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危険タックル、内田氏ら近く書類送付 指示は認めず ”そうすると日大の二人の解雇は違法? 宮川選手が勝手にやった?”

2019-02-05 09:45:05 | 社会
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1902050003
産経新聞 2019年02月05日


 日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、傷害罪で刑事告訴されていた日大の内田正人前監督(63)と井上奨(つとむ)前コーチ(30)について、警視庁は近く、2人が危険なタックルを指示した事実は認められないとする捜査結果を東京地検立川支部に書類送付する方針を固めた。4日、捜査関係者への取材で分かった。2人は立件されない見通し。

 タックルをした宮川泰介選手(20)も傷害容疑で書類送検するが、すでに被害者側との示談が成立していることなどから、地検支部が今後、慎重に処分を決定するとみられる。

 警視庁は被害の届け出があった昨年5月以降、チームの関係者や競技の専門家ら200人以上から事情聴取したほか、試合を複数の角度から撮影した映像を解析。関係者の発言についても客観的に裏付け捜査を行った結果、内田氏らが宮川選手に対し、相手にけがをさせるよう指示したり、仕向けたりした事実は認められないと判断した。

 問題のタックルは昨年5月6日の日大と関西学院大の定期戦で発生。日大の第三者委員会は内田、井上両氏の指示によるものと認定し、日大は2人を懲戒解雇処分とした。

感想
最近、日本の司法は正しいのだろうかと疑問に思うことが多くなってきました。
・勝てる場合だけ起訴する
・犯人にしたい場合は検察側のストーリーを作ってそのための証拠を集める/作る
・政権の意向に反することは取り上げない

・森友学園の国有財産ディスカウント販売(政権トップへの忖度だったので罪に問われないのではと)
・詩織さんの準レイプ犯の逮捕直前の停止(安倍首相のお友達だったからとも言われている)
・村木厚子さんの、偽造してまで犯人にさせたかった(検察幹部は偽造としっていたが公にしなかった)
・沖縄基地反対者の長期拘留(海外メディアの批判で釈放)
そして今回の件

指示は認めなかったとのことであれば、
日大の2人の処分は違法でその間の給与は支給しないといけない?
宮川選手が勝手に思い込んで実施した?
ことになります。

指示は認めずというよりも、裁判で争って勝てる証拠を集められなかったので起訴しなかったように思うのですが。

なにか釈然としない思いが残ってしまいました。

日産自動車のゴーン氏の長期拘留。
あの問題はゴーン氏の問題の前に、日産自動車の問題だと思いますが、日産自動車に対する取り調べよりもゴーン氏を有罪にすることに視点がいっているようです。

「オスとメスはどちらが得か?」稲垣栄洋著 ”オスはメスのために存在している!”

2019-02-05 00:44:00 | 本の紹介
・ラジオ番組「どうして、男の子と女の子がいるの?」幼稚園児からの質問
 先生方の答えはしどろもどろ、男の子も電話の向こうで困惑している様子がラジオから伝わってくる。アシスタントのお姉さんが、
「〇〇君は、男の子だけで遊ぶのと、男の子と女の子で一緒に遊ぶのは、どちらが楽しいかな?」
「男の子と女の子で遊ぶほうが楽しい・・・」
「そうだよね。だから、きっと男の子と女の子がいるんだね」
すると、男の子ははじけるような声で「うん」と返事をして、電話を切った。
私は、お姉さんの名回答に唸った。実は、生物の世界にはオスとメスがいる理由はよくわかっていない。しかし、「男の子と女の子がいると楽しい」というお姉さんの説明は、生物の進化がオスとメスを作り出した理由を、明確に言い当てていた。
オスとメスが存在することによって、遺伝子の交換がスムーズにできるのだ。生物の世界は性別ができたことによって、よりにぎやかになり、そして「楽しく」なったのである。

・単細胞生物は、細胞がひとつしかないので、精子を作ったり、卵を産んだりという複雑なことができない。ただ細胞分裂して増えていくだけである。そのため、雌雄は存在しない。しかし、ゾウリムシは単細胞ながら、グループを作って遺伝子を交換している。雌雄があるわけではないが、これは雌雄の起源に近いと言えるだろう。このように、単細胞生物には雌雄はあり得ないのえだが、アメリカのレーダーバーグ博士は、大腸菌にも雌雄があることを発見して、世界を驚かせた。
大腸菌にはF因子を持つF+の個体と、F因子を持たないF-の個体がある。そしてF+の個体は、F-の個体にFプラスミドと呼ばれるDNA遺伝子を移すことができる。遺伝子を交換するのではなく、一方通行で遺伝子を送り込むのは、動物の精子や植物の花粉と同じである。つまり、大腸菌は雌雄があるとされる。

