・二重過程理論と様々の「こころ」の呼称
速いこころ 遅いこころ
・自動的、無意識的 ・制御的、意識的
・直感的 ・論理的
・非言語的 ・言語的
・処理能力に影響されない ・処理能力の制約を受ける
・努力を必要としない ・努力を必要とする
・主に短期的な利益を追究 ・長期的な利益を勘案
・マシュマロテスト
今すぐに1個もらうか、それとも20分待って2個もらうか。
マシュマロテストで長い時間待てた子供の特徴
・テストの最中 マシュマロから意図的に注意を逸らす
・10歳代 強い自制心持っていると他者から評価される
・大学進学時 大学進学適正試験(SAT)での成績が高い
・成人後 教育歴が高い、肥満の割合が低い、社会的に成功している。
・「お金」と意思決定の罠 損得勘定と嘘
・時間割引のメカニズム 今9,000円か来月10,000円のどちらか?
・魔が差す時
・ズルの研究
・利得と損失は非対称性
50万円で購入した株が60万になると売る人が多くなるが、40万になっても持ち続ける。
・もれなく8万円当たるくじか80%の確率で10万円が当たるが、残り20%の確率で何も貰えないくじだと、多くの人は8万円貰える方を選択する。
・もれなく8万円の罰金を払うくじと80%の確率で罰金は10万円になるが、残りの確率で罰金がゼロになるくじだと、多くの人は後者を選ぶ。
・「人間関係」にまつわる意志決定 恋愛と復讐のメカニズム
・恋人の写真を見た時に、ドーパミン神経が活性化していることが明らかになった。
・恋愛は主に報酬系、つまり速いこころのはたらきによって担われているようです。
・囚人のジレンマ
友人Aさん
自白 黙秘
あなた 自白 あなた⇒懲役5年 あなた⇒釈放
友人Aさん⇒懲役5年 友人Aさん⇒懲役10年
黙秘 あなた⇒懲役10年 あなた⇒懲役2年
友人Aさん⇒釈放 友人Aさん⇒懲役2年
・妬みと他人の不幸 他人の不幸は蜜の味
・道徳的判断の形成 理性と情動の共同作業
・トロッコジレンマと歩道橋ジレンマ
・制御不能になったトロッコが近づいており、このままだと5人の作業員が轢き殺される。あなたがトロッコの進路を切り替えれば、5人は確実に助かります。しかし、切り替わる進路の先にも一人の作業者がおり、その作業員は轢き殺されてしまいます。あなたが進路を切り替えることは、道徳的に許されるでしょうか?
・歩道橋ジレンマ
制御不能になったトロッコが近づいており、このままだと5人の作業員が轢き殺されてしまいます。Aさんを突き落とせばトロッコは確実にとまり、五人は助かりますが、Aさんは死んでしまいます。あなたがAさんを突き落とすことは道徳的にゆるされるでしょうか?
トロッコジレンマでは線路切り替えは派が多いですが、歩道橋ジレンマでは切り替える人は少ない。
・セロトニンの増加が、他者を傷つけることに対して生じる不快な働きを増強し、結果として義務論主義的な反応が優位になったと解釈しています。情動のはたらきが弱まると義務論主義的な反応が減少し、一人を犠牲にして5人を助けることをより容認できるようになる。情動のはたらきが強まると義務論的な反応が増加し、一人を犠牲にして5人を助けることをより許容できなくなる。薬を飲んだだけでわたしたちの意思決定がはっきりと影響を受けるというのは驚くべきことです。
・意思決定と人間の本性 性善か性悪かを科学的に読む。
孟子の性善説 ⇔ 荀子の性悪説
・協力行為や寄付行為にみられるように、人間の善行は思いのほか、速いこころによって実現されている可能性があるということです。
・「遅いこころ」は「速いこころ」を、コントロールできるのか?
・俯瞰的に脳を使うことで、遅いこころは速いこころを超越できる。
結論;
「俯瞰的に二つのこころのはたらきをとらえ、遅いこころをサポートすることで、多くの場面ではコントロールが可能」。
感想;
”速いこころ”とは、人の気持ちや身体をコントロールしている内分泌ホルモンによる感情なのかと思いました。
TOKIOの山口達也容疑者が、つい行ってしまったのもこのホルモンに”遅いこころ”が負けたからだと思います。
遅いこころは理性で判断することのように思いました。
多くの人が性ホルモンの刺激で、失敗をしてきています。
理性で考えれば、そんなことをしないのですが、ホルモンに自分が支配されてしまったことになります。
自分をコントロールしているのは、下半身か頭か?
下半身の意味はホルモンで、頭は理性ではないでしょうか?
