熊本激甚災害を巧妙に悪用した卑劣な安倍政権与党の懲りない面々
櫻井 智志
福島原発、熊本地震を巧妙に政治的利用するのは、政治の仕組みなのではない。日本的政治風土のありかたを見せつけられた
想いがする。この北海道補選の結果がどうあろうと、池田まきさんは市民の立場から根強く民主主義運動を実践していく。町村
議員の娘婿は、当選すれば永田町でふんぞり返って出世をめさすだろうし、落選すれば次の国政選挙をねらう。それだけのこと
だ。小泉進次郎がきたことで浮き足立つ有権者は、大日本ジャニーズ党でも出来たら、争って投票することだろう。
北の選挙のために、投票日直前になってやっと南の熊本に行く。そのことが国民への深層心理的な作用となるだろう。地震に
抗して救出する自衛隊と安倍総理がオーバーラップして、有権者はそんな「力強い自民党」イメージ作戦にころっといく。
だが、そのような結果で安倍政権を延命させることで、日本社会は壊滅的な状態の泥沼に沈んでいく。北海道民の人間性を信
頼し、池田まきさんを支援する私たちが、相手の卑劣な巧妙策を見抜きつつも、淡々と最後まで戦っていく。
資料①・・日刊ゲンダイ「卑劣な争点隠しも…北海道5区は“義理人情”で与党に追い風」
資料②・・産経ニュース「安倍首相が被災地視察 復興への姿勢アピール【熊本地震】」
あとはお読みになった皆様がご判断いただければ幸いです。
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資料①
卑劣な争点隠しも…北海道5区は“義理人情”で与党に追い風
2016年4月22日
有権者らと記念撮影する小泉進次郎議員(C)日刊ゲンダイ
いよいよ24日に投開票が迫った衆院北海道5区補選。自民党・和田義明氏(44)VS野党統一・池田真紀氏(43)の戦
いは最終盤までデッドヒートとなっている。ただ、序盤の野党の押せ押せムードは熊本地震の発生により、与党に若干の追い風
を生んでいるという。
「北海道でもニュースの大半が地震関連です。現地の激しい被害や政府の対策本部の対応などの話ばかり。自衛隊員が現地で被
災者支援に精を出している姿も映し出され、選挙区内の恵庭に陸自の駐屯地があるここでも、自衛隊員に感謝するムードが広が
っています」(地元マスコミ関係者)
21日は自民党・和田陣営に、小泉進次郎衆院議員が2度目の応援に入った。先週は「急に演説が決まった」とボヤキ節でグ
チっていたが、やっぱり進次郎氏は“人寄せパンダ”だ。基地がある恵庭市の駅前、池田氏がリードしているとされる北広島市
の駅前、大票田の札幌市厚別区の3カ所でマイクを持った。どこもすごい人で進次郎氏はもみくちゃ。創価学会員とみられる女
性たちが垂れ幕まで用意し、動員とみられるユニホーム姿の建設業者の姿もあったという。
現地で取材しているジャーナリストの横田一氏がこう言う。
「演説は和田候補が海外で苦労した商社マンだという話ばかり。自衛隊員や家族に直結する安保法、北海道の農家にとって重要
なTPPには全く触れず、『争点隠しの義理人情選挙』というのがピッタリでした。3カ所目では人口減少社会について言及し
ながらも保育園問題には触れずじまい。進次郎氏に『なぜTPPや安保法、保育園問題に触れないのか』と聞きましたが、無言
のまま車で走り去りました」
自民党の卑怯な争点隠しに負けまいと、野党は22日午前6時半から、民進党の岡田克也代表とともに北沢俊美・元防衛相が
恵庭の駐屯地の門の前に立ち、「違憲の安保法によって、地球の裏側にまで自衛隊員を飛ばしていいのか」などと訴えた。
“タイミングのいい地震”などと有権者を軽視した発言を裏付ける結果にさせてはいけない。
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資料②
安倍首相が被災地視察 復興への姿勢アピール【熊本地震】
安倍晋三首相は23日午前、熊本、大分両県で相次いだ地震の被災状況や復旧作業を確認するため地震発生後、初めて熊本県
に入った。特に被害の大きかった熊本県南阿蘇村などの被災地を訪れて被災者を激励し、復旧、復興に向けて尽力する政府の姿
勢をアピールした。首相は同日早朝に自衛隊機で羽田空港から熊本に入り、甚大な被害が出た益城町や南阿蘇村を自衛隊ヘリコ
プターで上空から視察。その後、南阿蘇村を訪問し、行方不明者の捜索などを行っている警察や消防、自衛隊関係者らを慰労し
た。村の避難所となっている総合福祉センターも訪れ、避難生活を強いられている被災者らを激励した。昼には、県庁で蒲島郁
夫知事らと意見交換を行い、「被災された方々が1日も早く日常の生活を取り戻せるよう全力を尽くす。直接現場の声をうかがい、これからの対策に生かしたい」と強調。蒲島氏が激甚災害の早期指定を求めたのに対しては「しっかり判断していくので、ご安心していただきたい」と答えた。熊本城の修復についても、国としての支援に前向きな姿勢を示した。この後、首相は益城町の避難所や建物の倒壊現場を訪れる。
一方、民進党の岡田克也代表も同県益城町の避難所を訪れ、被災者を激励した。「住むところを確保できるようにしたい」と
述べた。
首相の被災地視察は当初、16日に行われる予定だったが、同日未明に発生した最大震度7の地震への対応に集中するため延
期していた。首相は既に喫緊の災害対策費として政府の予備費から23億円を拠出することを決定。復興に向けた平成28年度
補正予算案編成も含めて「必要な、あらゆる手段を講じていきたい」と述べている。
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櫻井 智志
