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電通、有罪後も違法残業 ずさんな労務管理に是正勧告 ”懲りない電通、トップの姿勢に問題あるから?”

2019-12-05 10:01:00 | 社会
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASMD44GM6MD4OIPE00G.html 2019/12/05(朝日新聞)
 広告大手、電通の東京本社(東京都港区)が、労働基準法と労働安全衛生法に違反したとして三田労働基準監督署(東京)から今年9月に是正勧告を受けていたことが分かった。社員の違法残業や、残業時間の上限を定める労使協定(36〈サブロク〉協定)の違法な延長などを指摘された。法人としての電通は、違法残業を防ぐ措置を怠った労基法違反の罪で2017年に有罪判決が確定したが、その後もずさんな労務管理が続いていたことになる。

 関係者によると、是正勧告は9月4日付。労基法違反が2件、安衛法違反が1件で、いずれも、残業時間に罰則付きの上限規制を初めて設けた改正労基法が施行される前の18年中の法令違反が対象だった。

 電通は18年、残業時間の上限を原則として月45時間、事前申請すれば月75時間に延長できる36協定を労働組合と結んだが、上限を超す違法残業を社員にさせたケースが4回あった。いずれも営業関連の部署で、最長で上限の2倍以上にあたる月156時間54分の残業をさせていた。

 上限を月75時間に延長するために必要な事前申請をせずに、違法に延長したケースも6回認められた。
 さらに、社員の安全や健康を確保するために社内に設ける安全衛生委員会の運営に際し、最低1人を委員とすることが義務づけられている産業医をメンバーに入れていなかった。委員のメンバーの半数を労働側委員にしなければならない規定にも違反していた。経営側委員が半数以上を占め、経営側の意見が通りやすい状況になっていた。

 電通は朝日新聞の取材に対し、「是正勧告を受けたことは事実。事務手続き上の問題は、システム対応により速やかに解決を図った。(安全衛生委員会は)法令にのっとった形式での委員選任を再度実施した。19年度は現時点までに36協定違反は発生していない」(広報)などと回答した。

感想
何度も指摘や処分を受けても変わらないのは、トップに問題があるからなのではないでしょうか?

日本電産会長 永守重信氏
「病は気からと言うが、企業もおかしくなるのは社員の心や経営者の心情からだ。まず心を治さないと会社はよくならない。企業再建で感じるのは社員の心が病んでいることだ。社員の心が病むのは経営者に問題があるからだ。経営者に問題があると、社員の士気はどんどん落ち、品質やサービスの質が低下する。経営者への不満と不安の繰り返しで業績はさらに落ちて行く。社員の心を掴んで変えるのがトップの役割だ」

「育てにくい子は挑戦して伸ばす」中邑 賢龍著 ”個性を見つけ、育てる”

2019-12-05 01:18:28 | 本の紹介
・2014年から、東京大学と日本財団の共同事業としてスタートした「異才ハックルプロジェクトROCKET」のディレクターを務めています。
Room Of Children with Kokorozashi and Extraordinary Takents

・カウンセリングを行う際、我々が社会の常識を前提とした価値観を捨て、とがめ立てをせずに子どもの姿と言い分を受容することで、子どもはコミュニケーションを続けようとします。

・本当に才能ある子どもは、W君のように挑発されると、負けずに再挑戦してくるはずです。その繰り返しで、大人が想像していたよりもずっとたくましく育ってくれる。そう信じて、今日も私は子どもたちを挑発し続けます。

・なんでもかんでも叱ればいいわけではありません。自分のミスに落ち込んでいる子どもを叱らないでください。落ち込んでいるということは、過ちを自覚できている証拠です。そこでさらに叱ったら、追い詰めてしまいます。

・上手な叱り方
「周りをみてごらん。みんな静かに読書しているのに迷惑だよ」

・ホリエモン(堀江貴文)さんに講演を頼んだ時、B君は堀江さんの子どもの頃の話の途中で勝手に外に出ていき、戻ってきたと思えば、「ところでおじさん、何やっている人?」と尋ねる。この時の堀江さんの返事は、さすがでした。
「ホームページ見て!」

・チームラボの代表の猪子寿之さんの講義でも、同じ。猪子さんが水族館でメディアアートの展示をしたスライドを見せると、すかさず、
「おじさん、それ水族館と関係ねえじゃん」
猪子さんの返事は、シャレていました。
「おー。おれもそう思う。でも水族館に魚の勉強にくる人がどれだけいる? みんな癒されにくるんでしょ。だから、これもいいの!」

・お子さんの言動に悩んだ時、改めて「我が子の良いところ」を書き出してみると、接し方も変わります。

・学校で友達探すのは、エネルギーの無駄づかい
著者「僕は友達いませんよ。仲間はいますけど・・・」

・特定の分野に困難を抱える子どもであれば、それに合わせた学習の仕方を提示して、「できる」という経験を積ませてやる、受け身の授業による、知識詰込み型の勉強ではなく、自らの好奇心、関心が出発点になるような学習機会を用意するといった工夫が、大人の側にも求められているのです。

