幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

埼玉県蕨市の内科 腹痛で治療を断れた/平熱なのに 医師法19条「応召義務」を負わない「拒否する正当な理由」がわかりません

2023-01-26 18:11:55 | 社会
埼玉県蕨市の内科に腹痛で行ったら、治療を拒否された友だちがいます。
「設備がない」との理由でした。
熱も平熱でした。
「胃カメラない」が設備の理由でした。
胃カメラは通常の腹痛ではしないかと思います。
吐血して直ぐに出血個所を止血する必要がある場合ではないでしょうか?
「胃カメラまでしてもらわなくてよいです」と言ったら、
「なおさら、いつもの病院に行ってください」と言われたそうです。
そこの病院は予約制で、数日先になります。
また、腹痛のためそこまで行く体力がありませんでした。
しかし、「そこに行ってください」の一点張りでした。
何故拒否されたのでしょう?
熱あるとコロナのリスクもあり、他の患者さんへの配慮など、拒否され発熱外来に回るのは納得できるのですが。

診療内容
内科全般(糖尿病内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、腎臓内科)、生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、花粉症、禁煙外来、予防接種小児科、予防接種

仕方ないのでなんとか別の医院に行ったら、ウイルス性胃腸炎でした。 

どのような場合が診療を拒否しうる「正当な事由」に該当するのでしょうか。厚生労働省「応召義務をはじめとした診察治療の求めに対する適切な対応の在り方等について」(令和元年12月25日、以下「同通達」)によると、大きく3つの要素が検討すべき点として整理されています。
1つめは「緊急対応が必要であるか否か(病状の深刻度)」。
応召義務は患者の生命・身体の保護を図ることを目的とするものであるため、緊急性の有無は検討すべき要素になります。
痛かったので心配で尋ねたとのこと。
患者には緊急性は把握が難しいです。

2つめは「診療を求められたのが診察時間内か時間外か」という要素。
医師も人間であり、休息・余暇が必要で、基本的には勤務時間外(診療時間外)であれば、医師は応召義務を負わないといえます。
診察時間内でした。

そして3つめの事由が「患者との信頼関係」です。患者側に問題行動がある場合、医師が応召義務を負うのは相当性を欠きますので、そのような状況においては、応召義務を負わなくてもよいとされています。
初めてでした。

こういう場合は、保健所に連絡した方が良いのでしょうか?
それとも蕨市の医師会に連絡した方が良いのでしょうか?

緊急患者さんが多くて見られないとか、きちんとした説明があるとわかるのですが。
待合室にはお一人だけでした。
設備がないなら、「消化器内科」の看板出さないでいただきたいです。
その看板があったので行ったのですが。

あるいは、「当院側の理由により、診察できない場合があります」とHPに記載していただけるとありがたいです。

岸田首相 秘書官長男が公用車で観光地巡り報道…増税強いる中のKYぶりに「税金で海外旅行」と批判殺到 ”バカな子供ほど可愛い/菅前首相も”

2023-01-26 14:43:14 | 社会

1/26(木) 11:02 女性自身
内閣支持率低迷が続く岸田文雄首相(65)。
そんな岸田首相を逆アシストするかのような“KYな報道”が身内から飛び出した。 

7月、2025年大阪・関西万博開幕1000日前イベントに出席した岸田首相 1月25日に配信された『デイリー新潮』の記事によると、岸田首相は1月9日から欧米5カ国を外遊。長男で首相秘書官を務める岸田翔太郎氏(31)も同行したが、訪問先のフランスやイギリスの大使館に要請し、公用車を使って観光名所などを訪れていたという。

またその後、カナダでの食事会にも同席し、予定になかったトルドー首相との写真撮影を希望して現場を慌てさせたことも報じている。 

大学卒業後に大手商社での数年の勤務を経て、2020年に岸田首相の議員事務所へ入り公設秘書になった翔太郎氏。
昨年10月には、首相秘書官に就任した。 
「当時、決して経験豊富とはいえない身内を強引に重要ポジションへと就任させた岸田首相には、党内からも批判の声が上がっていました。さらに、波紋を広げて支持率にも影響を与えた安倍元首相の国葬直後というタイミングの間の悪さにも呆れる声が続出。ネット上でも“KYすぎ”と批判が続出しました」(政治部記者) 

また、岸田首相は、昨年12月に防衛費の大幅な増額のための財源約1兆円を増税でまかなう意向を表明。この増税について“国民の責任で対応すべき”と語り批判が殺到しただけでなく、1月24日には国会で、「個人、法人への影響については最大限配慮する仕組みにする」とした上で、「法人税のご負担をお願いすることとしております」と、増税を明言したばかりだ。 

物価や光熱費が上昇し生活が苦しくなるなか、国民には増税を強いるも、長男は公用車で観光地めぐり。岸田親子の行動に、ネット上では批判が殺到している。 

《おいおい、国民に増税と決意を迫っておいて、自分たちはのんきな外遊かいな。米国でばらまき、欧州ではおのぼりさんまがいの観光&お買い物!》 
《なぜ今海外に?と言われてたが、国民の税金で海外旅行かよ、この親子》 
随分と国民に重い負担を強いながら外遊で税金使いまくりで何様気分ですか?
親の七光り利用も大概にした方が良い》 
《父親の岸田総理が増税を国民にお願いしようかという時に、秘書官の息子が税金を無駄に浪費するというのなら、ますます増税には賛成できないよ 》 
《選挙で争ってもいない増税を押し付けてご子息は外遊と称して海外で観光ですか…これ税金で行っていたんですよね。 結局増税は総理のご子息が海外で遊び呆けるために必要だったんですね

