このところ1ドルが88円台から89円台で推移している。
1ドルが90円を切るとどうも落ち着かない。
なんとか手持ちの資金をドルに替えなければという強迫観念に駆られるのだ。
500円玉貯金箱を覗く。
18,500円也。
まだわずか。
ささやかだがビニール袋に移し変え、
握りしめていざ銀行へ。
オットその前に、最新のレートをPCでチェック!
一般銀行の換算レートは手数料込み(3円も上乗せする)の92円くらいだろう、と目星をつけたところで銀行へ駈け込む。
「すいませ~ん、円をアメリカドルに替えたいのですが、
レートはいくらですか?」
慌てふためくオバチャン銀行員。
「エト、エト、エト、チョッとお待ちくだシェイ」
待たされること約7~8分。
「ハイ、90円28シェンです。いくらお取り換えいたしましょうか?」
「ェッ? ホントですか? 100ドル変えようと思ったんですけど」
耳を疑うボクに、オバチャンはにこやかに「ハイ」と答える。
デモ笑顔がひきつり気味。
「マジで? 92円くらいかと思ったけど、
90円だったら200ドルにしとこーかな~(ルンルン)」
「そうしましたら、18,056円です。
こちらにお名前、ご住所をお書き願えますか?」
と書類をくれた。
まるで測ったように手持ちの500円玉とほぼピッタリじゃん、ハイ!
ボクは、18,500円分の500円玉が入ったビニール袋を書き終えた書類と共に、ドッカトカウンターの上に乗せた。
途端、
「ア、スイマセン、紙を間違えました、こちらにもう一度書いてもらっていいですか?」
ハ~!?
拍子抜けしながらも、ボクはまた一から書き直した。
「大丈夫かいな、このオバチャン」と思いながら。
ジャラジャラジャラジャラ、
コイン読み取り機で確認したオバチャンは、
「ハイ、18,500円確かにお預かりいたしました」
と言って、カウンターの向こうに消えた。
30分が経った。
チョッと長いんじゃな~い、オスギ、コスギ、待たせスギー、
と思ったボクは、
「アノー、まだですか!」 と声をかけた。
オバチャンが小走りに、ドル札の入った袋と計算書を持って申し訳なさそうに出てきた。
「お待たせして申し訳ございませんでした」
チョッと切れかかっていたボクも、ヤット帰れそうなので怒りを納めた。
「ア、それから、
すいませんけど、今日のレートが92円28シェンでしたので、
少し足りないのですが…」
「ナ、ナニ~ィ~!!」
切れた。
完全に、ブチ切れた。
「返せ、返せ! 金返せ~!!」
一瞬にして銀行内が氷付くのが分かった。
行員も、居合わせたお客さんも。
まるで銀行強盗でも入ったかのように、全員が視線を僕に向けて身構えているようだった。
「ザケンジャネーヨ!
だから言っただろー!
92円じゃないのって!」(怒り)
「申し訳ございまシェンです」(ペコペコ)
30分も40分も貴重な時間を無駄にして!
もういいから、金返シェー!
「アノー、全部500円玉で?」
数えてる暇ないから、紙幣でいいに決まってるだろ!
ブチ、ブチ、ブチ、ブチ!!!
田舎銀行の顛末、
これが今の日本経済の現状かも。
1ドルが90円を切るとどうも落ち着かない。
なんとか手持ちの資金をドルに替えなければという強迫観念に駆られるのだ。
500円玉貯金箱を覗く。
18,500円也。
まだわずか。
ささやかだがビニール袋に移し変え、
握りしめていざ銀行へ。
オットその前に、最新のレートをPCでチェック!
一般銀行の換算レートは手数料込み(3円も上乗せする)の92円くらいだろう、と目星をつけたところで銀行へ駈け込む。
「すいませ~ん、円をアメリカドルに替えたいのですが、
レートはいくらですか?」
慌てふためくオバチャン銀行員。
「エト、エト、エト、チョッとお待ちくだシェイ」
待たされること約7~8分。
「ハイ、90円28シェンです。いくらお取り換えいたしましょうか?」
「ェッ? ホントですか? 100ドル変えようと思ったんですけど」
耳を疑うボクに、オバチャンはにこやかに「ハイ」と答える。
デモ笑顔がひきつり気味。
「マジで? 92円くらいかと思ったけど、
90円だったら200ドルにしとこーかな~(ルンルン)」
「そうしましたら、18,056円です。
こちらにお名前、ご住所をお書き願えますか?」
と書類をくれた。
まるで測ったように手持ちの500円玉とほぼピッタリじゃん、ハイ!
ボクは、18,500円分の500円玉が入ったビニール袋を書き終えた書類と共に、ドッカトカウンターの上に乗せた。
途端、
「ア、スイマセン、紙を間違えました、こちらにもう一度書いてもらっていいですか?」
ハ~!?
拍子抜けしながらも、ボクはまた一から書き直した。
「大丈夫かいな、このオバチャン」と思いながら。
ジャラジャラジャラジャラ、
コイン読み取り機で確認したオバチャンは、
「ハイ、18,500円確かにお預かりいたしました」
と言って、カウンターの向こうに消えた。
30分が経った。
チョッと長いんじゃな~い、オスギ、コスギ、待たせスギー、
と思ったボクは、
「アノー、まだですか!」 と声をかけた。
オバチャンが小走りに、ドル札の入った袋と計算書を持って申し訳なさそうに出てきた。
「お待たせして申し訳ございませんでした」
チョッと切れかかっていたボクも、ヤット帰れそうなので怒りを納めた。
「ア、それから、
すいませんけど、今日のレートが92円28シェンでしたので、
少し足りないのですが…」
「ナ、ナニ~ィ~!!」
切れた。
完全に、ブチ切れた。
「返せ、返せ! 金返せ~!!」
一瞬にして銀行内が氷付くのが分かった。
行員も、居合わせたお客さんも。
まるで銀行強盗でも入ったかのように、全員が視線を僕に向けて身構えているようだった。
「ザケンジャネーヨ!
だから言っただろー!
92円じゃないのって!」(怒り)
「申し訳ございまシェンです」(ペコペコ)
30分も40分も貴重な時間を無駄にして!
もういいから、金返シェー!
「アノー、全部500円玉で?」
数えてる暇ないから、紙幣でいいに決まってるだろ!
ブチ、ブチ、ブチ、ブチ!!!
田舎銀行の顛末、
これが今の日本経済の現状かも。