幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「あなたを自殺させない 命の相談所『蜘蛛の糸』佐藤久男の闘い」中村智志著 ”ユーモアを忘れない!”

2021-01-03 18:48:18 | 本の紹介
・34歳で独立すると、不動産会社の社長になった。年商十億を超える企業にまで育てたが、長引く不況で2000年10月に倒産した。バンガローのような自宅も競売にかけられた。うつ病に苦しみ、自殺の恐怖にかられた。
だが、少しずつ立ち直ると、「戦後の経済を支え、地域に貢献してきたはずの中小企業の経営者の自殺を防ぎたい」と考えるようになった。

・佐藤が「蜘蛛の糸」をつくった2002年、秋田県の自殺者数は494人に上った。うち自営業者は89人もいた。それが、2012年には、自殺者が277人、うち自営業者は30人にまで減少した。
もちろん、佐藤一人の力ではない。秋田県庁も危機感を抱き、2000年から対策を取り始めていた。秋田大学の研究者たちも研究と実践をつなぐことに力を注いでいる。
秋田モデルは自殺者を減らした成功例としてよく知られており、日本の自殺対策を語るうえでは欠かせない。その秋田モデルの中核に、佐藤がいるのだ。

・相談者の声
 ・「困ったときに、わかってくれる人がひとりでもいれば、すごく、いいなと思う」
 ・「ガス止めてもらってありがと、水道止めてもらってありがとうって、そのおかげで私はこれだけ頑張れるって、そういう考え方よ、それがプラス思考といのうのよ」

・「ただ聞く、それを我々もやっています。ただし、可能性を示す。この人を生かしたいという気持ちをどっかに漂わせながら聞く。」

・「自分の運命の流れに逆らわねえようにしましょう。逆らってもがくから、悪いことが重なるんだべ、運命とたわむれてみれ」
この言葉は、佐藤が敬愛する良寛が遺した逸話が下敷きになっている。
<災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬる時節には死ぬるがよく候。是はこれ、災難をのがるる妙法にて候>

・佐藤は倒産後に、アウシュビッツの収容体験を描いたヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』を繰り返し読み、深い感銘を受けた。なかでも忘れられないのが、収容所で家族を殺されたフランクルが、極限状態でもユーモアを失わない姿だった。フランクルアは、ユーモアは自己を維持するための心の武器だと言っていた。

・倒産した。この日、佐藤は愛用の三年日記にこう記した。
<第3の人生のスターと日
1. 逃げないで、真正面から人生に対応しよう
2. 専門家(弁護士)に委ねる
3. 新しい人生をスタートさせる >

・日記に
1. 軽蔑された、その通りですと言おう
2. 冷たくされたら、自分の方から声をかけよう
3. 馬鹿にされたら、感謝しよう

・「失ったもの」
 社長業、自宅、会社、事業、社員、預金、株券、信用、友人、忙しさ
 「残ったもの」
 家族の愛、深い友情、自分、時間、ヒマ

・「左遷の哲学」伊藤肇著を読み明かした。重要な個所には蛍光ペンや鉛筆で線を引き、付箋を貼った。

・西郷隆盛にも影響を与えた幕末の儒家・佐藤一斉『言志四録』の言葉には特に救われた。
「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。只だ一燈を頼め」

・フランクルはまた、生死を分けたものとしてこうも記していた。
<収容所の中の人間に、ふたたび未来や未来の目的に目を向けさせることが内的に一層効果をもつことが指摘されているのである。・・・。これに対しての一つの未来を、彼自身の未来を信ずることのできなかった人間は収容所で滅亡して行った。未来を失うと共に彼はそのよりどころを失い、内的に崩壊し身体的にも心理的にも転落したのであった>

・やがて、佐藤の中で、ある決意が芽生えた。
「中小企業経営者の自殺を防止する機関を立ち上げよう」
中学時代に国語を習った恩師の永井隆一のもとを訪ねた。永井は秋田県教育長の教育次長も務めていた。
「それはとても大事なことだから、がんばりなさい。私が理事長になってあげよう」
地元経済界のリーダー、那波宗久が応援してくれた。
そして思いきって、知事面会に申し込んだ。秋田県では、知事面会と称して、知事が直接、県民からの提言や提案を聴く場を設けている。
こうして佐藤の構想は、知事のお墨付きを得た。
「佐藤さん、がんばってください。お願いしますよ」
倒産から1年と1か月が過ぎていた。

・佐藤は、NPO法人「蜘蛛の糸」設立にあたり、ふたつのことを決めた。
ひとつは、相談を経営者に限定すること。自分は精神科医でも法律家でもない。ただ経営者の気もちはわかる。仲間が自殺に追い込まれている地域社会に一矢を報いたい、という気持ちが強かった。もうひとつは、秋田県中心に活動すること。

