・介護は長期戦と心得よ。
・信頼できる交代要員を
・経験者を頼れ
・スキンシップは大事
・ドーター(シスター)・フロム。カリフォルニア・シンドローム
たまにカリフォルニアから帰ってきた娘(妹)が、「こんな病院にお母(姉)さんを入れるなんて、まだ元気じゃないの」とか、「こっちで治療を受けたら?」「セカンド・オピニオン求めたほうがいいんじゃない?」とか、よかれと思って新しい意見を入れるんですって。だけれども、毎日面倒見ている人間からすると、「たまに帰ってきて、勝手なことを言うなよ」って、そこで大もめになる。
・突然現れる、遠くの親戚の医者
来るなり、「こんな状態で飯も食えないのに、ここの病院では天敵もしないのか」と言い出すんです。それこそ今は、注射をすれば栄養分だってたっぷり入った中心静脈栄養もあるし、胃に穴を開ける胃ろう、あるいは鼻から管を入れる鼻腔栄養もある。そういう選択肢を我々はさんざん検討した結果、やらないことに決めたんです。本人も苦しまないだろうと。ところが、「自分たちがラクをするために手抜きをしているんじゃないか」・・・。
・施設に預けるのは親不孝でない。
・犠牲者は独身の娘
独身の娘さんが会社をやめてまで面倒を見ても、何年か後に親が亡くなったら、そのあとどうやって過ごすんでしょうか。
・役に立つこと、期待される役割があること。やはり、人間の生きる意欲の源はそきにあるといってもいいかもしれません。
・家族として、当の本人にとってはどうかという視点は、絶対に忘れてはいけません。
・家事ができる男は長持ちする。
・辛抱強く夫の家事を見守る。
・高任和夫著「転職 会社を辞めて気づくこと」
・恋は長寿の万能薬
Aさんは奥様が80代で青梅の病院に入院されました。Aさんは遠くにお住まいでしたが、青梅までの定期券を買って、毎日休むことなく片道一時間半かけてお見舞いに通われていました。奥様が入院されて十年後、さすがに通うのもたいへんだということで、ご自分も入院されました。Aさんは奥様が亡くなられた後も、そのまま病院に残られた。ところが、よみうりランド慶友病院に看護師長が移動すると聞くと、Aさんは「私もよみうりランドに連れて行ってくれ」とおっしゃる。それまで担当してもらったその美人看護師長に「ぜひ死に水をとってもらいたい。そう決めているんだ」と。あまりに熱烈な要望だったし、年齢も年齢ですから「まあいいか」と、よみうりのほうに移したんです。そしたらなんと、そこから十年生きましてね。
ほかにも四名、その看護師長を慕っている男性がいたんですよ。みんな八十代後半だけど、それなりに元気だった。でも、看護師長がよみうりに移ったら、残された四人は、三カ月もしないうちにみんな亡くなってしまった。
毎日片道一時間半かけて通った動機は、奥様への愛だけじゃなかったのかもしれません。会いたい人がいるということが、長生きの原動力となったことは間違いないと思います。
何度聞いても涙がでちゃう、面白くって(サワコ)
・奥さんが入院すると、ご主人は定期券を買って毎日、お見舞いに来る。逆に、ご主人が入院すると、奥さんは定期券を買って毎日、都心のデパートに行きます。
・骨折は、骨が折れて、その部分が使えなくなるばかりか、その後しばらく安静を保たなきゃいけない。一週間も続いたら、3~4割の能力が落ちてしまう。老人は転んじゃダメっていう理由は、それですね(サワコ)。
・老人には三つのタイプがある。
・「振り返ってみると、俺の人生ろくなことはなかった。あれもダメだった、これもできなかった」と後悔して後悔して、自分を責め立てて不機嫌って人。
・「俺がこんな人生だったのはあいつのせいだ、こいつのせいだ」と、他人に対する恨みつらみで不機嫌な人。
・今からだってこんなに楽しみがある」と、過去のことはさておき今後を考えて不機嫌じゃない人。
・そこで働く人を見て施設を選ぶ。
働いている人の表情や立ち居振る舞いは、自分のやっていることへの誇りや自信、心の状態の集大成だからです。仕事をするうえで、後ろめたさがあったり、疲れ切っていたりしたら必ず、態度に表れます。
感想;
いずれ自分も介護される側にまわります。
そして介護施設または老人病院の世話になる可能性も大きいです。
それを知って、今を大切にすることなのでしょう。
