世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ベトナムに帰ってきた

2013年11月02日 | 
昨夜、シンガポールからベトナムに戻った。

なぜかホッとする。


今回はハノイをスルーし、国内線でその日のうちに中部の町、フエまで来てしまった。


当初予定していなかった行動だ。


古都フエは、日本で言えば京都に当たるが、海辺のリゾート地でもある。

9月に、友人の結婚式で来たばかりの町だ。


ここでのミッションは3つほど。

どこまでこなせるかは相手の都合もあるので分からないが

焦らずボチボチいこう。


今回の旅も10日が過ぎ、疲れがたまってきている。

思いっきりリゾート気分も味わいたいところだ。



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さて、シンガポールの印象を期しておこう。

かなりボクの想像していたシンガポールと違っていた。


① まず、ゴミひとつ落ちていない綺麗な国だということ。

唾を吐いても逮捕されるような。

実際ガムを吐き捨てたが(ベトナムでの癖?)何事も起きなかった。


綺麗は綺麗だが清潔さは、まあ、東京とあまり変わらない。

ゴミが落ちているところは落ちている。


シンボルのマーライオンだが、小さい。

それもそのはず、本物は何やら修復中だった。





② シンガポールはファイナンシャルの国ということは事実でが

プロダクト(生産物)がほとんどなく、

すべて輸入でまかなっているということ知って、改めて頷いた。


たしかに、作物を植える場所も、工場を立てるところもない。

後背地を持たない都市国家であることを考えれば当然のことだ。


しかし、水さえも隣国マレーシアからの輸入に頼る状態とは驚く。

ウオータービジネスが盛んになるわけだ。


食料自給率100%でよくやっていけると思う。


日本だって、50%を割って大変だなていう必要があるのだろうか。

こんどのTPP加盟で、自給率はもっと下がるだろう。



③ 経済力。

2011年の一人当たりのGDPは49,270ドルであり、世界でも上位に位置する。


当然、日本より上位であり、富裕世帯の割合が世界で最も高く、

およそ6世帯に1世帯が金融資産100万ドル以上を保有しているとされる。


2013年9月、アメリカのダウ・ジョーンズなどが公表した国際金融センターランキングにおいて、

シンガポールは、ニューヨーク、ロンドン、香港、東京に次ぐ、世界第5位と評価されたそうだ。


まだ東京が上だったなんて。



それだけに消費意欲が盛んである。

ボクをアテンドしてくれたR氏は、

シンガポールん産業は、ショッピングと食べること、と言っていた。


ボクが宿泊した地域は、リトルインディアと呼ばれるインド人街だったせいもあり、

ここはインドではないかと思うくらいインド人で溢れ、

ちょうど、インド祭りが行われていることも手伝って

確かに買うわ買うわ、食べるわ食べるわ、って感じだった。




モノあまり日本にしては、もう買う必要なないものばかりの様もしないではなかったが。

だからボクも、何一つ買うものがなかった。



④ 坩堝(るつぼ)


とにかく、人種、食べ物、宗教に関してはなんでもアリの坩堝だった。

人種的には

住民は、華人(中華系)が76.7%、マレー系が14%、インド系(印僑)が7.9%、その他が1.4%となっている。

華人、マレー系、インド系からなる複合民族国家のため、

公共メディア、文化一般に3系統の文化が共存するが、

共生しながらもそれぞれ異なるコミュニティーを形成している。



公用語は英語、マレー語、華語(標準中国語=マンダリン)、タミル語(インド系に母語とする者が多い)である。


意外だったのは、シングリッシュは分かりづらいと聞いていたが、

割とすんなりと聞き取ることができた。



宗教は、仏教、道教、イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教などである。

仏教は主に華僑系により、中国浄土教系が信仰され、全人口の32.5%を占める。

華僑系は、道教の信仰者も多い(約8%)。


イスラム教は、主にマレー系住民(中華系・インド系も少なくない)により信仰され、全人口の約14%の信者を有する。



ヒンドゥー教は、主にタミル系住民により信仰されている(約4%)。






民族にかかわらずキリスト教が広く信仰されており、

全人口の15%程度の信者を有し、カトリックとプロテスタントが1:2の割合となっている。(以上wikipedia参照)




知れば知るほど淡路島ほどの小さいのに複雑な国だなー、と感心させられる。

そこに550万人の人々が暮らす。

人口密度は高い。



⑤ 建物のデザインにも感心させられた。


建物の高さが280メートルに制限されているため、

クアラルンプールのような目立った高い建物はない。






その代わりというか、それぞれが個性的なデザインの建物となっている。

建築デザイナーなら必見だろう。

中にはガウディーもどきのもあったぞ。




ボクの結論から言うと、

住むところというより、ビジネスにはもってこいのところだということ。



英語や中国語の話者の多さから、香港と並び欧米諸国の多国籍企業のアジア太平洋地域の拠点が置かれることが多く、

近年は東南アジアの金融センターとして不動の地位を保っている。




だから、ここにオフィスを置くことにした。


ロンドン、パリ、バンコクに次いで、世界で4番目に外国人旅行者が多く訪れる都市でもある。


政府を挙げてIT分野と観光分野の振興に力を入れているものの、

「見た目とは違って借入れが多く、経済的に困窮している企業も少なくない」ともいわれている。


見た目と違って何事も大変なんだナー。



これからも世界を睥睨しながら、流浪の旅を続けたい。




スーパーノマドの道はそう遠くない。





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その他気づいた点。


ゴミの分別がないことには驚いた。

クアラルンプールと同じで、

MRT(地下鉄)を乗りこなせば動きやすい。