・2002年6月14日にNPO法人設立の認可を受けると、秋田県のホームページに載った紹介を見た人がちらほらと相談に来はじめたのだ。
マスコミ報道も後押しした。6月29日付の毎日新聞秋田版が「社長さん 倒産に負けるな/立ち直り支援NPO 来月1日スタート」という見出して「蜘蛛の糸」の設立を報じると、7月13日には朝日新聞秋田版に「倒産企業の経営者 NPOがサポート」と載った。

・面談には三つのキーワードがある。
 ゆっくり。
 きっちり。
 じっくり。

・佐藤は、答えは相談者の内側にあると信じている。

・相談を進めるうえで、誰に対しても欠かさず除去する「危険因子」がある。生命保険だ。・・・。
生命保険の解約は自殺防止につながるだけではない。経営者は多額の生命保険をかけている例が多く、数百万円の解約金が戻ってくることもある。そのお金は当面の生活費や弁護士費用に充てることもできる。

・1997年に消費税が3%から5%に上がったことも、中小企業にはボディブローのように効いていたかもしれない。「金融機関の貸し渋りが引き金を引いたな。中小企業は資金が回らず、人間で言えば一気に血を抜かれたみたいになった。病人が点滴を抜かれるようなもので、たまったものではない」

・「法律(自殺対策基本法;2006年6月に成立し、その年の10月に施行)があるのとないのとでは大違い。私の活動が認められるようなったのも、基本法できてからです。それまでは、いくら新聞やテレビに載っても、どこか懐疑的に見る人もいたわけさ」 佐藤はこんな表現で基本法に感謝した。

・自殺対策基本法の成立までには、多くの人の力が尽くされた。特に大きいのは、民主党の参議院だった山本孝史と、NPO法人「ライフリンク」の清水康之の存在だろう。

・「兄のランドセル いのちの政治家 山本孝史物語」

・あしなが育英会の玉井義臣会長から(山本)に電話が入った。
「奨学金利用者に、親を自殺で亡くした子どもたちが増えてきた。自殺はうつ病だけが原因ではなく、社会的な要因が多い。国会でも取り上げてくれないか」
そこから山本の自殺対策をめぐる活動が始まった。

・「秋田モデル」の特徴として次の4点があげられる。
1. 県、秋田大学、民間団体、医師会等の「民」「学」「官」の連携が進んだ。
2. 自殺対策に熱心な民間団体が結成されている。
3. 広範な啓発活動とワンストップの相談体制を構築した。
4. 行政、大学、民間団体の役割分担が機能し始めた。

・2007年7月、秋田県は秋田県医師会と共同で「命の尊さを考えるシンポジウム」を開催した。ここでのポイントは「自殺をタブー視しない」「個人の問題ではなく、社会の問題としてとらえる」であった。県は翌年から本格的な事業として自殺対策をはじめた。
対策の柱は「情報提供・啓発活動」「相談体制の充実」「うつ病対策」「予防事業の推進」「予防研究」の五つ。

・(自殺)要因が芽生えてから亡くなるまでの年数は、中央値で5年、平均値で7.5年。男性なら3.8年、女性は8.1年。
・釜石を再訪する前、佐藤は相談に臨む心構えを書き出した。
1. ひたすら「傾聴」に徹する
2. 信頼関係の醸成に時間をかける
3. 他人の悲しみに土足で踏み込まない
4. 相談者が望まない相談をしない
5. 「生きる希望と勇気」を与える

・「まず、家族です。家族経営に徹して、家族が生きられることを考えましょう。この際、従業員のことは考えなくていいから。自分たちが立ち上がり、それから先に従業員だった人たちをまた雇えばいいじゃないですか」
この言葉が復活のきっかけになった。従業員の給料をどうやって払うのかばかり考えていたが、家族が食べていく分だけなら何とかやれる。菅野は気持ちがすっと軽くなった。

・「得意分野は何ですか?」
 「惣菜と弁当、それに冷凍食品です」
 「それなら、弁当だけに絞りませんか」・・・
 「私は最初は、前の規模に売り上げを戻すことだけを考えていました。あれもこれもと考えて何も前に進みませんでした。でも今は、まずは家族が行き抜くことを考えています。」

・佐藤は震災の年の夏、釜石で「天国と地獄」という話を聞いた。津波の難を逃れた店は、全国からの来訪者や地元の人でにぎわう。津波に店を流された人は「天国」店の繁栄を横目で見つつ、その店の客にもなる。

・(子どもたちへ)「私から皆さんへのメッセージ」として三つのことが書かれていた。
1. 自分のいのちは「お父さん」「お母さん」からいただいた「大切ないのち」です。そして、未来につながる「大切ないのち」です。
2. これからの人生には楽しいことがいっぱい待っています。大勢の友人を作って仲間と一緒に元気に成長してください。
3. 自分のいのちはたったひとつしかありません。自分のいのちと同じように友達のいのちも大切にしてください。

