Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

花博士と歩く 新城の里山Ⅳ

2009-11-20 22:31:07 | 山歩き

上って行くにつれて でるわ でるわ センブリの群生 斜面は真っ白

Bさんは白いセンブリがお好きとの事。 私は今は青いセンブリが珍しく 青に軍配。

Sirosenburi Gunraku

稜線に近づくに連れてまた花が増えてくる。

ヤマラッキョウ

センブリ

そして待ってました~

ついに美人の竜胆にあいました~

Rindou3 Sirosenburi2

しつこく白センブリ

なかの線もはっきり見えるね。

吉祥山と本宮山がくっきりと見える。 本宮山 でっかくて良い山だね。 最近 登っていないな。私の原点は石巻や 本宮山にあるはずなのに。。。

道を巻くようにして稜線に着くと ここでお昼休憩。

反対側には浜名湖  富士山は。。。 見えない。

Hamanako

今日は 頂上には登らないであかっぱげまで行きましょう。

あかっぱげ? 

ああ 私が付けた名前です。 赤土の開けた場所なので。 ああ なるほど あかっぱげ

Onearuki 気持ちの良い尾根歩きが始まる。

今日も良い天気  まだまだ 花が見られるという。

本当に驚き こんな小さな山に 数え切れない花があふれている。

Aozora

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花博士と歩く 新城の里山Ⅲ

2009-11-20 22:03:04 | 山歩き

林道へでてから稜線に向かってゆっくり歩いていく。 道ばたには お日様が当たるのを待っている竜胆。

Rindou 「まだ咲いていないねぇ」

暑くなったのでダウンをしまおうとしたらBさん「まだ着ていてください。 これから藪こぎをします。」 はぁ そうですか

何でも竜胆が咲いていそうな場所があるんだとか。 よし 行きましょう。 わさわさ わさわさ サルトリイバラ痛いよ。

おやおや開けた場所にいきなり出たと思ったら センブリ君が

そしてここのセンブリは白いよ。

Senburi2 青い小さな蘂は 節分草にも似ている。

何と可愛らしい花!

桔梗はね 残念ながらまだ咲いていない。 もう少し日が当たれば。。。 もっと上に期待しよう。

稜線に登る登山道に入る。 入口には 美しいヒヨドリバナ。

Hiyodoribana  Azami

今度は左に藪漕ぎ

木の枝を避けながらわっせわっせ 何処へ行っちゃう事やら

ついたところは小さな小さな湿原。

あ 耳かき草だ

あんまり小さくて みてもらっても分らないだろうな?

それでも 懲りないで 載せてみるね

Mimikakigusapink Mimikakigusayellow

名前の通り耳掛けのような小さな小さな花で なかなかピントあやしない。

耳かき草をごんぎつねの森で見たことあるが 花の色がいろいろあるとは知らなかった。 

元の林道に戻り 歩き出す。 

あ 林道だ  竜胆だ  今度は咲いているよ。 ちょっとへたくそで何か色悪いけど。

Rindou2 Ryuunougiku

まん丸い花びらの菊

竜脳菊だそうな 名前しか聞いた事が無くて菊ときたら みんな一緒に見えていたけれど 今度はしっかり覚えたよ。 丸っこい花びら

決め手は葉っぱの匂い

摘んで揉んでみると 線香の匂いがするんです。 と言われたけれど 私には線香と言うより とても質の良いお香の匂いに思えた。 大好き 竜脳菊。

ナンバンギセルをみた事が無いと言ったら 絶対見せてあげる自信があります。 と言われた。 ありました。 それは もう盛りを過ぎていて みるも無残な姿をしていたけれど 紛れも無くナンバンギセル。 来年ここに来たら・・・

Nanbangisru ナンバンギセルは 薄に寄生すると聞いていたので ちょっと思いがけない対面でした。

さて 今度こそ稜線まで登って行くよ

お日様も出てきたし 楽しみだね。 

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花博士と歩く 新城の里山Ⅱ

2009-11-15 13:31:05 | 山歩き

オケラは今日の目玉の花だった。 今までオケラというとコオロギのような昆虫しかしら無かったのでネットでみた時にはそのおもしろい姿にすっかり取り憑かれてしまった。

萼と思っていたのは包葉と言うらしいのだけれど 魚の骨をかき集めてくっつけたような様子。その先に薊に似た花がついている。ユーモラスといえばユーモラスだけれど 口では言い表せない枯れた気高さのような物を感じていた。

