajisai Syumokumatu 撞木松

昔からここにあって 撞木に似ているからこう呼ばれていたそうで・・・

撞木ってなんだ?

お寺の鐘を叩くあのでっかい棒のことらしい

なるほどまっすぐで ズドンとした松ですこと

Nigana Tenbou1

古市跡 紀州 大和 伊勢の人々が集まって ここで米 魚 塩 その他の取引が行われたという。 やっぱりとても大事な道だったんだ。 それにしても皆さん健脚だこと。

Furuiti 広場と言うよりは只道が繋がっているだけで ここで市が立っていたとは思いにくい。 標識がなかったら 誰がいにしえの往来を想像するだろうか?

Kiitigo

ひどくぼけた画像で失礼。 この山歩きはデザート付き。

前に歩く人が 木に手をやっては何かを取っている。黄色い粒だと分かったのは 訪ねたから。

キイチゴだよ 甘いから食べてごらん。

黄いちごなのか 木イチゴなのかよく分からないけれど 黄色い丸いつぶつぶが木にぶら下がっている。 一つもらってためらいながらも食べてみる。 甘い 確かに甘い。 いちごの酸味は全くなく 只甘かった。好みの話になるけど いちごの味はしなかった。

Koajisai2Tenbou2 しばらく 尾根歩きを楽しんでいたけれど 道は再び 樹林帯に入り 時々は 掘り割りのような えぐれた道を歩くようになる。 

まだまだ傾斜は緩い。

Tozandou2 Tozandou3

雲母曲(きららひじ)に出る。 雲母? 曲?

どの言葉もイメージの湧かない 通過点だった。

Hana1  Hana2

なんだろう この道はこんな葉っぱが目立つ。 三枚必ずセットになっている笹のような里芋のような葉っぱ つるではない

斑入りのユキザサの様な葉っぱ いずれも花が咲いていないし よく分からない。

雲母曲を越えると道は 広い登山道になり やがて小峠につく。

Tozandou4 Tozandou5

Kotouge

小峠 車でも来れるんだ。 あれれ

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キヌガサソウの秘密 籾糠山 カラ谷

2008-06-10 21:47:06 | 山歩き

ひっくり返りそうな登りは 下りにも注意が必要な訳で 疲れてかかとを引っかけそうな危なっかしさを感じながら慎重に降りる。

すっかり降りたところに 監視員さんがいらしてて「時間があったら 休んでいきないよ」と

おもしろい話をたくさん聞かせていただいたのだけれど その中で特に私たちを虜にしてしまった話があった。それがキヌガサソウの秘密。

カラ谷にそれが見られるところがある。 カラ谷からだと1時間ほど 木平湿原からだと1時間半ぐらいで最初の分岐に出るらしいので 今回はキヌガサソウの秘密が見られるカラ谷で下る。

ブナ探勝路の分岐を右にとってすぐにこの道を登りに使わなかったことを感謝。頂上への道と変わらないぐらいきつい道だったもの。

大阪からの団体さんを見送って(こんな時間から登るとは よほど健脚なんだね)木平の分岐を左に取ると沢の音が気持ちよく聞こえてくる。

Sawa2 おお 綺麗な水の中にリュウキンカが咲いている。清涼感たっぷり。

ヒーリング効果もたっぷりの沢

Momijigasa あ ヤブレガサ~といいたいけれど これはモミジガサらしい。

ヤブレガサユーモラスで好きなんだけれど 彼は毛むくじゃらだし 本当に破れた傘みたいにだらしなく下がっている。

どこかにないかな?

Charumerusou

どうしても後ろにピントが合ってしまってぼけぼけ

チャルメルソウ

沢のあちこちにあったけれど まともな写真ない。はらり~らら ぱらり~らら ♪

さて沢を左から右へ横切ろうとしたときのこと 水量が多くてどこを渡って良いのか分からない。もしも足を踏み外してもぐしょぐしょになるだけの話だけれど。。。

苦労して渡って登っていったら あらら? 登山道が下の方に 間違ったようだよ。斜面を木をかき分けて降りる。そのとたんピーちゃんが「ぎゃ~っ」と叫んでいる。

あったのです あったのです あったのです。キヌガサソウの秘密が。

Kinugasasou3 こうもり傘が立っている。 上手にたたんだまま

Kinugasasou4 ほらほら すこしずつ傘を開いているよ。

こびとさん見えない? 妖精が一所懸命傘開いているの見えない? ねじった傘を すこしづつ開いているよ。

バーン まだ小さいけれど 開いたよ~

Kinugasagunraku そしてキヌガサソウの大群落 いや~ すごい

こんなにたくさんのキヌガサソウが見られるとは。。。

キヌガサソウは花びらの数と葉っぱの数が一緒なんだって。ここの花はまだ若いので7-8枚しかないけれど 大人になると葉っぱも花も10枚とかになるんだって

なんだかわくわくする話だよ

Kikuzakiitige3 色が美しく撮れたキクザキイチゲ

この辺りはキクザキイチゲもミヤマカタバミもいっぱい

Sankayougunraku サンカヨウの群落 何度見てもすごい

下の方で イチゲも フッキソウも 手を振っているけれど 影に隠れて・・・・

Nirinsou2 美人のニリンソウならぬサンリンソウ

Katura

カツラ門

緑のまっただ中 大きな大きなカツラの木は 一体何年この森を守ってきたんだろうね?