・佐藤は、人を自殺に向かわせる要素として、「原因」「職業」「年齢」の三つを挙げる。

・「10年経って900社ぐらいの相談を受けてきましたが、私は素人なんですね。でも、プロになろうとは思いません」

・「インドの宗教家に『我々の心配していることの98%は当たらない』って言葉があるのです」
「みなさんも、去年の今頃心配してたことってわかります?」
誰もが顔を見合わせ、首をひねった。
「わからないすべ? あたんがぼけて来たんじゃないですか?」
「ははははは」
「ということは、今の心配も来年再来年のうちになくなっちゃうんです」

・きんさんぎんさんのエピソードを持ち出した・
「有名になってお金が貯まるでしょ。『きんさん、そんなにお金と貯めてそうするの?』って聞かれて、『将来に備えるため』って答えたそうです」
「ははははは」

・長生きの秘訣を紹介した。
「五点あります。一つは小食です。あまり食べない。二番目は菜食。野菜を食べる。三番目は適度の運動。わかりますね。四つ目は、男の人はね、女の人に絶えず関心を持つこと。五番目は、女の人は、早く旦那と死に別れること」

感想
自分の会社倒産で多くのものを失いました。
そして自殺も考えました。
でもそこから、視線が自分のことよりも、同じように苦しんでいる仲間のいのちを救いたい方に向けられました。
佐藤さんの熱意が周りも動かして行ったのでしょう。
ご自分が倒産という体験があったからこそ、言葉にも重みがあり、かつ経験からの学びも役立ったのだと思います。

ユーモア、大切ですね。
忘れないようにしたいです。

小林化工株式会社様導入事例 今後の事業拡大を支えるシステム基盤をSAP導入により確立し、業務とシステムの最適化を実現する ”品質面が後手に?”

2021-01-03 03:54:54 | 社会
福井県あわら市を本拠地に、医療用医薬品の製造・販売を手がける小林化工株式会社。同社は後発医薬品(ジェネリック)ビジネスの急成長を見据えて、グローバル製薬業界で広く活用されているSAP ERPを導入しました。
https://www.jsol.co.jp/casestudy/53kobayashikako.html


課題・解決・効果
課題;
将来の売上高、生産量増大への対応。
円滑な事業継続を支援する仕組み作り。
システムの個別化による二重入力や手作業によるデータ連携の解消。

解決;
製薬業界での標準基幹システムであるSAPを導入することで、製薬業界における標準ベストプラクティスを実装し、上記課題解決を目指す。

導入効果;
データ自動連携による受注出荷業務の効率化
業務フローの全社標準化、業務分担の明確化
インフラのパフォーマンス強化によるデータ抽出時間の短縮

小林化工株式会社様
左)小林化工株式会社 執行役員 コーポレート本部長 宮川 修治氏
中)小林化工株式会社 代表取締役社長 最高経営責任者 小林 広幸氏
右)小林化工株式会社 コーポレート本部 情報システム室 課長代理 長谷部 了氏

国内外の医療機関や調剤薬局に高付加価値型のジェネリック医薬品を提供
1946年から半世紀以上にわたって医療用医薬品/一般用医薬品の開発/製造/販売を行う小林化工。現在はジェネリック医薬品に特化した製薬会社として、ライフサイクルマネジメントの観点から高度な製剤技術を駆使して高付加価値製品の開発を進めている。代表取締役社長で最高経営責任者の小林広幸氏は次のように語ります。

「当社が追求しているのは、患者様が飲みやすく、医療関係者の皆様が取り扱いやすい製品作りです。当社独自の工夫を施した、高付加価値型ジェネリック医薬品の研究開発と供給を進めています」

高レベルの品質保証と需要拡大に応えるため、安定供給に関しては医薬品の製造・品質管理基準であるGMPの日・米・欧対応を目指した最新鋭の工場を建設し、ハード/ソフトの両面から充実を図っています。2016年には年間約10億錠の生産能力を持ち、ロボット技術を駆使してローコストオペレーションを実現した清間第二工場を竣工しました。さらにオンコロジーセンター(抗がん剤製造棟)、総合物流センター、製剤技術総合研究所などを有し、優れた医薬品を全国に供給しています。

海外でも早くから台湾でビジネスを開始以降、香港、韓国、ベトナムへの輸出を強化してきました。今後もASEAN地域やUAEなどでグローバルビジネスを推進していくといいます。

全社統合基盤による業務の高度化を目指してSAP ERPを導入
小林化工が基幹システムの見直しに着手したのは2017年。日本政府が「2020年9月までにジェネリック医薬品の使用割合を80%とする」方針を打ち出し、生産量・販売量の増大が確実視される中、大規模生産に対応できる体制が必要でした。しかし、既存システムは販売購買管理を中心に会計、生産管理、在庫管理、品質管理など個別で運用しており、システム間の連携が課題となっていました。また、より正確な原価管理も重要でした。そこで全社統合システムを構築し、経営判断に必要な情報をスピーディーに入手できる基盤を整えることにしました。

