狂電関人の写真庫

狂電関人本人のこれまでの写真のストックを思うまま徒然に表現。お立ち寄りの際には一言コメントをいただけると幸いです。

旅のはなし 恵那

2014年06月17日 11時17分14秒 | 鉄道以外

小休止にて旅ネタを。
街中では其処彼処に紫陽花が咲き誇り、最近の日照り続きは彼らにとってやや酷だと思う今日この頃。
紫陽花の季節が来ると、電関人もやがてひとつ年をとる時期が近づく。
そんな夏の入り口の今、毎年旅の計画を練る。

電関人は今年に入って、極力行っていない土地に足を向けることを決めている。
そんな写真好きの電関人は、日本の伝統文化にも強い興味がそそられる。
兵庫の某天空の城は観光客で芋洗い場と化していそうだし転落客のせいで縄が張られて興ざめムード。

以前 故
前田真三氏の奥三河と銘打った写真集をみて鮮烈な印象が残る日本の屋根地帯の最南端部。
その谷一つ超えたあたりに位置するのが恵那。
かつては北恵那鉄道なども走っていたが今となっては国鉄ローカル線から切り離された明智鉄道がその幽谷に分け入る
唯一のアプローチ線で、ほぼ中間点に位置するのが、岩村。

そこに日本の最高地点に築かれた山城である岩村城がある。



そして、その城下町も脈々と受け継がれて古来の風情が佇む。



さらに彼の地の出身である佐藤一斎と言えば、幕末の志士に多大な影響を与えた儒学者で知られる。



この岩村のすぐそばにはやがてリニア新幹線の駅ができるので、いまのうち大観光客軍団の波が押し寄せる前の
静寂な岩村をカメラ片手にのんびりと散策したいものである。

日本の先人たちが抱いたロマンをひしひしと感じながらの男一人旅。
近いうちに実行する予定である。


コメント (4)
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