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【現代思想とジャーナリスト精神】

世紀末の様相を呈す中東の実態を究める【報道特集2023.10.28】

特集Ⅰ 『ガザの惨状』

 尊敬する市民運動家は、こう書いている。
【「イスラエル対ハマスの衝突」ではありません。イスラエルによるガザ抹殺が進行中なのです。それでも沈黙する政党、イスラエル擁護プロパガンダを流すメディアは何なのか。】と。

 去年韓国でもハロウインデーに狭い路地でかなりの死傷者が出た。渋谷の警戒も同じ危惧をいだいてのことだろう。ただ子どもでなく若者たち。抑圧した日常の鬱積した日々の不満もあると推測される。若者たちに自治能力を陶冶していない。小中高までの人間らしさの教育がなされていないと思う。
 私は「パレスチナ」と「イスラエル」の対立と思っていた。だがパレスチナは、強硬派の勢力が「ハマス」として別の位置に移動した。ハマスの戦闘ぶりを見ると誤解するが、パレスチナの多くはハマスとは別であり、温厚な民族である。犠牲者はこどもたちと老人と母親たち女性。

 イスラエルの首相ネタニヤフは、ハマスを絶滅する破壊性で事態に臨んでいるようだ。停戦を呼びかける2つの法案。アメリカ主体の呼びかけも、ロシア主体の呼びかけも共に否定された。日本がどちらにも棄権など独自の立場はまだましだ。戦後日本の国民は、ずっと平和に前向きだった。
 イスラエルはハマスの国境に高い塀を築いている。ハマスの攻撃性を悪用し、ばねにして空爆と地上攻撃と民族皆殺しの作戦。ジェノサイド。アメリカ軍がしかけたベトナム戦争を思い出す。アメリカにはまだ抑止力があるが、核兵器を保有し、政治的に老獪なイスラエルのネタニヤフ首相の極右ぶりは恐ろしい。



特集Ⅱ 「水中考古学」

 湖底の宿場町をあきらかにする「水中考古学」。はじめて知った。湖底には昔の様子や歴史が残るという。夢がある。ただ水中水底のようすを知るには、気圧や視界による制限もあるが、科学技術が進むにしたがって新たな発見が続々出てくるのだろう。
「桧原湖」
街道の真ん中を通る水路の新発見。水中考古学とは、困難さを伴うが歴史の開拓の有効な手立てでもあるのだ
。。

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