「データベースを統合し、各種の実績データをタイムリーに見られるようにすることが最大の目的です。また、業務の効率化を推進し、人的リソースを高付加価値業務にシフトしたいと考えました」(小林氏)

同社は、グローバルの製薬業界での実績が豊富なSAP ERPを採用しました。海外の製薬会社や原材料メーカーの多くと同じシステムであれば、円滑な取引にも役立つと考えたからです。また、執行役員でコーポレート本部長の宮川修治氏は「既存のMES(製造実行系システム)やWMS(倉庫管理システム)との連携、導入パートナーのJSOLのサポート体制が充実していることなども総合的に判断して決めました」と振り返ります。

SAP ERPのインフラ基盤は、JSOLの提案をもとに伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下 CTC)のSAPに最適化されたクラウド基盤「CUVICmc2」を選定しました。製薬業務に必要なCSV(コンピュータシステムバリデーション)対応をインフラレベルで実装していたことと、伊藤忠グループのCTCが提供するサービスの信頼性を評価しました。コーポレート本部 情報システム室 課長代理の長谷部了氏は次のように語ります。

「日常の運用、リプレース時のサーバー構築などの負荷軽減を考えてクラウドを選びました。当社にとっては初めてのクラウド導入でしたが、JSOLからCUVICmc2の稼働実績の説明やCSV対応の提案をいただきながら理解を深め、懸念点を解消していきました。CTCが提供するクラウドサービスであれば、海外サービスと比べて融通が利くと考えたことも理由の1つです」

経営トップが積極的に関与することで一体感を醸成
2017年7月に始まった導入プロジェクトは要件定義、設計・開発、テスト・移行を経て、2018年10月に本稼働を開始しました。会計、販売、購買在庫、生産、品質のモジュールすべてをビッグバンで稼働。SAP ERPとは別途構築したLIMS(品質管理システム)、導入済みのMESシステム、物流システム(WMS)、データ交換システム(JD-NET)、Web受注システムとも自動連携させました。

キックオフ前の全体構想フェーズでは約4カ月かけて現状の業務課題を抽出し、改善点を整理しました。また、SAP ERPの標準機能と連携ツールの適用によって極力アドオンを排除しました。SAPのベストプラクティスを維持し、独自の業務フローもSAP ERPに合わせ、アドオンが必要な業務については協議を重ねながら最低限に絞ったといいます。

「経営陣全員が当初から会議に参加して、全社を挙げて推進していくという姿勢を示しました」と小林氏が語るように、経営トップ自らトップダウンで進めたことも、一体感の醸成と社員の意識向上につながりました。

プロジェクトメンバーには各業務部門のキーマン、さらに若手社員を積極的に登用して、新しいシステムを担う意識につなげたといいます。

「プロジェクトは、従来の業務を見直すきっかけにもなりました。標準化を進めながら業務のマニュアルを作成したことで、システム稼働後もスムーズに移行できました」(長谷部氏)

SAP導入による即時効果
SAP ERPの導入により、同社は強固なシステム基盤を実現しました。柔軟性の高いクラウド環境により今後データ量が増大しても、即時の拡張が可能になっています。

業務面では、二重入力や手作業が解消しました。JD-NETやWeb受注のシステムでは自動連携により、受注出荷業務の作業負荷が軽減されています。

「受注業務が効率化された結果、1~2人月の工数削減が実現しました。工場ではMESとのデータ連携を自動で行うことでシステムごとの多重入力がなくなり、業務の無駄が排除されています」(宮川氏)

今後はデータを蓄積し、システム活用の習熟度を高めることでより効率的な経営を推進する考えです。従業員の間でもExcel中心の業務から脱却し、標準システムを活用していく意識が高まりました。部門間の連携が強化されてコミュニケーションが活発化し、さらに業務を改善していく自発性も芽生えているといいます。

システムのパフォーマンスにも満足していると長谷部氏は語ります。「従来は1時間半かかっていた過去データの抽出が、数分でできるようになり、まったくストレスがありません」

今後の取り組み:BCP対策を強化し、
工場との連携を高めて高品質維持と安定供給へ
小林化工は今後、BCP(事業継続計画)対策を進めていくといいます。また、MESが未導入の工場についても導入を進め、SAP ERPとのリアルタイム連携を図っていきます。さらに、工場の自動化に向けてロボットやAIも積極的に活用していく構えです。

継続的な製品の品質確保と安定供給のためにも社員教育を充実させ、システムの活用度を高めていくことは欠かせません。品質管理についても製薬業界ではデータインテグリティ(Data Integrity)の概念のもと、データの一貫性が求められています。物流面でも販路の拡大に向けて、データ処理のスピードや正確性の向上は不可欠です。「さまざまな課題に対応するため、今後もシステムの強化を続けていきます。今回きめ細かなサポートをいただいたJSOLとCTCには、引き続き力添えを期待しています」(小林氏)

感想
経営トップが品質を考えていれば・・・。
SAP導入で効率化も求められ、無理な工数削減、派遣/アルバイト採用の比率拡大、教育訓練の不足になっていなかったでしょうか?

