日本初の立体交差駅である折尾駅。
鹿児島本線と筑豊本線が立体交差している駅で、電関人の福岡時代には撮影に、30円旅行に、
そして浪人時代には隣の黒崎駅まで予備校へ通い、帰り路には駅名物の東筑軒のかしわめしを食べにと良く利用した駅。
1階に発着する筑豊本線には、80年代まで多くの客車列車が設定されていた。
九州の冬は夜明けが遅く、香月線からの直通列車が到着する7時前でも朝焼けが残る。
木造の屋根のホームにスチームをたなびかせて進入する客車列車が良く似合う。(DE1029牽引 124レ)
朝のラッシュ時間には列車密度も高い。(かつては北九州の工業地帯と筑豊の炭田地区を結ぶ大動脈として多くの貨客列車が
行き来し、中間駅までは早くから複々線化されていた)
上り若松行きの列車からは濛々とスチームが立ち上り、下り50系列車の窓もくもる寒い朝。
時雨模様の空がようやく晴れて薄日が差しはじめた折尾駅。
かつての繁栄を物語る立派な駅舎は百数十年と長い間列車の往来を見守ってきた。
そんな立体交差の折尾駅も間もなく建て替えられる。
本屋はその歴史的価値から移築される予定だ。
そして、我が青春の味東筑軒のかしわめしを食した駅売店も去る9月30日に70年の歴史に幕を閉じた。
※励みになりますので、左上のにほんブログ村鉄道写真ボタンをポチっとよろしくお願いします。
最新の画像[もっと見る]
- 逆光の渓 17時間前
- 恵那山が見下ろすロクヨン重連 2日前
- 中央西線の秋 3日前
- 中秋を行くしな鉄169系 4日前
- 思い出の長野電鉄 マッコウクジラとリンゴ 5日前
- 山陰本線貨物の思い出 6日前
- 煙の名残 7日前
- 長閑な頃の八高線 1週間前
- 季節の狭間で 1週間前
- 男前の133号機 1週間前
かしわ飯食いたかぁー!
P.S.
来週末法事で一瞬帰るけど残念ながら時間が無い。
また次回。
大晦日に最寄りの駅うどん屋さんに取りに行きます。
5,000円のかしわめしは直径40cm位で3日間もちます(゜∀゜;ノ)ノ
門司港駅と殆ど同級生の折尾駅。
できればこのまま現役のままにして欲しかったのですが、
鹿児島本線連続高架など、大掛かりな工事のようで、
駅配置が相当変わるようなので無理もないのでしょうかね。
SL同士が立体交差する姿、見てみたかったです。
無煙化後も、客レが残っていて、その当時の雰囲気が残っていましたね。
特徴ある駅舎、現役でなくなることに一抹の寂しさがあります。
唯でさえ国鉄だけで厄介なのに、西鉄(筑豊電鉄)の駅もあって、
さらに複雑な鉄道の交差点でしたね!
甘炊きしたかしわの載ったうどんを出していたのが、東筑軒です!!
あの味は今でも忘れられません。
一番の心残りは、2度も見ているのに貝島炭鉱線の
写真を全然撮っていないことです。
アルコやコッペルがごとごと走っていたのに・・・。
初めてここを訪問した中学3年の卒業前。
結構ややこしい構造に、「??」となってしまいました。
小倉か折尾か今ひとつはっきり覚えていないのですが立ち食いうどんありませんでしたっけ?甘く炊けたカシワが入っていて美味しかったなぁ。寒かったので貧乏旅行には余計美味しかったです。
折尾~中間間は蒸機撮影でも有名な場所でしたが、結局一度も撮れずでした。(/_;)
DE10やDD51の牽く客レは沢山あったのに、ほとんどカメラを向けず...
今から思えば勿体ないことをしました。