幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

知事への手紙(老原宏美さん) ”映画「風は生きよという」”

2019-04-15 09:33:11 | 社会
http://kazewaikiyotoiu.jp/archives/2206 出演者の海老原宏美さんが「平成28年度東京都女性活躍推進大賞」を受賞され、小池都知事から表彰されました。
受賞にあたり、海老原さんから知事にお手紙が渡されました。
その手紙の全文が公開されてますので、ご紹介させていただきます。


小池百合子都知事さま
この度は、女性活躍推進大賞を賜り、大変恐縮しております。
普段、自分が活躍できているかどうかなど、まったく意識したこともなく、ご推薦いただけることになった時点でも、私の活動がこんなに評価いただけるとは夢にも思っておりませんでした。ありがとうございます。
重度の、進行性の障害を生まれ持った私の使命は、華々しく活躍するパラリンピック選手や、個性的な芸術活動をおこなったり、起業したりする障害者のようにスポットライトを浴びて社会に広く知られるようなことのない、もっと重度の障害者の、社会における存在価値を、確立することだと思っています。
世の中には、私を含め、人工呼吸器や経管栄養を命綱にしている人、言葉でのコミュニケーションが取れない人、意識レベルが確認できない人など、重度の障害を持つ人がたくさんいます。
そういう方達の多くが、家族での介護に限界を迎え、高度の介助スキルを持つ人的資源が地域に不足していることで、入所施設や長期療養病院に追いやられています。
これは、日本も批准した障害者権利条約の、「障害があることによって特定の生活様式を強制されてはならない」という条項に反しています。
介護力の不足だけではありません。
「呼吸器や胃ろうのような延命を受けてまで生きていたいなんて、ワガママなのでは?」
「寝たきりの植物人間を生かすために自分たちの税金が垂れ流されてるなんて…」
「あんな状態になってまで生かされているなんて本人にとって可哀想」
などの社会の価値観が、私たちを、地域の隅へ隅へと追いやっていくのです。
私たち、重度障害者の存在価値とはなんでしょうか。
私は、「価値のある人間と価値のない人間」という区別や優劣、順位があるとは思いません。
価値は、人が創り上げるもの、見出すものだと信じているのです。
樹齢千年の縄文杉を見て、ただの木でしかないのに感動したり、
真冬、青い空に映える真っ白な富士山を見て、ただの盛り上がった土の塊にすぎないのに清々しい気持ちになれたりと、価値を創り出しているのは人の心です。これは、唯一人間にのみ与えられた能力だと思います。
そう考えるとき、呼吸器で呼吸をし、管で栄養を摂り、ただ目の前に存在しているだけの人間をも、ちゃんと人間として受け入れ、その尊厳に向き合い、守っていくことも、人間だからこそできるはずです。
それができなくなった時、相模原であったような、悲惨な事件が起こってしまうのではないでしょうか。
あるのは、「価値のある人間・ない人間」という区別ではなく、「価値を見出せる能力のある人間・ない人間」という区別です。
私たち、重度障害者の存在価値とはなんでしょう。
重度障害者が地域の、人目につく場所にいるからこそ、「彼らの存在価値とはなんだろう?」と周囲の人たちに考える機会を与え、彼らの存在価値を見出す人々が生まれ、広がり、誰もが安心して「在る」ことができる豊かな地域になっていくのではないでしょうか?
重度障害者が存在しなければ、そもそも「なぜ?」と問う人も存在せず、価値観を広げる機会自体を社会が失うことになります。
それこそが、重度障害者の存在価値ではないでしょうか?
重度障害者は、ただ存在しているだけで活躍しているとは言えませんでしょうか?
私は、そういう意味で、重度障害者の活躍の場を、社会の中に作っていきたいのです。
どんな重度の障害者でも、安心して地域に在ることができる社会にしたいのです。
ここ近年、国に尊厳死法制化の動きがあったり、出生前診断で障害胎児の中絶率が95%を超える現状があったり、「障害児を減らしていきたい」という趣旨の某県教委の発言や、「自分だったら社会保障費削減のために尊厳死を選択する」という国会議員の発言があったりと、ますます私たち重度障害者の生きにくい風潮が強くなっています。
小池知事におかれましては、社会にとって生産性のある人間、もしくは人々に感動を与えられる人間だけではなく、ただ、そこに静かに存在するだけの人間にも尊厳を見出し、全ての都民が社会参加できる都政を執行していただきたいと、心から願っております。
人間の価値に優劣をつけず、どんな人でも共に在ることを楽しめる豊かな東京都でありますように。
「都民ファースト」の「都民」に、私たち重度障害者も常に含まれておりますように。
最後になりましたが、小池知事都政のますますのご発展を、心からお祈り申し上げます。
長々と、大変失礼いたしました。
最後までお読みくださり、感謝申し上げます。
2017年1月18日 都民 海老原宏美

感想
障害者に価値があるかないか。

価値がないという人は、価値を見出さない人。
価値があるという人は、価値を見いだす人。

これは障害者に限ったことではないと思いました。

自分に価値がないと思う人は、自分の価値を見出せない人。
自分に価値があると思う人は、自分の価値を見出せる人。

ロゴセラピーでは3つの価値があると考えます。
1)創造価値
2)体験価値
3)態度価値
どんな人にも価値がある。
寝たきりになり、仮に創造価値、体験価値ができなくなっても、最後まで態度価値があると考えます。

