テレビを見ていてあれっと思った。
エボラ熱とと疑われる患者さんは、新宿区の国立国際・・・センターに収容された。
しかし、エボラ熱かどうかを確かめるウイルスの検査は、国立感染症研究所では住宅地なのでおこなえない、というテレビ報道である。
しかも、国立感染症研究所は都内の武蔵村山市にあるという説明があった。
新宿区戸山の早大や住宅密集地に強制移転された感染研では、ウイルスをエボラ出血熱かどうかを検査できない、ということを感染研自らが認めたことになると思った。
しかも都内の多摩地区に感染研の一部があるのだ。
こんなことなら、はじめから、感染研を目黒区から新宿区戸山に移すべきではなかったことが白日のもとにさらされた。
戸山に強制移転して強制実験させたことが、芝田先生をまだ70歳になるかならぬかの年齢で胆管がんで死なせてしまうことはなかった。
国家権力の巨大な暗黒を感じて慄然とした。少し芝田先生のバイオハザードに関する蔵書を仕事の暇な時に読もうと感じた。