データインテグリテ(DI)を声高に言っておられる製薬企業が増えてきました。
しかし、DIの前にするべきことがあるのです。

GMPはミスしないことよりも、ミスを起こさない/できない仕組み、ミスがあっても発見でき防止する仕組みを求めています。
また悪いこと(今回SOPでは2人作業だったのに1人で行った)ができない仕組みが求められています。
まさにそれがDIの求めていることなのです。
DIの仕組みを導入することよりも、基本を忘れている製造所も多いです。

GMPでは悪いことができないように、製造する人と評価をする人を分けています。
評価はサンプリングから始まります。
ところが日本のGMPでは、原則サンプリングは品質部門で行うとしていますが、例外を許しています。その例外を拡大解釈して、製造現場でサンプリングしている製造所も多いです。
現場で良いものをサンプリングしたら、評価は良いに決まっています。
こういった基本ができていない製造所も多いです。
小林化工さんの問題が生じた製造所のサンプリングはどうだったのでしょうか?
QCでサンプリングされている製造所であれば、GMPの基本を理解されている製造所だと思いますが。

SOP導入で品質も向上するようなニュアンスがありますが、SAP導入=品質向上ではありません。
今回の事件、人のミスにしていますが、人のミスはきっかけで、普段のGMPのシステム&運用に問題があったと考えるべきです。
無理な生産計画が背景にあったのではないかと推定していますが、仮にそれがあっても、絶対SOP違反をしないことです。
2人作業なら決して1人で作業しないことです。
そうしないと、SOP違反をしたことになります。
これは犯罪行為と捉えるべきです。
厳しい生産計画、厳しい様々なことがあっても、犯罪行為だけは避けることです。
ただ、生きるための小さな犯罪行為はあったも良いとは思います。
なぜなら、品質よりも安全(生きる)が優先されるからです。
「SOP違反は犯罪行為」との認識が従業員や経営層に弱かったのかもしれません。
協和発酵バイオさんでは、SOP改訂せずに製造していました。
またそれをQA(品質保証)が許していました。
作業者が「作業がSOPに違反していることを知らなかった」との発言もありました。
つまり、SOPも知らなかったのです。
ひょっとして小林化工さんの作業者もSOPを知らなかった可能性があるかもしれません。
人のミスで片付けずに、その背景にある問題まで、当局、第三者委員会がきちんと踏み込んで調査されることを願います。
人のミス ミスに隠れた 新事実
製薬企業で大きな品質トラブルが起きると、必ずと言っていいほど、生産優先です。
生産優先は当然ですが、決して許してはいけない、死守しなければならない品質保証があることを、QAはもっと肝に銘じるべきではないでしょうか。
協和発酵バイオさんの山口県の改善命令には、「適切な製造と品質の責任者を置きなさい」が含まれています。つまり、これは「あなたたち製造と品質の責任者は不適格です」と言われたことになります。
出世や評価もあったかと思いますが、絶対してはいけないことはしてはいけないのです。
QA長は「私はSOP改訂されない製造は認めません。私のQA長から異動させてやってください」ぐらいのことを言う決意が必要です。
それがないならQA長を辞退すべきだと思います。
そしてその決意が会社を守るのです。

魅せるGMP対応工場  グラビティ活用の最新工場
https://librarytaisei.jp/slibrary/mono/medicine/kobayashikako02/

福井県あわら市に本社を構え、様々な医薬品の製造・販売を行っている小林化工株式会社様。
創立70周年の目玉事業として、本社および本社工場の南側に位置する清間工場内に、固形製剤及び経口液剤を生産する第2工場を新たに計画されました。
清間第二工場の建築計画から竣工に至るまで、医薬品製造管理者の岩佐部長様から多大なるご提案及びご指導をいただきました。ここに厚く御礼を申し上げます。
(コンテンツ作成日 2017年11月)

既存の製造所への設備投資ははどうだったのでしょうか?
患者様が服用されるお薬に、「このお薬は最新鋭の製造所で、これは設備が古く品質が今一つの製造所で造っています」はあり得ません。
設備が古くても品質保証は可能です。
ひょっとして経営陣はそのことを失念されていたのでしょうか?
この製造所がきちんと品質保証されていたかどうかは、逸脱とOOS/OOTの件数とそのCAPAの実施数を見ればわかります。
少ないと問題です。報告が上がっていないのですから。
報告されない製造所は品質保証以前の問題です。
当局、第三者委員会がその点も見ていると良いのですが・・・。

