【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【永岡浩一さんからの通信】 文化放送ラジオ 大竹まことゴールデンラジオ(2021/3/19)

2021-03-19 15:36:20 | 転載
 青木理 時代の異端者たちから、官僚とメディアのあり方を語る、安倍政権以降旧ソ連真っ青の全体主義になった日本で官僚、政治家、ジャーナリストのあるべきものは何か、マスメディアは文春に負けるなとエールを送る!


 永岡です、文化放送ラジオの、大竹まことゴールデンラジオ、本日の大竹メインディッシュはラジオジャーナリズム界の首位打者、ジャーナリストの青木理さんでした。パートナーは、金曜日は闘います、の室井佑月さん、アシスタントは太田英明さんでした。

 令和のノーパンしゃぶしゃぶ事件、総務省不祥事、武田総務大臣のデタラメについて報道するラジオの案内であったジャーナリスト平野幸夫さんがブログで指摘されています、https://ameblo.jp/hirano-yukio/entry-12663273498.html 平野さん指摘されているように#武田良太の議員辞職を求めますがツイッターのトレンド入りです。

 ネタは令和のノーパンしゃぶしゃぶ事件かオリンピックゴタゴタかと予想して(どのラジオに誰が出るかでネタは予想できるほど聞いています)、この枠毎月レギュラー、先月はせっかく水曜日に出たのに壇蜜さんお休みでガックリの青木さん、時代の異端者たちが発売、青木さん金曜日に帰ってきて、室井さんそれでむかついて(笑)、青木さん室井さんのポイントをためて今度は火曜日を目指す(笑)、壇蜜さんと会えると思ったら、プロデューサーから壇蜜さん来ないとせせら笑いながら(笑)、制作者はおもしろければ何でもいいのかと説かれて、室井さんは壇蜜さんが受けて面白くない(笑)、青木さんは心を入れ替えて金曜日に専念(笑)。

 で、時代の異端者たち、美輪明宏さん、武田砂鉄さん、北丸雄二さん、半田滋さん、生前の翁長知事、沖縄の思い凝縮、この中で平島さん、総務省で安倍政権の局長、菅氏にふるさと納税でこんなことをやったら金持ちのカタログショッピングになると批判して左遷、平島さんは菅氏に批判的ではあり、平島さんの証言を読むと、菅義偉という政治家、安倍政権以降の政治と官僚の歪みがわかると説かれて、大竹さん、平島さんは官房長官に意見を言って、通常なら聴くべきと説かれて、青木さん、かつて後藤田正晴氏、官僚に都合の悪い情報を挙げろとしていて、政治主導とは大義名分、官僚はスペシャリスト、政権の意向に反していても政治家は聞いて判断して、どちらに行くか、止まるか判断すべき、そして平島さんの指摘通り富裕層のカタログショッピングになり、そして消費税増税があり、低所得者に配慮すべき、返礼品合戦をやめるべきと提言して、泉佐野市は国と裁判で国が負けて、平島さんは菅官房長官に具申しても排除されて左遷、平島さんは菅氏に逆らえず、忸怩たる思い、平島さんは局長→自治大学校に飛ばされて、菅氏は自分をはやし立てない官僚は飛ばす、他にも飛ばされた官僚がいる+学術会議もそうで、財務省公文書改竄、イージス・アショアのデタラメ、安倍氏のデタラメに官僚は慌てふためいてあれ、官僚は官邸の奴隷、時に嘘をついて隠蔽、改竄、破棄、総務省の汚職も、官僚はろくでもないが、政治家のデタラメが背後にある。 