ピーちゃんはここでいつまでも寝ていたいそうな

でもわかるよ 本当に緑が深い美しい場所だもの。

Katuramon

花もほぼ見尽くして 緑の中を降りていく。カツラ門はカラ谷のほぼ真ん中

まだまだ緑の中だよ。

分岐近くに降りてきたとき斜面に ザゼンソウ発見

Zazensou

ちょっとご機嫌斜めのザゼンソウは後ろ向いていて 中がのぞけない。 斜面によじ登るわけにもいかなくて そっぽ向いたままの撮影になりました。

天生湿原に戻って 今度は反対回りに帰る。そこでもう一つザゼンソウを発見。 歩いても歩いても花の途切れない山 緑の美しい山 優しい山 すっかり虜になってしばらくはうなされたように籾糠 籾糠って言っていたのです。

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頂上へ続く花 籾糠山

2008-06-10 20:05:53 | 山歩き

すばらしいブナ林を通って頂上へ向かう。 階段が続く。 パンフレットに急と書いてあったけれど 見るものが一杯で今のところ気にならない。

Kaidan Yukizasa2

ユキザサのまとまり。もう少しで満開になるかしら? 何も木の根っこの狭いところで咲かなくても。。。

でも 元気いっぱい

Hotaru あら? ひょっとして 蛍?

幼いときに 遊びに行くとひょうと捕まえて見せてくれたおばさんの手を思い出す。

あの手の中にはこんな虫が入っていた。

Tukubanesou2 ありました。六枚葉のツクバネソウ。

前に 岐阜の大日岳の尾根にいっぱいあって 連れて行ってくれたキャプテンが「大発見かもしれん」と大騒ぎをしていた。 その後六枚葉のツクバネソウがあることを知る。 残念だったね キャプテン

しかしあとで思うにこの花がしっかり開いたらひょっとしたらクルマバツクバネソウになるのではないか?と少し心配になる。 どっちだろう?

Nemagari 細くて枝の広がる木は雪の重みで枝がたわんでしまう。それでも春が来ると負けるもんかと 枝をまっすぐに立て直す。 

笹の葉も雪の中でくしゃくしゃに折れ曲がっていたのが伸びたらしい。折り跡が付いている。

みんな頑張っている。

Sankayou4雪渓を(大げさか?)こえてさらに行くと立派なサンカヨウが お腹いっぱいにサンカヨウ見たと思ったけれど 立派だったり 美しかったりすると つい立ち止まって見惚れてしまう。

分かるかなぁ? 右のしたには 小さなサンカヨウがいっぱい 

Miyamakatabamiひっくり返りそうなきつい急登を行く。 あえぎながらため息。 低く見えるのに どうしてこんなに・・・

そんな私を慰めてくれるのは ミヤマカタバミ。山ではほとんどしたを向いて顔見せてくれないんだけれど しっかり上向いて 可愛らしい姿を見せてくれる。

もう少しだよ 頑張れ

Murasakiyasio 空が一気に近くなった。

遠くの山も見え始める。 左は木平湿原の方向か? 北アルプスは見えなかったけれど 緑の織りなす様は美しい。

Situgenenbou

こぶりのムラサキヤシオが咲いている。 鮮やかに色を添える。

Iwanasi イワナシ

かねてからどうして梨でもないのにナシのなまえが付いているのか不思議だった。

先日思いついて父にこの山の写真を印刷して持って行った。もう歩けない父にふるさとの山の写真を見せたかったし それでまた墨絵を描きたいと思ってくれたら元気が出るし・・・

そんなことを思って持って行ったのだけれど このイワナシを見て 父と母が「昔よく食べたなぁ」と え~っ イワナシって食べられるの?実はどこに? 何でも岩の上に這うように咲いているイワナシ 下の方を探ると小さな実があるらしくて 良くそれを食べたと言うのだった。 美味しいらしい。

それで謎が解けた。自然がくれた山のごちそうだったんだね?

頂上は 虫が一杯で 木が真っ黒になるくらい群舞している。 私なんかは呼吸と一緒に雪虫のような虫を呼吸器に入れてしまい 咳き込んで出そうにもでなくて しばらく七転八倒

これじゃぁね というわけで 下山を開始する。

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