【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【TBS関口宏のサンデーモーニング2023.7.2】

2023-07-04 23:10:29 | 政治・文化・社会評論
【序文】

TBSは古谷剛正の「ニュースコープ」以来私には懐かしさがある。岸井成格・膳場貴子の時の「ニュース23」小川彩佳参加からの「ニュース23」、金平茂紀・日下部正樹・膳場貴子らの「報道特集」などメモを記しまとめてネットに執筆掲載したものがある。
 だが「関口宏のサンデーモーニング」はあまりメモをとらなかた。たとえば、「報道特集」が左派リベラルとするなら、「サンデーモーニング」は中道リベラル派と思う。しかしこの番組がしぶとく世相に迫る柔軟さは、私のようなものが高ぶって軽薄なことを書くと逆に迷惑をかける気持ちがした。今回思い切って書いたのは、このような中道リベラル派でさえ報道の自由裁量が圧迫をうけ、ゲストも発言故に出演を忖度せざるを得ない時世となっていることへの反応だ。

 ウクライナ・ロシア・ワグネル

 ワグネルの反乱が、ロシア国内のクーデターを意図していたが事実かどうか。ウクライナ侵略から始まり、一連の政治軍略にはマスコミが表面に出す情報だけでは不透明なものがある。情報に踊らされずに自ら情報吟味の姿勢を堅持しないととんでもない事態もありうる。情報も少ない私は自らの独断や非論理的憶測に注意を心がけたい。ウクライナの被害はロシアの侵略によってウクライナ国民の被害は計り知れないものがある。だが、国際社会は中東や気候変動によって住居もなく食べるものもない開発国の悲惨な実態に欧米の事件ほどには注目しない。

 子どもへの体罰、学校で家庭で

子どもの保護者が学校や保育園幼稚園の人権蹂躙に告発することは大切なことだ。しかし最近の世相は、親や保護者周辺から児童虐殺や体罰暴力の報道が目立つ。究極の被害者は子どもたちだ。教師、保護者。日本社会は迷走し死んだ子どもたちは冥界をさ迷っている。どこに原因があるか。親がたすけあうかかわりの形成。ネットワークの相談や励ましの協力。ひらめでなく、教師が子どもを見つめ生きいきと活性化した教室。

❸ フランス暴動と近世日本の「一揆」

先日対談番組に出演した田中優子元法政大学総長は、専門分野の江戸時代にふれ整然と計画された「一揆」の詳細を話し、現代的一揆の意義を話された。
あのフランスで少年を警官が射殺。フランス全土で抗議のデモ。柳沢さんのお話で、アメリカでも類似の事件が人種差別問題から起きているとの発言。だが、考えてみれば、少年射殺に抗議するフランス人はまっとうである。欧米と日本では異なる面もある。
凄惨な連合赤軍の仲間内の虐殺事件とあさま山荘事件が世論の急変となった。政府の強引な政治は国民がおとなしいからか。だがそれでも国旗前の数万人のデモと集会。近代人権思潮からは、圧政政府を倒す抵抗権が入っている。

自衛隊と女性自衛隊員への性的暴行

日本の女性差別は一般論では見逃してしまう。 元女性自衛官が現職の時に男性自衛官たちに集団暴行を受けた。法廷で男性自衛官たちは警察での自供を翻しその事実はないと否定した。フラッシュバックしながら五ノ井さんは耐えて裁判の終わりまで法廷にいた。元TBSアメリカ支局長が部下の女性ジャーナリストを薬物で人事不省にさせて強姦した。刑事裁判は加害者勝訴。民事で辛うじて被害者側の勝利。日本とは、これだけ女性蔑視の最低国家になってしまった。


【むすび】

今後当番組のメモを掲載するかは定かでない。

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