 室井さん、政治家は村の神童から、2世3世のでたらめと説かれて、青木さん、官僚OBと話して、多くの官僚は赤木俊夫さん的、しかし政権のデタラメ、平島さんに、後輩の官僚にメッセージと言うと、政治家も官僚も歴史の法廷に裁かれる、律して欲しいと涙ながらに語り、しかしアベスガ政権デタラメ、東北新社の外資規制に総務省は目をつぶり、2017年に外資規制違反と東北新社は気づいて、しかし総務省は知らぬ存ぜぬ、その2017年は2月に森友事件発覚→2/17に安倍氏、関与していたら総理をやめる→財務省で改竄+佐川氏公文書廃棄、佐川氏国税庁長官、そして籠池夫妻逮捕、森友事件の最中=森友、東北新社以外にも無数のデタラメがあり、佐川氏を見たら官僚は政権に尽くすと出世、そして東北新社は官房長官の長男がいる、自分たちのためで丸め込んだ。

 室井さん、加計学園も官僚のデタラメと説かれて、青木さん、官僚は記憶にないと言うしかなく、面談を認めたら総務省取りつぶし、菅氏のドラ息子がいるから忖度、森友事件では安倍氏の妻、加計学園では安倍氏の腹心、東北新社には菅氏のドラ息子がいて、官僚は自ら進んでか、忖度かわからないが逆らうと左遷。室井さん、テレビで官僚の擁護をスシローらが言っていると説かれて、青木さん、山田氏ら忖度官僚もいるが、平島さん、前川喜平さんたち良識的な人もいて、しかし官僚は弱く逆らうと潰されて、問題は日本学術会議、内閣法制局、日銀総裁など政権のお気に入りが出世、人間は弱く、学術会議ではなぜ外されたかわからず余計官僚は忖度、菅氏はアベスガ政権を牛耳り、安倍氏を守り抜き、この10年の政治のあり様を糺さないととんでもないことになる。

 本に河野洋平さんとのものがあり、後藤田正晴官房長官はタカ派の中曽根氏につかえてブレーキになり、河野洋平さんは新自由クラブを作り、83年の総選挙で中曽根氏負けて、その際に新自由クラブを入れたが、中曽根氏はタカ派でもウイングを広げて、ある種の包容力があり、河野さん、政権は予算編成の際に野党の代表も官邸に呼んで話を聞いていた、野党も一定の国民の支持を得ていて、野党に礼節をかつては尽くし、何でも昔が良かったではないが、今は武田総務大臣、野党の質問に逆ギレ。

 大竹さん、自民党の政治家に矜持はないのか、赤木さんのような立派な人もいるが、しかし全部を糺しているのは週刊文春だけかと説かれて、青木さん、メディアは週刊文春と赤旗のみ、毎週木曜日に文春が出て世の中が動く。大竹さん、大新聞は文春の100倍いるのに何をやっていると説かれて、青木さん、毎日新聞にコラムを書いて、新聞とゲリラ的な雑誌の位置付けは性格が異なり同列に並べられないが、文春が野良犬的にゲリラ的にやっているのに、大新聞は文春に及ばないと説かれて、大竹さん、日本学術会議問題は終わっていないもので、マスメディアは文春だけに頼るなと説かれて、青木さん、総務省には記者クラブがあり数十人いて何もしない、朝日新聞はゲリラ的なことをやろうとして、吉田報道問題で叩かれて委縮、しかし記者クラブに置くのは最小限にして、ゲリラ記者を増やせ。室井さん、ホステス時代、新聞記者は怖かったと説かれました、以上、青木さんのお話でした。






【孫崎享のつぶやき】2021-03-19 08:082

2021-03-19 14:45:09 | 転載

緊急事態解除。各社社説を見るに、だらだらと続けても意味はなく(日経)、政権内には、延長しても効果がないとの声(毎日)程度の評価。従来の延長線上の施策では、感染が再拡大するリバウンドは避けられまい(読売)。社説みても、実質的に無策社会の日本を表してる。