詳細は下記のサイト
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/logo.html
-ロゴセラピー(ヴィクトール・フランクル「夜と霧」)

安倍晋三首相「政府一丸となって復興に全力」 5年半ぶり福島第一原発、スーツ姿で視察 ”言動が一致しない首相”

2019-04-15 09:18:56 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190414-00000577-san-pol 産経新聞4/14(日)
 安倍晋三首相は14日、福島県を訪れ、廃炉作業が続く東京電力福島第1原発などを視察した。首相は視察後、記者団に対し「政府一丸となって福島、東北の復興を成し遂げるその日まで、全力を尽くす」と述べ、政府が総力をあげて復興に取り組む決意を示した。「復興が進んでいる福島の姿を世界に発信したい」とも語り、来年3月に東京五輪の聖火リレーが福島県を出発する際に立ち会う意向を表明した。

 首相の福島第1原発視察は平成25年9月以来、約5年半ぶり。前回は防護服を着て構内を回ったが、今回はマスクなどはつけずにスーツ姿で視察し、放射能の影響が低減している現状をアピールした。首相は廃炉に向けた作業について「これからがまさに正念場だ」とした上で、「今後も国が前面に立って取り組みを進める」と強調した。

 原発視察に先立ち、首相は聖火リレーのスタート地点となる「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)を訪問。原発事故収束の拠点としての役割を終え、今月20日にスポーツ施設として全面再開が予定されているのを前に、地元のサッカーチームの子供たちと交流した。また、大熊町役場での新庁舎開庁式に出席した首相は、地元住民を交えた座談会で「私は海外で首脳会談のたびに輸入制限の緩和を働きかけてきたが、これは努力していきたい」と述べ、福島県産の農産物の風評被害払拭に全力をあげる考えを示した。

https://www.asahi.com/articles/ASM1J6QW2M1JUGTB012.html
迫る公務員宿舎の退去期限、行き場ない福島の自主避難者
朝日新聞

 原発事故に伴う避難指示によらず、自主的な判断で避難した、いわゆる「自主避難者」のうち、全国の国家公務員宿舎に居住する人たちの退去期限が3月に迫っている。だが、福島県生活拠点課によると、入居する計120世帯のなかで4月以降の居住先が決まっているのは2割程度。経済的に困窮したり、病気になったりして転居先を見つけるのが難しい人も少なくない。
 県は2017年3月末、自主避難者ら約1万2千世帯(当時)への住宅の無償提供を打ち切った。その際、激変緩和措置の一環として決めたのが国家公務員宿舎への入居継続だった。
 対象は、17年3月時点で国家公務員宿舎に避難していた自主避難者のうち、月額所得が21万4千円以下の150世帯。一般の家賃相場よりかなり安い7千~9万円の家賃を払えば、最大2年間入居できる。
 昨年11月末時点で、全国13カ所の宿舎に120世帯が暮らすが、この支援が今春で切れる。
 高層マンションが立ち並ぶ東京都江東区の国家公務員宿舎「東雲(しののめ)住宅」。同宿舎には約80世帯の自主避難者が暮らしている。
 「今追い出されたら行き場がなくなる」。昨年末、避難者支援団体「避難の協同センター」がこの宿舎の近くで開いた自主避難者向けの相談会では、参加した避難者が同席した県の担当者などに入居継続の必要性を訴える場面もあった。
 東雲住宅に震災直後から暮らす30代女性は浜通りから避難してきた。
 東京で美容関係の企業に就職したが、職場で避難を巡っていじめに遭い、双極性障害に。退職し、現在は通院しながら再就職を模索している。「今春に出て行ける状態ではない。せめて体調が回復するまでもう少し待って欲しい」と語る。
 だが、県は「入居延長は難しい」という立場だ。
 宿舎を所有するのは国で、使用許可も今春まで。本来は17年春で打ち切りだったが特例で2年間延長した経緯もある。
 一方、県の実態調査では100世帯ほどは転居先が決まっておらず、そのうち10世帯ほどは連絡も取れないという。生活拠点課の担当者は「個別の事情を把握した上で、支援策を提示していきたい」と話すが、春以降も退去しない入居者には、損害金として家賃額の2倍を請求する方針だ。

感想
これほど、言動の一致しない首相も珍しいと思います。
選挙前や選挙になると、普段は関心がなく具体的な施策も行っていないことに、「全力を尽くす!」と発言されます。
拉致被害者の救出も典型です。

自民党の原発政策(安全である/リスクの対応せず(共産党議員の大災害時の対応はできているか?))の失敗のツケを犠牲者に負わせているのではないでしょうか?

令和
麗しい、調和のとれたとの意味
Beautiful Harmony

安倍首相のキャッチフレーズに「美しい国」がありました。
言葉の意味をご存知で使っておられるのだろうか?と素朴な疑問が湧くことがあります。

戦争ができる諸政策の実施する目的に掲げた言葉「平和な国、国民を戦争から守るため」と。
その旗の下、多くの人が戦争で亡くなりました。

真剣に取り組んでおられたなら、せめて毎年でも被災地に行って、被災者の生の声を聴くことをされているとの行動が伴っているはずですが・・・。
無知と無関心の国民が政治もおかしくしてしまうのかもしれません。