2021年は「説明責任」を果たさぬ政治家や大企業を看過するな ”国民が声をあげると少しはまともになっていく”

2021-01-03 03:00:00 | 社会
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/2021%E5%B9%B4%E3%81%AF-%E8%AA%AC%E6%98%8E%E8%B2%AC%E4%BB%BB-%E3%82%92%E6%9E%9C%E3%81%9F%E3%81%95%E3%81%AC%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6%E3%82%84%E5%A4%A7%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%82%92%E7%9C%8B%E9%81%8E%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AA/ar-BB1cpumy?ocid=msedgntp ハーバー・ビジネス・オンライン 2021/01/02 15:32
「空間除菌中」のラベルシールを剥がし利用客に説明なく除菌ミスト噴霧を続けるすかいらーく系レストラン(筆者撮影)© HARBOR BUSINESS Online 提供 「空間除菌中」のラベルシールを剥がし利用客に説明なく除菌ミスト噴霧を続けるすかいらーく系レストラン(筆者撮影)
 筆者の2020年の執筆活動を振り返ると、新型コロナウイルスに関連した取材が多かったことは当然ながら、共通するキーワードとして「説明責任」という言葉が思い浮かぶ。

 すかいらーく系列レストランにおける謎の除菌ミスト噴霧問題、数多の疑惑追及から逃げ回る菅原一秀前経済産業大臣を追った一連の記事によって、説明責任を果たそうとしない大手外食企業や政治家の姿を浮き彫りにしてきた一年だった。

すかいらーく空間除菌問題

 新型コロナウイルス禍により、混乱を極めたのが消毒液等の空間噴霧だ。筆者が6月にすかいらーく系レストランにおいて遭遇した謎の除菌液の空間噴霧。そこから追及を開始した所謂「すかいらーく謎霧問題」では、全国の店舗に設置された超音波加湿器から噴霧されていた除菌液の成分を突き止め、除菌液製造会社や科学者への取材からその有効性と安全性を検証、各運営会社の説明の食い違いやすかいらーくホールディングスのちぐはぐな対応などから食の安全を預かる大手外食チェーンとしての姿勢を問うた。

 当初の報道後、すかいらーく各レストランは超音波加湿器を撤去。しかし、11月から「空間除菌中」などのラベルを剥がして除菌液ミスト噴霧を再開した。再噴霧に際しては従業員への口止め疑惑も浮上し、一部店舗では「ただの水です」と虚偽の説明が行われていたことを掴んだ。

 国内外の機関が有効性と安全性に懸念を示す除菌液の空間噴霧を現在も続けるすかいらーくグループ。何のために、そして誰のために行うミスト噴霧なのか、「すかいらーく謎霧問題」は「すかいらーく謎対応問題」と化し、企業倫理が問われる事態となった。

〈参照:HBOL|すかいらーく系レストランでミスト噴霧される謎の除菌液は大丈夫なのか? その正体を追ってみた〉

〈参照:HBOL|すかいらーく系レストランでミスト噴霧される謎の除菌液。運営会社によって主張が食い違う「成分」〉

〈参照:HBOL|すかいらーくグループ、系列レストランでの「除菌ミスト噴霧」を再開。一部店舗では「水です」と客へ説明〉

前国務大臣への直当て取材

 そして政治家の疑惑追及では菅原一秀前経産相への直当て取材により、この代議士の本性を炙り出した。

 週刊文春の香典秘書スクープ報道による公選法違反疑惑によって2019年10月に経産大臣を辞任後、雲隠れを続けていた菅原議員。年明けに活動を再開するのではと見た筆者は20年1月、ジャーナリストの藤倉善郎氏とともに前経産相の選挙区内での動きを追った。

 しかし、昨年初頭の主要駅や練馬区の賀詞交歓会には秘書のみが現れ代議士の姿はなかった。その後、菅原は国会会期直前の1月中旬と検察が不可解な起訴猶予処分とした6月下旬にそれぞれ衆議院自民党控室と党本部で記者会見を行ったが、疑惑への説明を果たしたとは言えないものだった。

 安倍晋三の首相辞任表明により菅義偉官房長官が自民党総裁・内閣総理大臣となることが確実視されていた9月初旬、菅原は選挙区内で駅頭活動を再開した。菅のチラシを配布し、近しい関係をアピールするなど菅人気に便乗する形で有権者の前に姿を現したのだ。 

 日々、駅頭場所を筆者に知られまいと工作を続ける代議士を捉え、直撃取材を行ったのは9月中旬。疑惑を追及する筆者に対し「あなたのは取材ではなく嫌がらせ、脅迫ですよ」と抗弁する前経産相を捉えたスクープ画像は、この代議士の真の姿を伝えるのに余りあるものだった。