・粘菌の仲間には13種類の性があることが知られているし、繊毛虫には30種類の性があるものもある。つまり、性はオスとメスの2種類でなければならないということはないのだ。

・オスがメスを選ぶのか、メスがオスを選ぶのか?
生物学的にはオスはメスのために作られた。どんなに強がって虚勢を張ってみても、これは、まぎれもない真実である。そのため、多くの生物では、良い子孫を残すために、子どもを産むメスが、優れた遺伝子を運んでくれるオスを選ぶ権利を持っている。もちろん、オスにも選ぶ権利はある。しかし、もともと選択権のないオスは、あまりメスを選り好みしないようになっている。

・オスにとっては「パートナーの数」が重要であり、できるだけたくさんのメスと交わろうとする。これに対して、メスは「パートナーの質」が重要であり、優れたオスを選ぶ戦略になる。生物全般にオスが浮気性なのは、そのためである。

・オスは外敵と戦ってメスを守り、メスが安心して子孫を残せるようにする。オス同士で戦うこともある。これは、強いオスを選ぶメスの手間を省いているのだ。敵と戦ったり、あるいは遺伝子の優劣を競うために戦ったりするなど、コストのかかる「戦う」作業を、すべてオスに任せているのである。これもそれも、すべてはメスのためなのだ。こうして、生物の進化の過程で「戦うオス」という存在が作られていくのである。

・カタツムリは秘湯の体のなかにオスと生殖器とメスの生殖器がある。つまり、雌雄同体である。ただし、オスとメスを併せ持っているといっても、自分だけで子孫を作ることができるわけでない。2匹の個体が出会わなければ子孫を作ることができないのである。カタツムリはゆっくりとしか進めないため、移動範囲が狭い。そのため、オスとメスが出会うチャンスが少ない。そこで、他の個体と出会った時には、個体の生物にかかわらず、交尾をして子孫を残すことができるようになっているのである。また、地中生活をしているミミズも雌雄同体である。

・植物にもオスとメスがある
キュウリやカボチャのように雄花と雌花を分けて咲かせるものがある。さらには、動物と同じように、オスの個体とメスの個体が分かれいるものもある。
クウイフルーツにはオスの木とメスの木がある。イチョウも、オスの木とメスの木がある。ギンナンがなるのはメスの木だけなので、街路樹にはオスの木だけを選んで植えられることもある。

・植物は自家受粉を嫌う
 雄しべよりも雌しべのほうが長いものが多くある。雄しべのほうが長いと、雄しべから花粉が落ちてきてしまう。そのため、雌しべのほうを長くしているのである。
 雄しべと雌しべが熟す時期をずらしているものもある。雄しべが先い熟せば、受精能力のない雌しべについても種子はできない。逆に、雌しべが先に熟せば雄しべは花粉を作る頃には雌しべは受粉を終えている。時期をずらすことで、自分の花粉で受粉しないようにしているのである。
 さらには、花粉が雌しべに付いた場合には、雌しべの先の物質が花粉を攻撃して、花粉が発芽するのを妨げたり、花粉管の伸長を停止させたりする「自家不和合性」と呼ばれる仕組みを持っているものもある。

・自家受粉を好む植物
 ひとつは、人間が改良した作物である。人間にとって有用な形質を選抜しているのに、種を播いたら元の株と違った、では都合が悪い。
 メンデルの遺伝の法則は、エンドウを使った実験で発見された。エンドウが単純な遺伝様式を示したのは、人間に栽培されているエンドウが自家受粉で種子を残す作物だったからである。もし、エンドウが他家受粉でさまざまな遺伝子を受け入れている植物だったら、メンデルは、遺伝尾法則を見出すことはできなかっただろう。

・ミツクリエナガチョウアンコウという種類は、メスに比べてオスはあまりに小さい。メスは体長40cmまで成長するのに対して、オスは1~7cmしかない。そして、オスは、メスとペアになるとメスの体にくっついて融合し、メスから栄養分をもらって暮らすのである。まさに、寄生虫のような存在である。
オスは、メスのために精子を作るためだけの道具になってしまうのである。

・カブトムシのオスはメスをめぐって激しく戦い合う。そのために、オスの体は大きく強くなったのである。また、オスは樹液の出るエサ場を独占するが、メスは自由にオスのエサ場で樹液をすることができる。そして、クワガタなど他の虫がやって来れば、オスのカブトムシが追い払ってくれる。つまり、カブトムシのオスは、メスを守るために体を大きくしているのだ。

