https://nordot.app/871960336558915584 【コラム・明窓】2022/3/3 12:34 (JST) © 山陰中央新報社山陰中央新報デジタル
人を見掛けで判断してはいけないが、テレビでウクライナ侵攻のニュースを見ていると、どうしても「悪役」に見えてしまう。ロシアに20年以上君臨するプーチン大統領のことだ。
もともと一癖も二癖もありそうな人物との印象はあった。安倍晋三元首相の時代に、何度も何度も首脳会談を重ね、一時はメディアが北方領土問題の前進を期待させたことがあったものの、結局は期待外れ。安倍元首相が手玉に取られたような感じで、やはり一筋縄ではいかなかった。
ロシアは旧ソ連の時代から伝統的に計略や交渉術が巧みで、気が付くと相手が大幅な譲歩に追い込まれるとされる。加えてプーチン氏は柔道の愛好家。寝技や引き分けに持ち込む術(すべ)も承知しているのかもしれない。
しかし今回の軍事侵攻では、ウクライナの抵抗と国際社会の批判の強さをどこまで想定していたのか。柔道好きなら「柔よく剛を制す」の言葉を知らないわけはないだろうにと思う。状況判断を見誤ったとすれば、焦りがあったのか。それとも「策士策に溺れる」なのか。
権力の座に長く座っていると、力を過信して世の中が見えなくなったり、ブレーキが利かなくなったりする。今回の侵攻のように「悪役」の度が過ぎれば、何の罪もない隣国の国民から大勢の犠牲者が出るのはもちろん、金融制裁など、国際社会で国自体が「のけ者」扱いされて、自国民も被害者になる。
感想;
緊迫するウクライナ情勢の中…“プーチンの盟友”安倍元首相「雀荘でニンマリ」画像拡散 "プーチン大統領と同じ未来を見ていたという安倍元首相”
”類は友を呼ぶ”ということわざがあります。
同じ未来だと怖いです。
国民を自分の思い通りにしたいのでしょう。
だから国民に情報を開示しない。
開示するとおかしなことがわかってしまうから。
民は由らしむべし,知らしむべからず(読み)たみはよらしむべし,しらしむべからず
https://kotobank.jp/word/%E6%B0%91%E3%81%AF%E7%94%B1%E3%82%89%E3%81%97%E3%82%80%E3%81%B9%E3%81%97%2C%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%97%E3%82%80%E3%81%B9%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%9A-94398
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
民は由らしむべし,知らしむべからず(たみはよらしむべし,しらしむべからず)
封建時代の政治原理の一つ。出典は『論語』泰伯編。
「人民を従わせることはできるが,なぜ従わねばならないのか,その理由をわからせることはむずかしい」という意味である。つまり,人民は政府の法律によって動かせるかもしれないが,法律を読めない人民に法律をつくった理由を納得させることは困難である,といっているにすぎない。ところが江戸時代には,法律を出した理由など人民に教える必要はない,一方的に法律(施政方針)を守らせればよいという意味に解されて,これが政治の原理の一つとなった。
人を見掛けで判断してはいけないが、テレビでウクライナ侵攻のニュースを見ていると、どうしても「悪役」に見えてしまう。ロシアに20年以上君臨するプーチン大統領のことだ。
もともと一癖も二癖もありそうな人物との印象はあった。安倍晋三元首相の時代に、何度も何度も首脳会談を重ね、一時はメディアが北方領土問題の前進を期待させたことがあったものの、結局は期待外れ。安倍元首相が手玉に取られたような感じで、やはり一筋縄ではいかなかった。
ロシアは旧ソ連の時代から伝統的に計略や交渉術が巧みで、気が付くと相手が大幅な譲歩に追い込まれるとされる。加えてプーチン氏は柔道の愛好家。寝技や引き分けに持ち込む術(すべ)も承知しているのかもしれない。
しかし今回の軍事侵攻では、ウクライナの抵抗と国際社会の批判の強さをどこまで想定していたのか。柔道好きなら「柔よく剛を制す」の言葉を知らないわけはないだろうにと思う。状況判断を見誤ったとすれば、焦りがあったのか。それとも「策士策に溺れる」なのか。
権力の座に長く座っていると、力を過信して世の中が見えなくなったり、ブレーキが利かなくなったりする。今回の侵攻のように「悪役」の度が過ぎれば、何の罪もない隣国の国民から大勢の犠牲者が出るのはもちろん、金融制裁など、国際社会で国自体が「のけ者」扱いされて、自国民も被害者になる。
感想;
緊迫するウクライナ情勢の中…“プーチンの盟友”安倍元首相「雀荘でニンマリ」画像拡散 "プーチン大統領と同じ未来を見ていたという安倍元首相”
”類は友を呼ぶ”ということわざがあります。
同じ未来だと怖いです。
国民を自分の思い通りにしたいのでしょう。
だから国民に情報を開示しない。
開示するとおかしなことがわかってしまうから。
民は由らしむべし,知らしむべからず(読み)たみはよらしむべし,しらしむべからず
https://kotobank.jp/word/%E6%B0%91%E3%81%AF%E7%94%B1%E3%82%89%E3%81%97%E3%82%80%E3%81%B9%E3%81%97%2C%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%97%E3%82%80%E3%81%B9%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%9A-94398
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
民は由らしむべし,知らしむべからず(たみはよらしむべし,しらしむべからず)
封建時代の政治原理の一つ。出典は『論語』泰伯編。
「人民を従わせることはできるが,なぜ従わねばならないのか,その理由をわからせることはむずかしい」という意味である。つまり,人民は政府の法律によって動かせるかもしれないが,法律を読めない人民に法律をつくった理由を納得させることは困難である,といっているにすぎない。ところが江戸時代には,法律を出した理由など人民に教える必要はない,一方的に法律(施政方針)を守らせればよいという意味に解されて,これが政治の原理の一つとなった。