仁藤夢乃さんと、彼女が代表理事を務める一般社団法人「Colabo(コラボ)」が話題になっていたので見物に行きました。炎上しているというよりは、油田のプラントから圧力調整の炎が上がって黒煙が出ている感じで、問題の構造上、消えない炎であるダルヴァザの『地獄の門』みたいな構造になっております。
あまりにも問題がややこしく、また方面が多岐に渡るため、一本の記事では書き切れないでやんすということで、テーマ別の項目でダイジェスト感のある内容になることをお許しください。
要するに、この問題は何なのか?
火が付いた理由は、ネットではフェミニストとしても知られる活動家の仁藤夢乃さんが代表理事を務める一般社団法人「Colabo」が、東京都からの委託事業や交付金を受け取っていながら、都などに報告する活動計算書ほかの書面に不適切な仕訳の支払いがあることが発覚したことにあります。
これに対し、暇空茜さんという元ゲーム開発者が、東京都などに情報開示請求を行って次々とネット上に公開。これらの事象への意見論評として「貧困ビジネス」とか「(被害女性を匿う場所が)タコ部屋」などと記述したため、仁藤夢乃さん側が名誉毀損であるとして、弁護士7名と賛同人多数を集めて東京地裁に提訴すると発表したことで大騒ぎとなりました。
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なぜ記者会見で「訴訟します」と言ってしまったのか
仁藤夢乃さんやColaboの活動に詳しい関係者は、口を揃えて「仁藤さんに悪気はなく、本当に被害女性と向き合う時間を多く取りたいので、煩わしい経理や組織事務についてはほとんど関心を払わなかった」と説明します。たぶん、事実として仁藤夢乃さんは一人でも多く性的被害に遭っている女性に時間を割き、どうにかしてあげたい、助けたいと思っていたのでしょう。
一方で、問題の火の粉のかかった東京都側は「正直、(記者会見をやることで)面倒な方向に話を持っていったなと頭を抱えた」とも言います。実際、本件は民間のいち社団法人と、暇空茜さんという一般的には知名度のないネットワーカーによる誹謗中傷事案に過ぎず、社会的にそれほど重大な話とはいえません。にもかかわらず、東京新聞や時事通信のようなマスコミから弁護士ドットコムほかネットニュースまで総立ちでこの記者会見を報じることで、俄然注目が集まってしまいました。
よりによって、Colabo側が記者会見まで開いて公然とオープンリーチで訴訟を起こすと宣言されたのですから、暇空茜さん側も「ならば、裁判費用をクラウドファンディングで集める」と対抗に出てしまいます。いや、私も書いていてColabo側がなぜ冷静になれなかったのかがさっぱり分かりませんが、なぜ記者会見で「訴訟します」とか言ってしまったんでしょう。
とにかく、暇空茜さんの裁判費用クラファンには5,000万円以上の裁判費用のカンパが集まる(12月13日現在)ことになってしまいました。もしも、記者会見などやらず、2か月後にそっと暇空茜さんの自宅に東京地裁からの訴状が届いていたならば、そのころにはすっかり熱も冷めて100万も集まらなかった可能性はあります。
感想;
暇空茜さんが推測で指摘して、それを信じたネトウヨが炎上させているようです。
鳥海教授の調査でネトウヨの関与が説明されています。
そして実際に活動の妨害をしたり、コラボの車に傷を付けたりと行動までしています。
コラボの東京都への報告には若干不備があるのかもしれませんが、些細な問題です。政治家の方がもっと黒いです。オリンピックの政治家の関与もブラックです。
それを追究するよりも、弱い方を追究しているのはなぜでしょう?
街に出て、泊るところもない女性に泊まるところを提供する代わりに、セックスを求めている男性にとって、コラボの活動は邪魔になるのかと勘ぐってしまいます。
コラボはそういう女性の手助けをしているのです。
妨害することではなく、社会にメリットあることにエネルギーを使って欲しいものです。
妨害している自分を客観視できないのかもしれません。