「この先に オケラがあります。 遅くないと良いのだけれど...」向かった先は比丘尼城址の方向。 歩く人がいないのだろうか? ひどい草むらで 足下は昨日の雨でとても滑りやすくなっている。かつてシライトソウ見たさにドキドキしながら歩いていた事がウソのよう。 蛇怖さに普通は1人では歩けない。。。そんな道になっていた。

Okera 雌雄異株だそうなので 私が虜になったのは雌株と言う事になる。 花は少し終わりかけらしいけれど やっぱり包葉のおもしろさはしっかり残っている。

知らなかったけれどこの植物はお屠蘇などにも使われる漢方薬だとか 香りが良いそうで 残念ながらその香りを嗅いで変える事は出来なかった。

Kouyabouki オケラによく似ているけれど全然違うコウヤボウキ  しかも大群生していた。 ここだけでも立派な箒が出来そう。

Kirinsouアキノキリンソウがまだけなげに花を咲かせていた。

その姿をきちんと残してやれない私って。。。何処までもぼけている。

Yabu  ひえ~~っ こんな藪をかき分けかき分け行くですぅ・・・

1人では絶対出来ない。Bさんという心強い道先案内人がいるからね。私も勇気がでるよ。

Sakuranosono 地元の高校の演習林があってもの凄い数と種類の桜が植えられている。 桜の園

四季桜か 狂い咲きか・・・

いずれにしても秋の桜はあまり好きでは無い。 やっぱり桜は寒さに耐えて 一斉に咲き出す春の方が みる物にも感動を与える。そんな気がしている。

Yamahakka 藪をかき分け林道に辿り着いた。斜面に一面のヤマハッカが・・・ この花どうしてこんなに撮すのが難しいのだろうね?

登山道と言うより林道に戻ってここから稜線に向かってゆっくり登って行く。

しかし 何度も何度も秘密の花園に藪こぎを続けて寄り道をするのです。 

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花博士と歩く 新城の里山Ⅰ

2009-11-15 01:22:05 | 山歩き

ネットのお友達で隣町に住むBさん 実に花に詳しく かと言って小難しい話でこちらを萎縮させるでもなく 楽しく花を語れる花博士。

ネットで登場した花があまりに可愛らしくて しかも私は実際にみた事が無い花ばかりで 「○○山行った事無いな。 今からでも間に合うかな?」 何てぼそっと書き込んだら「連れて行く覚悟があります。」とのこと  覚悟? 覚悟って 私を連れて行くって覚悟がいるの?等と あまり深く考えていなかった。 花は見たかった。 なんとかみたいものだと思っていた。

やがて それは「一緒に行こうよ。」と言ってくださっているのだと感じ始め 花巡りの山歩きに同行をお願いする。

これが 想像以上にたくさんの花に出会い 有頂天の一日になった。 本当に有り難く楽しい一日だった。

朝早くに家まで向かえに来てもらったので現地に朝早くに到着。辺りを見回して???ここはみた事ある景色だね。 早々比丘尼城址から降りてきて通った事がある場所だよ。 へ~っ B山の大事にしていた花の山は 私が時々行っていた山のすぐ隣だったんだ。

車を駐めたら あらら もう花がいっぱい。

Ominaesi 「この中にオミナエシがあるけど 分りますか?」

え~~っ 分らないよ ギブアップした私に指さして教えてくれたのは 小さな小さなオミナエシ

あまり小さくて ピントあわず。 みすばらしいオミナエシになってしまったけれど・・・

Yamarakkyou ああ ヤマラッキョウではないの? 何て可愛らしい花なんでしょう!

これは私がみたかった花。ネットではみた事あっても本物は初めて。 昨日の雨を宝石に変えて 可愛らしくも気高い。 嬉しい。

Waremokou 背丈20センチほどしかない吾亦紅も

Shajin ツリガネニンジンも なかなか美しい。この子はどうしてこんな長い蘂を持っているんだろうね?

駐車場で靴を履き替えるだけでこんなに花に出会うと先に進めないよ。 下手すぎて歿になったヤマハッカも

こりゃ先に進めないワン と言うわけで 斜面をがっしがっしとよじ登って 登山道に出る。

そうそう 比丘尼城址の山から下りてきたときにこの場所通ったよ。

ここは蛇紋岩地と言う事で 特殊なのかいろんな花が咲いている。 ついでに言うなら土地はとてもやせているらしく どの花もとても小さい。

Yanaginogiku2_2 柳野菊 初めて聞く名前だ。 何処が柳かというと 花は長い長い柳のような茎の上に咲いていてゆらゆらしている。 不思議な様子に もっと不思議な話を聞く。

