https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191218-00010540-bengocom-soci 12/18(水)弁護士ドットコムニュース編集部
判決後、裁判所前で語る伊藤詩織さん(2019年12月18日、弁護士ドットコム撮影、東京都)
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして、慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12月18日、東京地裁であり、鈴木昭洋裁判長は330万円の支払いを命じた。
伊藤さんは、山口さんから意思に反して性行為をされたと主張。一方で、山口さんは「同意があった」として性的暴行を否定しており、双方の意見は食い違っていた。
判決は、山口さんの供述について「不合理に変遷しており、信用性には重大な疑念がある」と指摘。伊藤さんの供述から、山口さんが合意のないまま性行為に及んだと認定した。
また、伊藤さんがおこなった記者会見などについて、山口さんは名誉毀損だとして反訴していたが、「公共性および公益目的がある」との判断を示した。
地裁では、伊藤さんの記者会見での発言などで名誉を毀損されたとして、山口さんが伊藤さんに1億3000万円の損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟も併合して審理されたが、山口さんの反訴は棄却された。
判決後、地裁前で伊藤さんは支援者や報道陣を前に、「良い結果をみなさんにお届けすることができて、本当にうれしいです。ありがとうございました。長かったです」と話した。
【UPDATE】判決の概要を追記しました(2019年12月18日11時40分)。
感想;
日本もまだ希望を持てる国でした。
逮捕直前に安倍首相のお友だちとのことで、逮捕が止められました。
とうそう警察・検察でも安倍首相の意向で何とでもなる社会になってしまったかと思いました。
桜を見る会、森友学園、加計学園の問題は全て、安倍首相のお友だち優先が引き起こしたものではないでしょうか?
そんな安倍首相を支持しているということは、それでも良いとのことになります。
大切な女性がレイプされたら、どうでしょうか?
レイプした人は何のお咎めもないとしたらどうでしょうか?
それでも仕方がないと受け入れますか?
他人事ではないのです。
そんな社会はいつ自分たちが犠牲者になるかわかりません。
そんな社会に”No!”を声を一人ひとりがあげないと、気がついたときには、手遅れになっています。まさに戦争がそうでした。
この裁判所の判決は、性暴力があったことを認めたことです。
警察・検察の判断は間違っていたと断定したことになります。
この事件で思い出すのは下記です。
ウイキペディアより
「O・J・シンプソン事件」
シンプソンは1994年、白人の元妻のニコール・ブラウンとその友人のロナルド・ゴールドマンを殺した容疑で逮捕された。この事件は被疑者が大スターであることのみならず、捜査員の人種差別的思想の過去など様々な人種問題も絡んでアメリカ国内で非常な関心を集め、テレビ中継されたフリーウェイ上でのカーチェイスの上でのシンプソンの逮捕から判決までの期間、裁判等の動向は逐一トップニュースとなり社会的現象となった。
なお刑事裁判でシンプソンは無罪となったが、民事裁判ではシンプソンによるゴールドマンへの殺人が認められた。また一連の裁判による多額の借金のためシンプソンはハイズマン賞のトロフィーを売却する羽目になった[21]。シンプソンはこの事件について「If I did it(もし私がやっていたとしたら)」という著書を出版しようとしたが、遺族の猛反対で断念した。
日本では刑事事件にもならなかったのです。
つまり逮捕・起訴さえされませんでした。
日本は強姦しても罪に問われない社会なのでしょうか?
何のために警察・検察はあるのでしょうか?