福島原発、熊本地震を巧妙に政治的利用するのは、政治の仕組みなのではない。日本的政治風土のありかたを見せつけられた
想いがする。この北海道補選の結果がどうあろうと、池田まきさんは市民の立場から根強く民主主義運動を実践していく。町村
議員の娘婿は、当選すれば永田町でふんぞり返って出世をめさすだろうし、落選すれば次の国政選挙をねらう。それだけのこと
だ。小泉進次郎がきたことで浮き足立つ有権者は、大日本ジャニーズ党でも出来たら、争って投票することだろう。
北の選挙のために、投票日直前になってやっと南の熊本に行く。そのことが国民への深層心理的な作用となるだろう。地震に
抗して救出する自衛隊と安倍総理がオーバーラップして、有権者はそんな「力強い自民党」イメージ作戦にころっといく。
だが、そのような結果で安倍政権を延命させることで、日本社会は壊滅的な状態の泥沼に沈んでいく。北海道民の人間性を信
頼し、池田まきさんを支援する私たちが、相手の卑劣な巧妙策を見抜きつつも、淡々と最後まで戦っていく。
資料①・・日刊ゲンダイ「卑劣な争点隠しも…北海道5区は“義理人情”で与党に追い風」
資料②・・産経ニュース「安倍首相が被災地視察 復興への姿勢アピール【熊本地震】」
あとはお読みになった皆様がご判断いただければ幸いです。
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資料①
卑劣な争点隠しも…北海道5区は“義理人情”で与党に追い風
2016年4月22日
有権者らと記念撮影する小泉進次郎議員(C)日刊ゲンダイ
いよいよ24日に投開票が迫った衆院北海道5区補選。自民党・和田義明氏(44)VS野党統一・池田真紀氏(43)の戦
いは最終盤までデッドヒートとなっている。ただ、序盤の野党の押せ押せムードは熊本地震の発生により、与党に若干の追い風
を生んでいるという。
「北海道でもニュースの大半が地震関連です。現地の激しい被害や政府の対策本部の対応などの話ばかり。自衛隊員が現地で被
災者支援に精を出している姿も映し出され、選挙区内の恵庭に陸自の駐屯地があるここでも、自衛隊員に感謝するムードが広が
っています」(地元マスコミ関係者)
21日は自民党・和田陣営に、小泉進次郎衆院議員が2度目の応援に入った。先週は「急に演説が決まった」とボヤキ節でグ
チっていたが、やっぱり進次郎氏は“人寄せパンダ”だ。基地がある恵庭市の駅前、池田氏がリードしているとされる北広島市
の駅前、大票田の札幌市厚別区の3カ所でマイクを持った。どこもすごい人で進次郎氏はもみくちゃ。創価学会員とみられる女
性たちが垂れ幕まで用意し、動員とみられるユニホーム姿の建設業者の姿もあったという。
現地で取材しているジャーナリストの横田一氏がこう言う。
「演説は和田候補が海外で苦労した商社マンだという話ばかり。自衛隊員や家族に直結する安保法、北海道の農家にとって重要
なTPPには全く触れず、『争点隠しの義理人情選挙』というのがピッタリでした。3カ所目では人口減少社会について言及し
ながらも保育園問題には触れずじまい。進次郎氏に『なぜTPPや安保法、保育園問題に触れないのか』と聞きましたが、無言
のまま車で走り去りました」
自民党の卑怯な争点隠しに負けまいと、野党は22日午前6時半から、民進党の岡田克也代表とともに北沢俊美・元防衛相が
恵庭の駐屯地の門の前に立ち、「違憲の安保法によって、地球の裏側にまで自衛隊員を飛ばしていいのか」などと訴えた。
“タイミングのいい地震”などと有権者を軽視した発言を裏付ける結果にさせてはいけない。
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資料②
安倍首相が被災地視察 復興への姿勢アピール【熊本地震】
安倍晋三首相は23日午前、熊本、大分両県で相次いだ地震の被災状況や復旧作業を確認するため地震発生後、初めて熊本県
に入った。特に被害の大きかった熊本県南阿蘇村などの被災地を訪れて被災者を激励し、復旧、復興に向けて尽力する政府の姿
勢をアピールした。首相は同日早朝に自衛隊機で羽田空港から熊本に入り、甚大な被害が出た益城町や南阿蘇村を自衛隊ヘリコ
プターで上空から視察。その後、南阿蘇村を訪問し、行方不明者の捜索などを行っている警察や消防、自衛隊関係者らを慰労し
た。村の避難所となっている総合福祉センターも訪れ、避難生活を強いられている被災者らを激励した。昼には、県庁で蒲島郁
夫知事らと意見交換を行い、「被災された方々が1日も早く日常の生活を取り戻せるよう全力を尽くす。直接現場の声をうかがい、これからの対策に生かしたい」と強調。蒲島氏が激甚災害の早期指定を求めたのに対しては「しっかり判断していくので、ご安心していただきたい」と答えた。熊本城の修復についても、国としての支援に前向きな姿勢を示した。この後、首相は益城町の避難所や建物の倒壊現場を訪れる。
一方、民進党の岡田克也代表も同県益城町の避難所を訪れ、被災者を激励した。「住むところを確保できるようにしたい」と
述べた。
首相の被災地視察は当初、16日に行われる予定だったが、同日未明に発生した最大震度7の地震への対応に集中するため延
期していた。首相は既に喫緊の災害対策費として政府の予備費から23億円を拠出することを決定。復興に向けた平成28年度
補正予算案編成も含めて「必要な、あらゆる手段を講じていきたい」と述べている。
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