・そんなに好きなら、その世界で食べていける大人になればいい。そのために今、自分は何をすればいいのか考えろ。そうやって、子どもを焚きつけてみれば、親も子も、本気で前に進める日がやってきます。もしも、夢破れることになっても、遮二無二になって何かに打ち込んだ体験は、必ず人生で活きてきます。

・責任をとれる大人にするために、痛い目にあわせる
集合時間の翌朝8時、フロントにやってきた子どもは、H君1人だけでした。
「3人起きてきません! まだ部屋で寝ているようです」
「そうか、それじゃ僕たちだけで出発しよう」
「彼らはどうするんですか?」
「自分で考えでしょ!行くよ!」
「エーッ。起こさないんですか?」
生徒「すみません。今起きました」
「そうか」
「どうすればいいでしょうか?」
「じゃあ、今からおいで」
「どうやって行けばいいですか?」
「ホテルの人に聞いておいで」
彼らが二度と遅刻しなくなったのは言うまでもありません。
もしも、あの朝、私が彼らを起こしにいっていたら。その場では反省するでしょうが、「寝坊しても、誰かが起こしてくれる」と高をくくってしまいます。自分がまねいた結果には、自分で責任をとらせる。

・大切なことは、子どもを追い詰めないことです。子どもは、ほとんどの場合、やらなければいけないことも、親に指摘されたことの何が問題なのかも理解できています。そこに親の言葉が矢継ぎ早に飛んでくると、さらに腹がたってしまいます。
あなたは、子どもが動く前に、先回りして責め立てていませんか?

・目の悪い人が眼鏡やコンタクトレンズで矯正するのは社会的コンセンサスが得られているからです。残念ながら知能に関しては裸知能が当たり前で、矯正知能は認められていません。困難を抱える子どもたちには、ICT(Information and Communication Technology)機器で能力の肩代りをするのが一番です。すると、彼らは自分の頭が悪いと感じて、劣等感に苦しむ必要はなくなるでしょう。

・ワープロなどの支援技術が有効な子どもを対象にした塾に、ハイブリッド・キッズ・アカデミー、入試での配慮を支援する団体としてDO・IT Japanなどの組織もあります。

・E君のように、ざわざわした場所に近づけない聴覚過敏性のある子どもにはノイズキャンセリングヘッドフォンが有効な場合があります。

・一生懸命頑張りなさいと言われて育った子どもたちは、数少ない選択肢の一つであるテレビゲームの世界の中で一生懸命に生きているだけかもしれない。

・私は学校に行くか否かではなく、教育の機会があるか否かが重要だと思っています。

・「明るく、仲良く、元気よく」だけが、目指すべき子ども姿?

・不登校だからこそ、自由に学べるチャンスがある。
 不登校をネガティブにとらえるのではなく、今しかできない教育のチャンスだおt考えると素晴らしい時間が生まれてくるはずです。

・ロボットクリエイターの高橋智隆さん
 「作ってみてください。手を動かさないと分かりません。アイデアがすごければすごいほど、誰も理解してくれません。手を動かしてカタチにしてみてください。そしたらそれを分かってくれる人が出てきます」
「迷ったら面白いほうを選んでみてください。必ずどんど大変なことと面白いことが次々起きて、結果的に、とっても豊かな人生になると思います」

・お膳立てと筋書きが成長を妨げる。現代の学校教育は失敗しないようにお膳立てして実施し、よく頑張ったねと褒める筋書きができあがっています。・・・本当の失敗の理由が、自分の心にあったと気づいたのが今回の最大の収穫となりました。

・時間の枠にとらわれないで、始めてみる。

・勉強したくないなら、放っておく。

・私たちは思い切って、教科書なしで勉強する方法を考えています。
イカの料理の場合
 「このイカは山陰で獲れたんだ」と言えば地理の
 「イカに寄生虫がいるらしいよ」と言えば生物の問題に。
 こうやって活動を教科に結びつけていくことを私たちはABSL(Activity Based Subject Learning)と呼んでいます。

・落とし穴はを経験していない人は、有事に弱い。社会に出た後に、そう簡単に目的を達成できることなんて、ないのです。子どもたちが困難に直面してもそれを楽しみ前に進める大人に育つように、今日も落とし穴を考え、時には一緒に落ちようと思います。

・ROCKETの唯一の掟は「子どもたちを見捨てない」というものです。挑発はしますが、どんな子どもも見捨てるつもりはありません。しかし、活動を続けていると、子どもたちから我々が見限られていきます。あれほど学校が嫌いだと言っていた子どもの中に、学校に通う子どもが出てくるのです。

感想
こういう教育の場があることは、親御さんにとっても救いだと思いました。

眼鏡がない時代は視力が弱い人は致命的でした。
しかし眼鏡があれば問題なく活動できます。

同じように読み書きがわからない場合、音声やPCで文章を作成することにすれば、問題なくできるようになる人もいるとのことです。
ある面が弱い場合、違う面が優れている場合あります。

凹凸があります。
その人の秀でたところを見つけ、そして自信を持たせる。
好きなことにはすごい集中力を持っている子どもたちがいます。
自然科学の大発見もそういう人が大きな貢献をして来ました。

教育の無限の広がりを感じました。