 東京高検の黒川弘務元検事長による「賭けマージャン問題」で、賭博容疑の刑事告発に対し不起訴(起訴猶予)とした東京地検の処分に対し、12月24日、検察審査会が「起訴相当」と議決、東京地検が再捜査を行うとのニュースが飛び込んできた。

 同じく、不可解な起訴猶予処分となった菅原の刑事告発(公選法違反)も検察審査会案件となっている。2021年には同様の判断を検察審査会が菅原に下すことを期待したい。

〈参照:HBOL|公選法違反常態化の菅原一秀を東京地検が不起訴処分、起訴猶予は妥当ではない〉
〈参照:HBOL|菅氏の人気に便乗、1年ぶりに有権者の前に姿を見せアピールに勤しむ菅原一秀前経産相〉
〈参照:HBOL|菅原一秀衆院議員、駅頭演説への直撃取材に、説明責任果たさず「脅迫」「嫌がらせ」と逆ギレ〉
〈参照:HBOL|疑惑直撃に取材者の個人情報を連呼した菅原一秀前経産相。“探偵”使用疑惑も〉
安倍前首相による「説明責任」の示し方

 12月24日、「桜を見る会」の前夜祭の費用補填問題で、安倍前首相が自民党の記者クラブである平河クラブの記者を相手に国会内において会見を開いた。全ての責任を秘書に負わせ、安倍自身は「私が知らない中で行われていたこととはいえ道義的責任を痛感している」と“反省”してみせた。2020年を締めくくる年末最後に「説明責任」を果たすフリをしたのが安倍前首相だったことは、つくづく2020年を象徴している出来事だった。

2021年、菅政権の起死回生策に統一教会ルート?

 新型コロナウイルスの感染拡大により、見えづらくなったのが自民党政権と統一教会(天の父母様聖会世界平和統一家庭連合)の関係だ。

 2019年までは多くの恥ずべき政治家が教団の集会やイベント等に参加し、その関係が可視化されてきた。しかし、コロナ禍に見舞われた20年は、2月のワールドサミット以降、教団の大規模集会イベントは全てオンラインで行われており、これまで日本の現役政治家の直接参加は確認できていない。集会自体がオンラインで行われるようになったことで、その関係性が見えづらくなっているのだ。

 だからと言って、その関係が途絶えたわけではない。第2次安倍政権時代に強固な結びつきを構築した首相官邸と教団の緊密な間柄は、菅政権でも継続・発展していくと見ている。当初の高支持率がコロナ対応の不手際により急落、支持率低下に歯止めが掛からず迷走を続ける菅義偉総理大臣にとって、支持率回復への起死回生の切り札となるのは北朝鮮による日本人拉致問題の進展だ。そこに北朝鮮との太いパイプを持つ韓鶴子総裁率いる統一教会が首を突っ込んでくる可能性がある。

 もともと菅は官房長官時代からと統一教会は結びつきが強い。13年参院選では安倍首相の肝いり候補だった北村経夫を選挙期間中に統一教会地区教会へ極秘派遣、16年には教団のアメリカのVIPたちを首相官邸に招いている。子飼いの菅原一秀や山本朋広前防衛副大臣を教団関連イベントに“派遣”したのも菅の手配と見られている。

 教団は20年に全世界規模で組織の再編成を行い、日本の教団組織も会長を含め体制が変わった。そんな中で教団と自民党菅政権が今年10月までに行われる衆院選において、どのような策動を巡らせるのかにも注目したい。

〈参照:HBOL|統一教会大規模イベントへトランプ・金正恩・文在寅が祝賀メッセージ。韓鶴子訪朝団に日本の元首相と安倍側近が参加の噂も!?〉
〈参照:HBOL|自民党総裁選3候補、統一教会との”協助”関係でも菅官房長官が独走〉
〈参照:HBOL|統一教会が組織再編、全摂理機関と共に新包括組織『天の父母様聖会』の傘下に。政治家対策に影響も〉
〈参照:HBOL連載記事|政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係〉
(文中敬称略)
<取材・文/鈴木エイト(ジャーナリスト)>

【鈴木エイト】
すずきえいと●やや日刊カルト新聞主筆・Twitter ID:@cult_and_fraud。滋賀県生まれ。日本大学卒業 2009年創刊のニュースサイト「やや日刊カルト新聞」で副代表~主筆を歴任。2011年よりジャーナリスト活動を始め「週刊朝日」「AERA」「東洋経済」「ダイヤモンド」に寄稿。宗教と政治というテーマのほかに宗教2世問題や反ワクチン問題を取材しトークイベントの主催も行う。共著に『徹底検証 日本の右傾化』(筑摩選書)、『日本を壊した安倍政権』(扶桑社)