A読売:緊急事態解除 リバウンド回避へ警戒怠るな

1:判断の評価:首相は、新規感染者数や病床使用率などの指標が最も深刻な「ステージ4」の水準から脱したことを、宣言を解く理由に挙げた。
1都3県では、新規感染者数が横ばいか、むしろ増加傾向の自治体もある。繁華街の人出は増えているという。緊急事態が長期化し、国民が宣言に慣れてしまったと指摘する声が出ている。
 首相は、さらに継続しても効果は乏しいと判断したのだろう。
 医療機関や高齢者施設では、クラスター(感染集団)の発生が相次いでいる。変異ウイルスの感染もじわじわと増えている。
2:今後への提言
 大規模なPCR検査が不可欠だ。繁華街などで検査を繰り返し、感染拡大の予兆を把握してほしい。
 従来の延長線上の施策では、感染が再拡大するリバウンドは避けられまい。
 病床の確保は進んだのか。
 変異ウイルス対策、実際に機能しなければ意味がない。政府は、自治体と協力して具体的な措置を講じなければならない。
 油断は禁物だ。東京都は昨年、初の緊急事態宣言の解除後に、宿泊療養のために確保していたホテルをキャンセルした。その後の流行で、療養施設の不足に直面した。
 政府は現在入国者数の上限を1日2000人にとどめている。水際対策の緩和は、慎重に進めることが大切だ。
 首相は、今後も大人数での会食を控えるよう求めた。不要不急の外出自粛の要請が続く地域もある。行政が対策を尽くすことが、国民の協力を得る鍵となろう。


B朝日「展望みえぬ宣言解除 再拡大阻止に全力をあげよ」

1:判断の評価:新規感染者数の水準はなお高く、一部地域ではリバウンド(再拡大)の兆しがみえる。より感染力が強いとされる変異ウイルスの拡大も心配だ。にもかかわらず、菅首相は緊急事態宣言の全面解除に踏み切った。極めて重い政治責任を負ったといえる。
 飲食店の時短強化に的を絞った今回の対策には、当初から、感染を抑え込むには不十分との厳しい見方があった。長引く宣言下での「自粛疲れ」もあろう。このまま単純に延長しても効果は見込めず、行き詰まった末の解除ではなかったか。
2:今後への提言
 現下の感染下げ止まりの原因を分析し、的確な対策を講じることだ
 大学や民間企業の能力を活用して全例検査をめざすべきだ。


C:毎日4都県の宣言解除へ 懸念を拭う対策が必要だ 
 1:判断の評価:
 期間が2カ月半に及び、経済への影響が長期化していることを政府は考慮したのだろう。政権内には、延長しても効果がないとの声もある。
 だが、打つ手がないとの理由で解除するのでは、国民の不安は払拭(ふっしょく)されない。
 感染者数は横ばいから微増に転じている。専門家の間には感染が再拡大することへの懸念が強い。
 2:今後への提言
 気を緩めずに対策を継続することが欠かせない。

D:日経 緊急事態の全面解除後も万全の対策を
 だらだらと続けても意味はなく、政府の判断は妥当だが、この先の取り組みこそが重要だ。医療体制の総点検と拡充を急ぎ、感染再拡大への備えを万全にすべきだ。

E:東京新聞、電子版には19日社説無し

F;産経;緊急事態の解除 変異株把握に全力挙げよ
 1:判断の評価:一つの戦いの終わりではなく、戦術変更を余儀なくされたと認識すべきである。大事なのはこれから何をすべきかだ。
 首都圏の新規感染者数は下げ止まりから微増に転じ、感染力が強いとされる変異株の脅威も増している。
 感染再拡大への懸念を払拭できない中での解除である。
 確かに、このままずるずると宣言期間を延ばしても、感染抑止への期待はかけられなかった。
 2:今後への提言
 政府は解除後の対応として(1)飲食での感染防止(2)変異株の監視強化(3)戦略的検査の実施(4)安全迅速なワクチン接種(5)医療提供体制の充実-を5つの柱として挙げた。いずれも当然の対策で、多くはとっくに整備されていなくてはならなかったものだ。この機に履行を徹底してほしい。