・モテようとするオスの努力はすさまじい。
 ・キジは、あざやかな色をしているのはオスである。
 ・クジャクも美しい羽根を広げるのはオスだ。
 ・「ホーホケキョ」と美しい声で鳴くが、鳴くのはオスだけである。メスをひきつけようと美しい声でさえずるのだ。そのため、つがいになると、オスはあまり鳴かなくなる。
 ・カエルの合唱も、鳴くのはオスだけである。
 ・セミやコオロギもオスしか鳴かない。

・オスどうしがメスをめぐって戦うことは、メスにとって優れたパートナーが自動的に選ばれるシステムになっているのだ。

・ハーレムではオスどうしが戦いを繰り広げ、優れた子孫を残すのにふさわしいオスが自動的に選ばれるのである。ハーレムというと、男の夢のような感じがするが、実際には、メスにとって夢のようなしくみなのである。

・ゾウアザラシやアシカ、オットセイは、海の世界では天敵が少ない強い生物である。他にハーレムを作る代表的な動物にライオンやゴリラがいるが、どちらも、脅かされる外敵がいない、強い生物だ。

・小さなオスの成功戦略
 弱いオスの遺伝子もしっかりと残されていくから、生物の世界はおもしろい。実は、体の小さなオスは、メスのふりをしてハーレムのなかに忍び込む。そして、ちゃっかりと子孫を残してしまうのである。

・小さなオスには戦略がある。実は、小さなオスは、最初から大きなオスとは戦わないのだ。カブトムシのオスは明け方近くに活動する。ところが、小さなオスは真夜中のうちから活動を始める。まだ他のオスが眠っているうちに、エサもメスも手に入れてしまう作戦である。

・男は力が強ければいいというわけでもないのだ。強いものが生き残るのではなく、生き残ったものが強いである。

・カエルはオスだけが鳴くが、低い声のほうがモテる。低い声を出すということは、体が大きいことを意味しているからだ。いっぽう、小さく弱いカエルは声が高い。高い声で鳴いても、メスは寄ってこないから、小さなオスのなかには、はじめから鳴かないものがいる。実は、小さなオスには、「鳴かない」という戦略があるのだ。小さなオスは、大きな声で鳴いているオスのすぐそばで、じっと闇のなかで息を潜めている。そして、鳴いているオスに惹きつけられてやって来たメスを横取りしてしまうのだ。このような鳴かない戦略はウシガエルだけでなく、トノサマガエル、アマガエル、二ホンニキガエルなど、多くのカエルで観察されている。このように、そっと忍び込んで隙を見てメスを奪い取る戦略は、生態学では「スニーカー戦略」や「サテライト戦略」と呼ばれている。

・弱者の戦略
海から川に遡上したサケの大きなメスに、川で育った小さなオスが近づいても、別の種類のようなので、大きなオスはあまり気にしない。魚は体外受精なので、交尾するのではなく、メスが生んだ卵にオスが精子をかける。そのため、ペアにならなくてもメスの卵に精子だけをかけることができればいい。そこで、小さなオスは、大きなオスと大きなメスがペアになっているところにそっと近づき、大きなメスが卵を産んだ瞬間に素早く精子をかけて受精させてしまうのだ。

・女装する戦略
 小さなオスには、メスに化ける戦略もある。ニシキベラも、オスが女装をする魚である。ニシキベラには2種類のオスがいることが知られている。ひとつは、いわゆるオスらしいオスである。オスはメスと異なる姿形をしており、単独でメスに求愛する。もうひとつが、メスによく似た姿をした女装オスである。女装オスはグループを作り、1匹のメスと産卵行動をするのである。

・ハンディキャップ理論
 生存に不利な形質を鼓舞することによって、あえてハンディキャップを乗り越えることのできる生存力の強さをメスに示しているというのが、ハンディキャップ理論である。

・ランナウェイ仮説
 日本語では「暴走進化論」と呼ばれることもある。メスの選り好みに合わせて、オスの進化が暴走してしまうことを指している。

・モテるためには命のをかけて戦う。これが、せつなくも美しいオスの美学なのである。

・プレゼント戦略は有効か?
 コアジサシという鳥のオスは、海にダイビングして魚を捕まえると、気に入ったメスのところに持ってくる。そして、魚をプレゼントしながら、求愛する。オスの贈り物をメスが受け入れると、オスは次々に魚を獲ってきて、メスにプレゼントする。こうして、オスは求愛を続けるのである。メスはまるでヒナ鳥が鳴くようにエサをねだり、オスが食べさせるというから、まるで甘い恋人どうしさながらだ。

