幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「図書館ラクダがやってくる」マーグリート・ルアーズ著 ”将来のために子どもたちの学びのために本の提供”

2020-06-21 12:25:55 | 本の紹介
・オーストラリアには5,000以上の図書館があります。このうち72の図書館は移動図書館です。大型のトラックや大型トレーラーがっ大都市の図書館に行くことのできない子どもたちに、何千冊もの本をとどけているのです。

・アゼルバイジャン
2台の図書館トラックが、難民のための学校23か所を巡回し、およそ1,600人の生徒たちに本をとどけています。

・カナダ イヌイット
郵便で送ってくれます。また、子どもたちが本を送り返すときに切手代を払わなくてすむように、切手をはった返信用の封筒まで同封してくれるのです。

・フィンランド多くの島に住む住民に「図書館船」を使って、本を運んでいます。

・インドネシア
7つの水上図書館があります。

・ケニア
遊牧民にラクダで本をとどけているのです。

・モンゴル
ゴビ砂漠に点在して暮らす遊牧民の子どもたちに、馬車やラクダで本をとどけています。
ダシドンドク(有名な児童文学作家)さんはモンゴル児童文化基金と協力して、ミニバスと1万冊の本を手に入れることができました。それらの本の多くは、日本から寄贈されたものです。ダシドクさんは、モンゴル語に訳した文をはりつけた日本の本を、ミニバスでへき地に住む子どもたちにとどけています。

・パキスタン
パキスタンにはあまり図書館がありません。ジャージー・アンド・ガンジー信託とイギリスの慈善団体セーブ・ザ・チュードレンの助けを借りて、今では各地の学校を訪問して大人気になっている移動図書館バスを手に入れました。6,000冊を、各地の学校の子どもたちにとどけます。ほとんどの地域は2週間に一度だけやってきます。アリフ・ライラ団体がバスを運営。アリフ・ライラはアラビア語で千夜一夜を意味する。

・パプア・ニューギニア
非営利慈善団体ホープ・ワールドワイド(世界に希望を)のボランティアたちは、パプア・ニューギニアの奥地に本を運ぶことに情熱を傾けています。
本を手にした子どもたちの笑顔は、パプア・ニューギニアのジャングルまで本の箱を運ぶボランティアには、何よりのプレゼントです。

・ペルー
セディリIBBY(国際児童図書館)ペルーは、リマに住む家族に本の入った袋をとどける団体です。それぞれの袋の中には20冊の本が入っていて、家族はそれを
1か月間家に置いておくことができます。

・タイ
タイ北部のオムコーイ郡(道路もない山奥)には、学校も図書館もありません。ゾウのチームは、一回の旅で7~8の村を回り、それぞれの村に2~3日滞在します。今ではオムコーイ群でおよそ20頭のゾウが本を運んでいます。

・ジンバブエ
ブラワヨ州の町。町の外に出ると、舗装された道路はほとんどありません。図書館の本もロバの引く荷車が運んできます。

感想
いろいろな国で、本を手にできない子どもたちに本の提供を様々な工夫で行っています。
子どもたちは本をとっても楽しみにしています。

図書館で気楽に本を借りられることが当たり前と思っていましたが、有難いことなのです。
それを生かすかどうかが問われているのかもしれません。

子どもたちに本を提供している人々がいらっしゃることがまだまだ世界も捨てたものではないと思いました。