感想
「藍屋」でも次亜塩素酸水を噴霧していました。
働いている人は、それが身体に悪いことを知りませんでした。
翌月には撤去されていました。
ただ、お勘定のところに置いてあったのが、他に移動したのかはわかりませんが。

ある市町村で学校に置くと言うことで大量に買いました。
ところが、マスコミでその健康問題が言われ、その市町村は設置をしなかったと思います。

スカイラークグループも、設置を判断して購入したので、それを使わないと自分の責任になるから、無理して使っていたのでしょうか?
ちょっとした常識があれば分かることですが。

「水です」と客に説明しているとこれまた虚偽になります。
しっかり確認して、もし虚偽しているならそんなお店に入らないことです。

統一教会はいろいろあるようです。
政治ともつながりがあるようです。
統一教会関連の本 3冊
1)「愛が偽りに終わるとき」 山崎浩子著
   統一教会に入ったこと、脱退したこと
2)「我らの不快な隣人-統一教会から救出されたある女性信者の悲劇-」 米本和弘著書
   脱洗脳が上手く行く時と行かない時、韓国で暮らす女性それぞれの人生 
3)「Nの肖像 - 統一教会で過ごした日々の記憶-」  仲正 昌樹
   統一教会に入会し、ドイツにも派遣され、韓国での集団結婚式にも出たが疑問に思い脱退した

金沢大学の教授
統一教会に入信し、集団結婚式を挙げ韓国に住む日本女性は多いそうです。
韓国に住んでいる女性の半分は統一教会の信者だそうです。
それは、韓国の農村では嫁の来てがないため統一教会に入ると嫁が貰えるということで、
入信している韓国の農村の男性が多い(入信基準が低いと?)ためだそうです。

山崎浩子さんはつぼを買ったことから友達に誘われて入信したのですが、
記者会見ではつぼを買ったことは話さないように言われたそうです。
つぼを買う、不安を与える方法と山崎さん自身、不安を抱えていた状態だったそうです。

マインドコントロールとい言葉が当時話題になりましたが、マインドコントロールを解くやり方の問題もあり、その後の人生にやりがいを持てなくなった方もいるようです。
一方、韓国の農村に嫁いで、夫が働きもせずお酒ばかり飲んでいる男性と結婚し、非常に苦労した女性もいます。
ただ、その苦労が神様が与えてくださった試練だと思い、一生懸命働き、男性の母親にも気に入られ(出来が悪い息子でもやはり可愛いので)、子どもを育てた女性も多いようです。

マインドコントロールを解かれやる気をなくした女性、過酷な生活の中でもやってきた女性。
どちらが幸せなのだろうと考えてしまいました。
言えることは、今の環境で気持ちをどうもって生きるかによって変るのだと思います。

もう一つ感じたのは、統一教会の仲間がとても優しく、仲間意識が強いことです。
有名な大学には原理研究会(統一教会の学生組織)があり、
友達ができない学生を優しく誘ってくれます。いろいろと世話もしてくれます。

私の高校時代の友達の弟もまさしく同じケースでした。
その時は話を友達から聞いて、ひょっとして統一教会かもしれないと思い、
電話をしたら、言われているとおり本人を出さなかったので友達に話し、
両親がすぐに引き取りに行きました。まだ深い信仰前だったので。
やはり統一教会でした。知ると知らないでは大きな違いがあります。

この”あなたのことを思っているよ”のメッセージが、今まで受けることが乏しかった学生は入りやすいようです。
それは大人でも同じようです。つまり仲間意識を持たせてくれるのです。
ボランティアでも続けられるかどうかは、この仲間意識を持たせてくれるかによるようです。
よくないことをやっていても、この仲間から出ることができないために、
自分に理由をつけて、多宝塔を売っているのは一部の人がやっているだけだとか、
あるいはお金を出させてあげることが、その人にとってもよいのだとか納得させていたそうです。

石山本願寺を織田信長が攻めましたがとてもてこずりました。
信者は命を捨てる気持ちで闘ってきます。
武士は手柄をたてるために闘うので命が惜しいです。
死を恐れない人ほど恐い人はいません。

やくざが恐いのは命を捨ててもよいと思う相手と借金が莫大な場合です。
やくざもつまらいことで人を傷つけて刑務所には入りたくありません。
細木和子さんも不渡りがやくざに回って苦労したそうですが、
借金が多いので、やくざがキャバレーを細木さんに再度経営させたそうです。

気持ちをどう持つか、気持ちはコントロールできないから仕方はないはと思うか、
気持ちを少しでも自分を幸せになるようにコントロールするか、出発点は僅かな差のように思います。
見方を変えると、自分が気持ちをどう持つかに対して宗教は気持ちの持ち方を与えてくれているのでしょう。