・オスが1%しかいないギンブナ
 オスがいなくても、メスだけで子孫を残すことができる。ギンブナの卵はあろうことが、ドジョウやコイなど他の魚の精子でも、その刺激で発育して、子どもが生まれる。しかし、オスがまったくいないわけではない。全体の1%程度はオスである。メスだけで子孫を残す方法は短期的には得かもしれないが、長期的にはオスとメスが遺伝子を交換して子孫を残すほうがいい。おそらく、オスはそのための”保険“として、1%程度だけ生存を許されているのだろう。

・サメも、メスだけで子孫を残すことがわかってきた。覚めは卵をそのまま産まずに、お腹のなかで卵を孵して子どもを産む卵胎生を行うが、シュモクザメはオスがいない環境では、メスだけで子孫を残すことがわかったのである。

・生物にとって、オスとメスは助け合って子孫を残すための単なる役割分担にすぎない。生物の世界では、オスとメスの差異は、私たち人間が思うほど厳密でない。

・生まれた時はすべてメス
 クマノミ(人気のディズニー映画「ファインディング・ニモ」)はオスが子育てをする。メスは卵を産みっぱなしで、世話はしない。オスは、メスが生んだ卵を口のなかに入れて卵を守る。クマノミには変わった特徴がある。生まれた時には、すべてオスなのである。クマノミはオスからメスに性転換することが知られている。たくさんいるオスのなかで、もっとも大きなオスがメスに転換する。そして残されたオスのなかで、もっとも大きな個体だけが子どもを残す。成熟オスとなる。こうして、オスとメスがペアになるのだ。

・温度でオスとメスが変わる。
 ミシシッピワニは、33℃より高い温度だとオスが生まれ、31℃より低いとメスが生まれる。その間の32℃前後では、オスとメスが半々で生まれるという。
 いっぽう、カメの仲間にも同じような現象が認められ、ワニとは反対に高温でメス、低温でオスが生まれるという。

・本気と浮気の使い分け
 モンシロチョウは、選んだ相手と一度だけ交尾をする、なんとも純潔な虫である。ところが、最近の研究によると、モンシロチョウの純潔は怪しくなってきた。実は、メスのなかには交尾がすんでいるにもかかわらず、他のオスとも交尾を繰り返す“不届き者”がいるらしい。どんなに交尾を繰り返しても、卵の親になれるのは最後に交尾をしたオスだけである。実は、メスはオスからもらった精子を自らの栄養分にしてしまうのである。そして、栄養が蓄えられた最後に、本命のオスと交尾をして卵を産むのである。

・貞操帯をつける虫
 ギフチョウは交尾中にオスがタンパク質の分泌物を出して、交尾を終えると交尾栓というフタをしてしまう。そして、他のオスとの交尾を防ぐ。

・そして、一夫一妻になる
 大きなバッタの上に小さなバッタが乗っていることから名づけられたオンブバッタは、小さなバッタを子どもと勘違いされることが多いが、どちらも成虫である。下にいる大きなバッタがメスだ。卵を産むために、メスの体は大きくなっている。オスは、交尾をすませメスが他のオスと交尾をしないように、片時も離れず、見張っているのである。

・おしどり夫婦ではなかったオシドリ
 実は、オシドリも、他のオスにメスを奪われないように、ぴったりとついてメスを監視しているだけなのだ。その証拠に、メスが卵を産んで自分の子孫が残されたことを確認すると、オスはさっさと夫婦を解消して、どこかへ行ってしまう。おそらくは、次のメスを求めて行くのだろう。そして、残されたメスだけが、ヒナを育てる。

・子育てという戦略
 生物の多くはマンボウのように、卵や子どもを産みっぱなしで面倒を見ることはない。強い生き物でなければ、子育てができないのである。虫では、産んだ卵を保護するのはサソリ、ハサミムシ、クモ、タガメなど、いずれも、虫のなかでは強い生き物である。

・乱婚のチンパンジー、ニホンザル
 1頭のボス猿がメスを独占しては、オス同士の結束は乱れてしまう。また、メスをめぐってオスどうしが争っていては、群れを守ることはできない。そのため、どのオスがどのメスとも交尾ができる乱婚制を選んでいるのである。

・輝きを放った命は、新しい輝きを次の世代の子どもたちに託す。それこそが、オスとメスというしくみなのである。

感想
生物は環境に合わせて多様で子孫の残し方も様々です。

生物にとって目的は子孫を残すこと。
メスが子どもを産むのでそれを助けるのがオスの役目だそうです。

人間はオスがメスを大切にしていないことが多いです。
生物からもっと学ぶことがあるのかもしれません。