「この花は この辺と 高知県に隔離分布しているんです。」??? どうやって広がったのだろう? 高知県とここだけ 花に問いかけてみたいよ

Murasakisenburi でました~

ムラサキセンブリ

白いセンブリを知っていたけれど ムラサキはBさんの写真で見て是非見て見たいと思っていた。 ムラサキって 神秘的で 高貴な感じするでしょ? 茎までムラサキなんだよ。 それに花びらにもムラサキの線が入っている。

Sarutoriibara なかなか綺麗な色のサルトリイバラの実。 宝石のように輝いていた。

実はこのサルトリイバラにずっと行く手を遮られて苦労する事になるんだけれど。

あろう事か この日はダウンを着ていたしね。 引っかけるか。。。と思っていたけれど そのうちに面倒になって 破れたら破れたときだよ。。。と開き直って

Soyogo 背丈の小さなソヨゴがあった。 揺すると 赤い実がぱらぱらと音を立てる。

Tenbou1 たいして登っていないのだけれど 目をあげれば 吉祥山 本宮山の勇姿が

その回りに里が広がっている。

ここまででも大満足の花探しだったけれど 「次はオケラに会いに行きましょう。」の声に あ そうだそうだ

あの不思議な萼を持つオケラをみたかったのだと 思い出した。

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関ヶ原合戦の舞台 南宮山を歩くⅡ

2009-11-14 00:46:43 | 山歩き

Noubiheiya 展望地から見る濃尾平野は とても広く この日は霞んでいたけれど 名古屋のツインタワーも見えた。

と言う事は 昔はこの山に登っているだけで 下界の動きが見えたかもしれないな と思った。

今より空気も澄んでいただろうから 大人数で移動すればすぐに見えてしまう。 山城の存在をかねがね不思議に思っていた。 何かあったときに逃げるのに不利だろうと思っていたから

Fujinzu この展望地は 毛利秀元の陣跡だった。

布陣図が書かれている。

先ほどの安国寺氏の陣は山の下。 上から見下ろす形で 毛利秀元の陣

したに吉川のの陣 安国寺は吉川の裏切りによって敗戦したとあったが 毛利氏は吉川氏に押しとどめられて闘う事が出来なかったらしい。

そのときの逸話 宰相殿のから弁当 は進退に窮した秀元が兵糧を使うまねをさせたと言う事で生まれた話し。 

大阪城に戻った秀元は徹底抗戦を訴えるが聞き入れられず 大幅な減俸

まだ良い方なんだろうな

この地図を見ていると 日本中の武将が集まっているも 本当に闘っているのは 中心にいる 僅かのグループに見えてくる。 豊臣のためと言う名分で始まった闘いに みんなが様子見をしていたように見える。 哀れ石田三成

それにしても ここは下界をみるには良いけれど 少々高すぎないかい? 小一時間かかったよ

しかも 目の前に広がるのは関ヶ原ではなくて養老山脈 濃尾平野  闘いは後の関ヶ原で行われていた。

そんな事を考えながらのんびりした時間を過ごし 今度は周回コースで帰る事にする。 途中までは一緒。 スニーカーで来ているので 下り道が心配。

Kudari さほどきつい道では無いのだけれど やはりすべる。 登山靴でしか歩いた事が無いので 怖い 怖い。 ずりっ ずりっ

足下で小石が転がる。

あ 何かごそごそしていると思ったら 「しかだ~」

まず一匹 こちらをじっと見ている。 じっとしていたら 二匹目が。。。 と思ったら次々と仲間が現れる。 おやおや ファミリーですか。 長い事にらみ合いをしていたけれど やがてしかの方から 移動し始めた。

ここにもこんなにたくさんの鹿がいる。

Kudari2

ジオンさん 早~い

みるみる降りて行ってしまった。どちらかと言うと この道は使われる事が少ないらしく 少々荒れ気味。

滑らないように緊張しながらも 奥社の上までさほど時間はかからなかった。

おまけだけれど 南宮山には 椿がたくさん植えられている。 木の札に名前が書き込まれて 奉納されている

どうして?

明治維新の神仏分離まで ここに薬師堂があってあらゆる病気を治すと言われるお薬師様が祀られていたのだと。。。お薬師様と並んで眠り神が祀られていたらしいのだけれど

眠り神? ちょっと聞くと 何だかお迎えが来るのを待っているような名前で。。。「私眠り神に取付かれているみたいで 眠くて眠くて仕方ないのよ。」 

「寝る子は育つ。って言う意味らしいよ。」 な~んだ 幼児健育の守護神か  私の眠り神は やっぱりお迎え近しの 神様かなぁ?

思いがけず 山登りが楽しめた私はジオンさんに感謝しながらJRの乗客になった。 う~ん充実した一日じゃった。 ありがとう

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