男性一人の部屋に行くことはそれだけのリスクがある。
女性を部屋に入れることは疑われるとよく言われたものです。
今は時代が変わり、男性の部屋に遊びに行くことや、2人で食事をすることも普通になってきたのでしょう。
それは自分にとってもホルモンの支配に誘惑されるリスクを高めることになるということなのでしょう。
お酒は特に、遅いこころをさらに遅くしてしまい、速いこころをさらに早くしてしまい、多くの失敗を犯してしまうのでしょう。
速いこころ 遅いこころ
・自動的、無意識的 ・制御的、意識的
・直感的 ・論理的
・非言語的 ・言語的
・処理能力に影響されない ・処理能力の制約を受ける
・努力を必要としない ・努力を必要とする
・主に短期的な利益を追究 ・長期的な利益を勘案
・マシュマロテスト
今すぐに1個もらうか、それとも20分待って2個もらうか。
マシュマロテストで長い時間待てた子供の特徴
・テストの最中 マシュマロから意図的に注意を逸らす
・10歳代 強い自制心持っていると他者から評価される
・大学進学時 大学進学適正試験(SAT)での成績が高い
・成人後 教育歴が高い、肥満の割合が低い、社会的に成功している。
・「お金」と意思決定の罠 損得勘定と嘘
・時間割引のメカニズム 今9,000円か来月10,000円のどちらか?
・魔が差す時
・ズルの研究
・利得と損失は非対称性
50万円で購入した株が60万になると売る人が多くなるが、40万になっても持ち続ける。
・もれなく8万円当たるくじか80%の確率で10万円が当たるが、残り20%の確率で何も貰えないくじだと、多くの人は8万円貰える方を選択する。
・もれなく8万円の罰金を払うくじと80%の確率で罰金は10万円になるが、残りの確率で罰金がゼロになるくじだと、多くの人は後者を選ぶ。
・「人間関係」にまつわる意志決定 恋愛と復讐のメカニズム
・恋人の写真を見た時に、ドーパミン神経が活性化していることが明らかになった。
・恋愛は主に報酬系、つまり速いこころのはたらきによって担われているようです。
・囚人のジレンマ
友人Aさん
自白 黙秘
あなた 自白 あなた⇒懲役5年 あなた⇒釈放
友人Aさん⇒懲役5年 友人Aさん⇒懲役10年
黙秘 あなた⇒懲役10年 あなた⇒懲役2年
友人Aさん⇒釈放 友人Aさん⇒懲役2年
・妬みと他人の不幸 他人の不幸は蜜の味
・道徳的判断の形成 理性と情動の共同作業
・トロッコジレンマと歩道橋ジレンマ
・制御不能になったトロッコが近づいており、このままだと5人の作業員が轢き殺される。あなたがトロッコの進路を切り替えれば、5人は確実に助かります。しかし、切り替わる進路の先にも一人の作業者がおり、その作業員は轢き殺されてしまいます。あなたが進路を切り替えることは、道徳的に許されるでしょうか?
・歩道橋ジレンマ
制御不能になったトロッコが近づいており、このままだと5人の作業員が轢き殺されてしまいます。Aさんを突き落とせばトロッコは確実にとまり、五人は助かりますが、Aさんは死んでしまいます。あなたがAさんを突き落とすことは道徳的にゆるされるでしょうか?
トロッコジレンマでは線路切り替えは派が多いですが、歩道橋ジレンマでは切り替える人は少ない。
・セロトニンの増加が、他者を傷つけることに対して生じる不快な働きを増強し、結果として義務論主義的な反応が優位になったと解釈しています。情動のはたらきが弱まると義務論主義的な反応が減少し、一人を犠牲にして5人を助けることをより容認できるようになる。情動のはたらきが強まると義務論的な反応が増加し、一人を犠牲にして5人を助けることをより許容できなくなる。薬を飲んだだけでわたしたちの意思決定がはっきりと影響を受けるというのは驚くべきことです。
・意思決定と人間の本性 性善か性悪かを科学的に読む。
孟子の性善説 ⇔ 荀子の性悪説
・協力行為や寄付行為にみられるように、人間の善行は思いのほか、速いこころによって実現されている可能性があるということです。
・「遅いこころ」は「速いこころ」を、コントロールできるのか?
・俯瞰的に脳を使うことで、遅いこころは速いこころを超越できる。
結論;
「俯瞰的に二つのこころのはたらきをとらえ、遅いこころをサポートすることで、多くの場面ではコントロールが可能」。
感想;
”速いこころ”とは、人の気持ちや身体をコントロールしている内分泌ホルモンによる感情なのかと思いました。
TOKIOの山口達也容疑者が、つい行ってしまったのもこのホルモンに”遅いこころ”が負けたからだと思います。
遅いこころは理性で判断することのように思いました。
多くの人が性ホルモンの刺激で、失敗をしてきています。
理性で考えれば、そんなことをしないのですが、ホルモンに自分が支配されてしまったことになります。
自分をコントロールしているのは、下半身か頭か?
下半身の意味はホルモンで、頭は理性ではないでしょうか?
男性一人の部屋に行くことはそれだけのリスクがある。
女性を部屋に入れることは疑われるとよく言われたものです。
今は時代が変わり、男性の部屋に遊びに行くことや、2人で食事をすることも普通になってきたのでしょう。
それは自分にとってもホルモンの支配に誘惑されるリスクを高めることになるということなのでしょう。
お酒は特に、遅いこころをさらに遅くしてしまい、速いこころをさらに早くしてしまい、多くの失敗を犯してしまうのでしょう。