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即席麺「ペヤング」虫混入で自主回収を指導 群馬・伊勢崎保健所 正しい判断?

2014-12-12 01:29:42 | 社会
賞味期限2015年5月9日の計約5万個をから自主回収しただけでなく、24製品の販売停止をしたそうです。

消費者が小さな虫(ゴキブリ)がはいっているのをWebに掲載しました。
ペヤングの会社 まるか食品は虫が混入したものを入手し、
評価した結果、製造造から入ったことを否定できないとのことで該当する製品を回収しました。
しかし、その対応が適切でなく、24製品の販売停止、工程を改善するためにしばらく生産中止決定に至りました。

私は元の会社で品質保証を担当していました。
虫に関する苦情は時たま受けたことがあります。
ほとんどが、お客様が気付かない間に混入したケースでした。

製造工程で入ると、熱が加わったり、粉砕/混合されることにより、虫の原型をとどめることは難しいです。
虫に過酸化水素を添加して、カタラーゼ活性を見ることで、その虫がいつごろ死んだ虫かを見る方穂があります。
死んで間もない虫は、カタラーゼ活性が活発です。今回、このカタラーゼ活性はどうだったのでしょう?

今回、虫がどうだったのかはわかりませんが、もし虫が製造工程に入ったかどうかを知るには、
メーカーの工場の虫のモニタリングをしていて、過去にその虫がいたかどうかを確認します。
前に補虫されていると入る可能性は否定できません。
メーカーが否定していないところを見ると、モニタリングをしていないのか、同じ虫が発券せていたのでしょうか。
虫のモニタリングでゴキブリが見つかっていたなら、入る可能性はありますが、
過去にゴキブリが見つかっていないなら、入る可能性は低いです。
原料からだと、虫はバラバラになっていると推定します。
過去にゴキブリが見つかっていたなら、その対策を講じてこなかったことが今回のことに繋がったことにもなります。

仮に、虫が製造工程で入ったとして、何万個を棄てることの環境への負荷や、
食べものを棄てることと虫一匹とのバランスを取った場合、そこまでする必要があるのかと思います。

世界には飢えで亡くなる子どもたちが多くいます。
一方、清潔を追究して食べものを棄てています。

今回のメーカーの24製品販売停止、回収を支持する声があると聞いています。
私は、今回の件は対応が行きすぎのようにも感じています。

確かに最初のメーカーの対応のまずさも問題を大きくしているようにも思います。
同時期に虫で回収した日清食品は、よくやったと評価されているようです。
初期対応の先ずさと遅さから問題をおおきくしただけで、起きている事象には違いが無いように思います。

食品に虫は完全にゼロにはできません。
また消費者の勘違いもあります。
今後、虫が見つかったらWebに掲載して同じようなことが広がって行かないか気になります。

遺伝子組み換えで、あるいは農薬たっぷりで、虫も食べない野菜が増えています。
虫と遺伝子組み換え/農薬たっぷり、どちらが人間に健康被害を与えるのでしょうか?