今朝のNHKテレビでリュウマチを取り上げていました。
リュウマチはお年寄りの病気との先入観がありますが、30代、40代の発病が多く、40代までの発病が全体の5割を超えているそうです。男性:女性=1:4 で女性の患者さんが多いとのことでした。
リュウマチの初期は血液検査でも、関節の変形もなく、なかなか発見が難しいとのことで、番組では痛くなってから一年後にリュウマチと診断された方が紹介されていました。それまでは痛み止めの薬だけで良くならなかったそうです。番組を見ている方の投書に4つの病院を回ってようやくわかった方もいらっしゃました。リュウマチの専門医の先生が出ておられましたが、初期状態でも超音波診断をするなど、専門医のところでは発見ができるとのことです。
リュウマチは早期発見と治療することが重要とのことでした。今は良い薬が出ているので悪くなるのを防止してくれるそうです。また、痛くなった方にもかなり効果があり、先ほど一年間わからなかった方は29歳で病院行かれましたが、薬のおかげでその後二人の子どもにも恵まれて日常生活を送られているそうです。ただ、右肘が曲がらないとか、手に力が入らないとのことでした。その方ももっと早くリュウマチと診断されていれば、肘の曲りを防げたかもしれません。
医者は必ず真の病名を診断してくれると思いがちですが、これは良い医者にかかった場合だと思います。
ある方が病気で幾つかの病院を回ったがどこも原因がわからなかった。ネットで調べたら、よく似た病気があり、その専門医を尋ねたら、やはりその病気で「よくわかりましたね」とその医者から言われたそうです。
ある医者が娘の病気を診断したが原因がわからず亡くなってしまったそうです。その後、ひょっとしたらと思い、残していた娘の血液を専門機関で調査してもらったところ、ツツガムシ病でした。診断が早ければ助かっていました。医者にしたら、患者さんを診ることはほとんどない病気です。
義母が心筋梗塞の時もそうでした。私が一週間の研修になり、家内が実家に帰りました。実家に帰ると義母が寝ていたそうです。胸が重苦しいとのことでした。近くの医者に行ったら疲れたからでしょう。との診断だったそうです。家内はなんとなくおかしいと思い、その県で一番の循環器センターに連れて行きました。心臓や脳だと時間を争うが他の病気だと時間の余裕があるとの判断でした。診察を受け、直ぐに入院してくださいとなりました。体重を測るために体重計に乗った時に、心筋梗塞の大きな発作に見舞われ、直ぐに集中治療室に運ばれました。医者からは助からないかもしれないので、家族を呼ぶように言われたそうです。幸い、直ぐに専門の治療が施されいのちを取りとめました。高齢者の心筋梗塞は、いわゆる胸の締め付けるような痛みでなく重苦しい痛みの場合もあるとのことです。その後、30年が経過しましたが、今も元気に過ごしています。私の研修がなかったら、近くの医者の判断のまま亡くなっていたと思います。
病気になったら、自分の病気をよく知ることが大切です。疑問に思うことは医者に尋ねることです。時々怒る医者がいますが、その医者は自信がない医者だと思います。心理学で、怒りやすい人は自信がないので、それを隠すために怒るとも言われています。幸い日本の医療制度は自由に病院を選択できますので、そのような病院は避けることだと思います。また、納得できない時は、セカンドオピニオンを貰いに他の病院を受診することです。
どこの職場でもよく勉強して仕事の内容を知っている人もいれば、学ぶことをせずにあまり知らない人もいます。医者も同じだと思います。また専門が分かれていて、専門外の最新の治療を常に把握することは難しいです。医者によって治療方針が違う場合もあります。ある人の娘の膝が骨の癌だと診断され、いくつかの病院は切断しかないと言われたそうです。両親は必死にネットで調べたら、金沢大学附属病院の土屋教授が切断しなくてもよい新しい治療法をやっていることを知りました。今、娘は元気に走っているそうです。その治療方法は、テレビ番組ドクターX(米倉涼子主演)でやっていた、患部を液体窒素に付けて癌細胞を死滅させる方法でした。
自分の病気を知る。そして何より大切なことは、普段から、快眠、快食、快便に心がけることだと思います。薬は先ほどのリュウマチのように大きな働きを持っていますが、その前にバランスの取れた食事を心がけることが病気になるリスクを下げていると思います。胃を切除してすっかり整腸作用が狂い、下痢と便秘を繰り返し痔にも苦しめられましたが、毎日のヨーグルトのおかげでよくなりました。それと睡眠をとるための工夫も大切ですね。睡眠は規則正しい生活、光を浴びる、適度の運動が大切なようです。もちろん食べるものも。
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