【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

《集団的自衛権と魚雷除去論のいい加減さー戦闘地域で石油の安定確保なんてあるはずがないー》

2015-03-05 21:40:52 | 転載
【孫崎享のつぶやき】
《集団的自衛権と魚雷除去論のいい加減さー戦闘地域で石油の安定確保なんてあるはずがないー》
2015-03-05 07:333



集団的自衛権の根本は、米軍の軍事行動に自衛隊を使うということである。

 「自ら金を出して、米軍の傭兵にある」という性格のものである。
 「自ら金を出して、米軍の傭兵にある」制度であると国民に説明して支持が得られるはずがない。

 だから。嘘と詭弁を使う。

 そのために。「石油の確保は日本にとって死活的重要性がある。したがって戦闘時に特定国が魚雷を敷設したら排除する行動はとらなければならない」という説明をしている。
 全くいいかげんな説明である。

 魚雷の敷設は平和時の話ではない。戦争状態の時の話である。当然、公式、非公式に戦闘対象地域がある。魚雷の敷設があろうがなかろうが、タンカーなどは入れない。魚雷除去をすれば当然攻撃される。魚雷除去行為で石油の安定供給が得られるものではない。

 政府は何とか国民の不安を掻き立てて、集団的自衛権を容認させようとしている。

 繰り返すが集団的自衛権は、自衛隊を米国の戦略に使わせる制度である。
 日本の国益から出てきている考えでない。
 したがってあたかも国益とかんけいがあるような説明は嘘と詭弁の反中のものである。

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私見

私も繰り返したい。

「集団的自衛権の根本は、米軍の軍事行動に自衛隊を使うということである。」