安倍首相のために存在しているのでしょうか?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191218-12180298-nksports-soci
伊藤詩織さん涙「長かった」性暴力民事裁判で勝訴12/18(水) 日刊スポーツ
ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(53)から15年4月に性的暴行を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めて起こした民事訴訟の判決で、東京地裁(鈴木昭洋裁判長)は18日、山口氏に330万円を支払うよう命じた。
伊藤さんは判決後、集まった支援者に「ありがとうございました。正直、勝訴と聞いても、うれしい気持ちにはなかなかならなかったんですけど…でも、このプロセスが大事だと思って。いろいろな方に支えていただいた」と涙ながらに感謝の言葉を述べた。その上で「心は一緒だよ、どんな結果になっても大丈夫だよと、朝から声をかけていただき、結果があってもなくても、と私は思っていた」と語った。
伊藤さんは当初、準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を提出したが、東京地検は16年7月に嫌疑不十分で不起訴とし、東京第6検察審査会も翌17年9月に、不起訴を覆すだけの理由がないとして不起訴相当と議決している。判決後、取材に応じた伊藤さんは「刑事事件で不起訴となってしまったこともあって、どんな証拠、証言があったのか、私たちは全て知ることが出来なかった。不起訴という言葉だけで終わらせてしまった。その点は、民事訴訟を起こすことで公に出来る証言、新しい証言、こちらの言い分だったり、しっかりと聞けたのは良かったところ」と民事訴訟を起こした意義を強調。「民事ということで、地裁に来れば皆さんに閲覧していただける。オープンになったのではないかなと」と語った。
その上で「元々、17年に会見させていただいた時もそうなんですけど、私が経験したのは性暴力でしたけど、社会における性暴力者を取り巻く環境が、本当に遅れているなという思いでお話ししました。来年は刑法の改正の見直しもあります。直さなければならない部分がたくさんある」と訴えた。
一方の山口氏は判決後、ぶぜんとした表情で法廷から退出した。その後は表情を変えず、努めて冷静に振る舞い、裁判所を後にした。伊藤さんは山口氏に対して思うことを聞かれ「私たちのケースだけでなく、どういった構造で行われたか、彼自身も向き合い、解決してくれるようになったら」と語った。
伊藤さんは「長かった…長かったです」と苦しい日々を思い起こし、泣いた。そして「私の見ているこの景色は、以前と全く違うもの。まだまだ司法がきちんと関わらなければ、こういう事件はなかったことにされてしまう。法律、報道の仕方、教育…まだまだ宿題はあると思いますが、これを1つのマイルストーンとして、皆さんと1つ1つ、考えていけたら」と訴えた。【村上幸将】
判決後、裁判所前で語る伊藤詩織さん(2019年12月18日、弁護士ドットコム撮影、東京都)
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして、慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12月18日、東京地裁であり、鈴木昭洋裁判長は330万円の支払いを命じた。
伊藤さんは、山口さんから意思に反して性行為をされたと主張。一方で、山口さんは「同意があった」として性的暴行を否定しており、双方の意見は食い違っていた。
判決は、山口さんの供述について「不合理に変遷しており、信用性には重大な疑念がある」と指摘。伊藤さんの供述から、山口さんが合意のないまま性行為に及んだと認定した。
また、伊藤さんがおこなった記者会見などについて、山口さんは名誉毀損だとして反訴していたが、「公共性および公益目的がある」との判断を示した。
地裁では、伊藤さんの記者会見での発言などで名誉を毀損されたとして、山口さんが伊藤さんに1億3000万円の損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟も併合して審理されたが、山口さんの反訴は棄却された。
判決後、地裁前で伊藤さんは支援者や報道陣を前に、「良い結果をみなさんにお届けすることができて、本当にうれしいです。ありがとうございました。長かったです」と話した。
【UPDATE】判決の概要を追記しました(2019年12月18日11時40分)。
感想;
日本もまだ希望を持てる国でした。
逮捕直前に安倍首相のお友だちとのことで、逮捕が止められました。
とうそう警察・検察でも安倍首相の意向で何とでもなる社会になってしまったかと思いました。
桜を見る会、森友学園、加計学園の問題は全て、安倍首相のお友だち優先が引き起こしたものではないでしょうか?
そんな安倍首相を支持しているということは、それでも良いとのことになります。
大切な女性がレイプされたら、どうでしょうか?
レイプした人は何のお咎めもないとしたらどうでしょうか?
それでも仕方がないと受け入れますか?
