昼過ぎになってようやく青空が覗く。
北の端に近いが、ここが関東平野であることを再認識させてくれる広い空。
さぁここからはお天道様相手に絵コンテを組み立てていくことに・・・。
2016年11月 宝積寺~下野花岡 331D
昨日の都電撮影。
まずは面影橋まで乗車してそこを起点に鬼子母神までロケハンしながら歩く。
その目に入った色彩から。
橙と緑のコントラスト・・・。
川沿いの桜は殆ど散り終わっており、欅の橙色を見つけて構図を考え
後ろの煉瓦色の建物と手前の緑を組み合わせて、電車も同じ組み合わせ。
さらに・・・
ちょうど撮影したポイントの背後に在った庭園。
甘泉園。
徳川御三卿の一つ清水家の下屋敷跡の回遊式庭園で、お茶に良い泉が沸いていたとかで園の名が採られた。
その園内での「橙と緑」。
橙もあれど、朱や深紅、黄などが名水に映って・・・
大都会の真ん中で素晴らしい自然をいただいた。
2016年11月
下野晩秋を一休みして本日撮れたてより。
土曜日の雨、そして晩秋。とくればとばかりに朝からそそくさと準備して王子へ向かう。
いろんな絵コンテを用意して出かけたものの、ちょっと企画倒れもあり撮れ高は少なかったものの、
おいおい「都電散撮」シリーズとしてアップしかつ撮り貯めて行くことにする。
昼過ぎまで雨との予報で出かけてみたが、傘の風景を撮影できたのは本日最初の王子でだけだった。
都電古豪の7000は、それを種車にした7700化と8900系の増備により随分と少なくなった。
試験時季なのか電停で女子学生を多く目にする。
都電を利用しての通学もオツだなぁ・・・とカメラを向ける。
2016年11月19日 王子駅前電停
烏山線取材の途中、近くを走る真岡鐡道へ。
南下する分、同じ下野でも木々の色付き具合が異なる。
まだ秋の入り口といった芳賀の秋を蒸機と共に味わう。
気温は高めであったが、C11325の不在中ともあってか孤軍奮闘のハッスルぶりを見せてくれた。
欅の天辺辺りに仄かな色付きを認める。
2016年11月 真岡鐡道 多田羅~市塙
龍門の滝と並んで沿線景観の白眉である穿入曲流を形成する荒川を跨ぐ。
凪いだ川面に映る列車と紅葉、そして釣人。
深まりゆく渓谷の凛とした空気を感じる一瞬。
2016年11月 小塙~大金 330D