・信頼できる交代要員を
・経験者を頼れ
・スキンシップは大事
・ドーター(シスター)・フロム。カリフォルニア・シンドローム
たまにカリフォルニアから帰ってきた娘(妹)が、「こんな病院にお母(姉)さんを入れるなんて、まだ元気じゃないの」とか、「こっちで治療を受けたら?」「セカンド・オピニオン求めたほうがいいんじゃない?」とか、よかれと思って新しい意見を入れるんですって。だけれども、毎日面倒見ている人間からすると、「たまに帰ってきて、勝手なことを言うなよ」って、そこで大もめになる。
・突然現れる、遠くの親戚の医者
来るなり、「こんな状態で飯も食えないのに、ここの病院では天敵もしないのか」と言い出すんです。それこそ今は、注射をすれば栄養分だってたっぷり入った中心静脈栄養もあるし、胃に穴を開ける胃ろう、あるいは鼻から管を入れる鼻腔栄養もある。そういう選択肢を我々はさんざん検討した結果、やらないことに決めたんです。本人も苦しまないだろうと。ところが、「自分たちがラクをするために手抜きをしているんじゃないか」・・・。
・施設に預けるのは親不孝でない。
・犠牲者は独身の娘
独身の娘さんが会社をやめてまで面倒を見ても、何年か後に親が亡くなったら、そのあとどうやって過ごすんでしょうか。
・役に立つこと、期待される役割があること。やはり、人間の生きる意欲の源はそきにあるといってもいいかもしれません。
・家族として、当の本人にとってはどうかという視点は、絶対に忘れてはいけません。
・家事ができる男は長持ちする。
・辛抱強く夫の家事を見守る。
・高任和夫著「転職 会社を辞めて気づくこと」
・恋は長寿の万能薬
Aさんは奥様が80代で青梅の病院に入院されました。Aさんは遠くにお住まいでしたが、青梅までの定期券を買って、毎日休むことなく片道一時間半かけてお見舞いに通われていました。奥様が入院されて十年後、さすがに通うのもたいへんだということで、ご自分も入院されました。Aさんは奥様が亡くなられた後も、そのまま病院に残られた。ところが、よみうりランド慶友病院に看護師長が移動すると聞くと、Aさんは「私もよみうりランドに連れて行ってくれ」とおっしゃる。それまで担当してもらったその美人看護師長に「ぜひ死に水をとってもらいたい。そう決めているんだ」と。あまりに熱烈な要望だったし、年齢も年齢ですから「まあいいか」と、よみうりのほうに移したんです。そしたらなんと、そこから十年生きましてね。
ほかにも四名、その看護師長を慕っている男性がいたんですよ。みんな八十代後半だけど、それなりに元気だった。でも、看護師長がよみうりに移ったら、残された四人は、三カ月もしないうちにみんな亡くなってしまった。
毎日片道一時間半かけて通った動機は、奥様への愛だけじゃなかったのかもしれません。会いたい人がいるということが、長生きの原動力となったことは間違いないと思います。
何度聞いても涙がでちゃう、面白くって(サワコ)
・奥さんが入院すると、ご主人は定期券を買って毎日、お見舞いに来る。逆に、ご主人が入院すると、奥さんは定期券を買って毎日、都心のデパートに行きます。
・骨折は、骨が折れて、その部分が使えなくなるばかりか、その後しばらく安静を保たなきゃいけない。一週間も続いたら、3~4割の能力が落ちてしまう。老人は転んじゃダメっていう理由は、それですね(サワコ)。
・老人には三つのタイプがある。
・「振り返ってみると、俺の人生ろくなことはなかった。あれもダメだった、これもできなかった」と後悔して後悔して、自分を責め立てて不機嫌って人。
・「俺がこんな人生だったのはあいつのせいだ、こいつのせいだ」と、他人に対する恨みつらみで不機嫌な人。
・今からだってこんなに楽しみがある」と、過去のことはさておき今後を考えて不機嫌じゃない人。
・そこで働く人を見て施設を選ぶ。
働いている人の表情や立ち居振る舞いは、自分のやっていることへの誇りや自信、心の状態の集大成だからです。仕事をするうえで、後ろめたさがあったり、疲れ切っていたりしたら必ず、態度に表れます。
感想;
いずれ自分も介護される側にまわります。
そして介護施設または老人病院の世話になる可能性も大きいです。
それを知って、今を大切にすることなのでしょう。