嫌な気持ちになって落ち込みやすいタイプの種類
1)極端 ALL or Nothingタイプ
完ぺき主義傾向が強く、物事を、YesかNo、全てか無で判断しがち
→中庸の考えが持てるといいですね。習い事でも100%やろうとせず、70%出席できたらよいとか。
そう思っているといろいろなものに参加できます。
2)大げさ世界沈没型
ちょっと行き詰ることが起きると、それがすべてのことに共通する不幸の法則だと捉えがち。
→一つの行き詰まりや不安が自分の全てを否定してまうような気持ちになったり。
それが最悪のケース、どうなるかを考えると、案外たいしたことが無いように思います。
先ず、命を取られることはないですから。
3)どうせ、やっぱりあきらめ型
自分の自己評価が非常に低すぎているため、トラブルや失敗が起きると、
すぐ「ダメな自分のせい」にしてあきらめてしまう。
→自信をなくしてしまうと、今までできていたことまで出来なくなるからふしぎです。
自分の能力は変わらないのに、自信を失うとできなくなります。
30cmの平均台の上を歩くのは難しくありません。落ちることもありません。
でも30mだったらどうでしょう。歩けなくなります。
まさに心の持ちようでできたり、できなかったり。
4)深読み被害妄想タイプ
物事を深読みしすぎて、悪いように悪いように解釈してしまう。
→不安はきりがないです。どんどん膨らんできます。
その自分が膨らませた重みに自分が押しつぶされてしまいます。
あの人がああいったのは何だろう?と考えていくと、だいだい悪い方向に行きます。
深い意味がまったくないのに自分だけから周りしてしまいます。
意図して何もしない。これも大きな何もしないという大きなスルことのように思います。
5)ねばならない窮屈型
「~したい」という感情を押し殺して、「~すべき」と頭で考えて動く
→自由なようで、すべきと思う心が自分を苦しくさせていることがあります。
臨済宗では「人惑」という言葉があります。すべきと決めているのは、誰でもない自分の心だと。
こうしたら、周りからこう言われるからできないと周りのせいにしますが、
実はこれは自分の心が作っているものだと。それを「人惑」と。
嫌な気持ちになったり、ストレスが溜まった時は、事前に、
嫌なこと(ストレスになっていること)と好きなこと(気分転換や楽しいこと)のリストアップをしておき、
好きなことをやってみる、嫌なのを元気な時に少しずつ片付けておくとのことです。
それと、嫌な気持ちになった時に、「言葉」が力を与えてくれるとのことです。
その時の言葉が紹介されていました。
まほうの呪文
1)「今回の失敗で私はもう終わりだ」
・失敗は成功の母
・99個の種がダメでも、1個の種が発芽すれば、希望の芽は伸びていく
・たとえ10%でもできたのなら、できる可能性は限りなく残っている
・うまくいかなかったところは、ダイヤの原石、磨けばよりよくなるための貴重な宝となる。
2)「人が信じられない」
・他人は、自分の心の鏡。自分が好きなら相手も好き。自分が嫌いなら相手も嫌い。
必要としてほしいなら必要としてみよう。
・人の心は移ろいやすい万華鏡。とらわれすぎては損をする。
・人は人を100%理解できることはありえない。孤独感は大人の証。
・世の中の全ての人が、自分の敵になることはありえない。
3)「やらなければいけないことばかりでつらい」
・それは本当に私一人ですべきこと?せねばならないことなのか?
・ねばならないこと、べきことはしょせん人が決めたもの。
・人間が本当にしなければならないことは、食べて、寝て、息をすることのみ。
あとはできなくても、何とかなる。(排泄が抜けています)
・ねばならない、すべき ことより、したいこと が結果を出す。
4)「あの人のやることが気に入らない」
・自分と他人の物差しは違って当然、顔の数だけ物差しも違う。
・自分の法律は他人の法律にあらず。
・他人の価値観を変えるのは至難のわざ。エネルギーの無駄使い。
・他人を変えることより、自分を変える方が手っ取り早い。
・その他人へのエネルギーを自分磨きに使ってみよう。
5)「過去にとらわれ後悔ばかりだ」
・私の選択は常にベストである。
・間違っていたかどうかは、私のこれからの生き方が決める。
・人生に無駄なことは何ひとつない。
・あらゆる経験は、すべて、その後の活用できるかどうかで、価値が決まる。
気に入った言葉を手帳などに記載して、自分でその言葉を呟くときっと助けてくれるように思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/すっぱい葡萄
イソップの”すっぱい葡萄”の話を思い出します。
自分をいかに納得させるか。