他人事ではないのです。
そんな社会はいつ自分たちが犠牲者になるかわかりません。
そんな社会に”No!”を声を一人ひとりがあげないと、気がついたときには、手遅れになっています。まさに戦争がそうでした。
この裁判所の判決は、性暴力があったことを認めたことです。
警察・検察の判断は間違っていたと断定したことになります。
この事件で思い出すのは下記です。
ウイキペディアより
「O・J・シンプソン事件」
シンプソンは1994年、白人の元妻のニコール・ブラウンとその友人のロナルド・ゴールドマンを殺した容疑で逮捕された。この事件は被疑者が大スターであることのみならず、捜査員の人種差別的思想の過去など様々な人種問題も絡んでアメリカ国内で非常な関心を集め、テレビ中継されたフリーウェイ上でのカーチェイスの上でのシンプソンの逮捕から判決までの期間、裁判等の動向は逐一トップニュースとなり社会的現象となった。
なお刑事裁判でシンプソンは無罪となったが、民事裁判ではシンプソンによるゴールドマンへの殺人が認められた。また一連の裁判による多額の借金のためシンプソンはハイズマン賞のトロフィーを売却する羽目になった[21]。シンプソンはこの事件について「If I did it(もし私がやっていたとしたら)」という著書を出版しようとしたが、遺族の猛反対で断念した。
日本では刑事事件にもならなかったのです。
つまり逮捕・起訴さえされませんでした。
日本は強姦しても罪に問われない社会なのでしょうか?
何のために警察・検察はあるのでしょうか?
安倍首相のために存在しているのでしょうか?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191218-12180298-nksports-soci
伊藤詩織さん涙「長かった」性暴力民事裁判で勝訴12/18(水) 日刊スポーツ
ジャーナリストの伊藤詩織さん(30)が、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(53)から15年4月に性的暴行を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めて起こした民事訴訟の判決で、東京地裁(鈴木昭洋裁判長)は18日、山口氏に330万円を支払うよう命じた。
伊藤さんは判決後、集まった支援者に「ありがとうございました。正直、勝訴と聞いても、うれしい気持ちにはなかなかならなかったんですけど…でも、このプロセスが大事だと思って。いろいろな方に支えていただいた」と涙ながらに感謝の言葉を述べた。その上で「心は一緒だよ、どんな結果になっても大丈夫だよと、朝から声をかけていただき、結果があってもなくても、と私は思っていた」と語った。
伊藤さんは当初、準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を提出したが、東京地検は16年7月に嫌疑不十分で不起訴とし、東京第6検察審査会も翌17年9月に、不起訴を覆すだけの理由がないとして不起訴相当と議決している。判決後、取材に応じた伊藤さんは「刑事事件で不起訴となってしまったこともあって、どんな証拠、証言があったのか、私たちは全て知ることが出来なかった。不起訴という言葉だけで終わらせてしまった。その点は、民事訴訟を起こすことで公に出来る証言、新しい証言、こちらの言い分だったり、しっかりと聞けたのは良かったところ」と民事訴訟を起こした意義を強調。「民事ということで、地裁に来れば皆さんに閲覧していただける。オープンになったのではないかなと」と語った。
その上で「元々、17年に会見させていただいた時もそうなんですけど、私が経験したのは性暴力でしたけど、社会における性暴力者を取り巻く環境が、本当に遅れているなという思いでお話ししました。来年は刑法の改正の見直しもあります。直さなければならない部分がたくさんある」と訴えた。
一方の山口氏は判決後、ぶぜんとした表情で法廷から退出した。その後は表情を変えず、努めて冷静に振る舞い、裁判所を後にした。伊藤さんは山口氏に対して思うことを聞かれ「私たちのケースだけでなく、どういった構造で行われたか、彼自身も向き合い、解決してくれるようになったら」と語った。
伊藤さんは「長かった…長かったです」と苦しい日々を思い起こし、泣いた。そして「私の見ているこの景色は、以前と全く違うもの。まだまだ司法がきちんと関わらなければ、こういう事件はなかったことにされてしまう。法律、報道の仕方、教育…まだまだ宿題はあると思いますが、これを1つのマイルストーンとして、皆さんと1つ1つ、考えていけたら」と訴えた。【村上幸将】