感想
バカな子供ほど可愛いといいます。
息子を秘書官にして、いずれ後継者にしたいのでしょう。

菅首相も息子を東北新報社に就職させ、その会社に便宜をはかっていました。

税金は国民の汗と涙とは思わず、自分たちの利権の元手と思っているのでしょう。
まあ、それでも岸田首相を支持する人は、同じようによいことがあるのでしょうか。

「デヴィ夫人には頭が下がる」ウクライナ訪問に感謝の声 現地でテレビ出演“ミサイル怖くない”病院等に支援物資届ける ”松野官房長官には「愛があるんか?」”

2023-01-26 13:26:02 | 社会
 https://news.line.me/detail/oa-fnn/wpv2ahl2mhaw?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

支援物資を届けるため、ロシアが侵攻を続けるウクライナを訪れているデヴィ夫人。
現地テレビ番組のスタジオに招かれ、インタビュー取材を受けた。

ミサイル攻撃の情報も「私は怖くない」
司会:
ミサイル攻撃の情報が頻繁に出ています。怖くありませんか?

デヴィ夫人:
怖くありません。私は第2次世界大戦も経験しています。私はインドネシアでクーデターも経験しています

そのデヴィ夫人が25日、FNNの単独インタビューに応じ、インタビュー取材を受けた経緯を明かした。

デヴィ夫人:
こちらのテレビ局の方からテレビのインタビューを申し込まれました。
45分という長いインタビューでしたので、あちらで今、編集してる最中じゃないかなと思います

デヴィ夫人は今回、首都キーウのほか、民間人の虐殺があった近郊の町、ブチャの病院などを訪問。防寒着やオムツなどの支援物資を届けた。

また、ウクライナ大使館に寄せられた支援物資の輸送に、デヴィ夫人が運営に関わる財団が協力。
石油ストーブや衣料品などが入ったコンテナは4個が、来月中にも現地に届く見通しだ。

ウクライナに到着し、ロシアの攻撃による被害を目の当たりにしたデヴィ夫人。
地雷原を探索する警察犬の訓練所など、様々な場所を訪れた。
現地でデヴィ夫人と面会したアンドリーさんは、デヴィ夫人への感謝の言葉を口にした。

NGO「ドブロダーリ」代表 アンドリーさん:
ウクライナ人さえ、ウクライナに行くことを怖がっている人がいる。
デヴィ夫人が、こんなすさまじい状況…ロシア軍によって、もしかしたらまた攻撃されるにもかかわらず来られたことは、もう頭が下がります

デヴィ夫人は今回の滞在で、ウクライナに対する気持ちを新たにしたと話している。

デヴィ夫人:
何名かの政府の要人の方々とお会いして近況を伺ったり、今までわからなかったこと知らなかったこと、いろいろ分かりましたし、これから私たちも、もっともっと勉強しなきゃいけないなと思ってます。
幸いに私たち今キーウにいるんですけれども、空襲警報のようなものがここ2~3日、全くなくて、人々は普通の暮らしをしている感じです

日本政府の退避勧告が出ているウクライナ。
デヴィ夫人はあと2日ほど現地に滞在する予定だ。
(「イット!」1月25日放送より)

感想

松野官房長官は、インドネシア人に日本の方針を守らせようとしました。

デヴィ夫人が仮に日本国籍とした場合、非難するより、リスクを推して救援物質を届けているデヴィ夫人に感謝の言葉を述べ、労わりの言葉を述べることでしょう。
そして、リスクがあるので、安全に目的が達成することを願います。
でも日本国民には現地にいくようなことはしないでいただきたいと言うところでしょう。
松野官房長官には、「愛があるんか?」と尋ねたいです。

8年前の27歳女性死亡事件、検事が遺族への説明で初めて使った『正当防衛』 「なぜ最初に言わなかった」憤る母親 ”民事有罪、死人に口なしで不起訴はおかしい”

2023-01-26 02:49:41 | 社会
2015年12月に兵庫県芦屋市で当時27歳の女性が死亡し、傷害容疑(傷害致死容疑に切り替え)で逮捕された元交際相手の男性が不起訴処分とされた事件で、神戸地検尼崎支部は25日、女性の母親(71)からの再捜査要請に応じないと明らかにした。   
同支部は「遺族の意向を確認していないので理由は明らかにできない」としている。

■「娘に報告もできない」  
死亡した有友尚子さんの母・裕子さんは25日、代理人弁護士とともに検事から説明を受けたといい、申し入れが認められなかったことに悔しさをにじませた。取材に語った主な内容は以下の通り。      
 
◇ 「納得がいかない。被害者は死亡してしまえば何も言えない。
『疑わしきは罰せず』というけれど、この国の司法は被害者の味方じゃないのでしょうか」  
 
「検事は(交際相手が)娘を殴ったことや、その際に娘が外傷性くも膜下出血を発症して死亡したことについて今回、『因果関係や医師の診断書に違和感はない』とし、その上で(交際相手の)『正当防衛』という言葉を初めて使った」  
 
「例えば、娘が殴りかかったのを(交際相手が)振り払いがてらに小突いた、という可能性がなかったとは言い切れない。つまり、正当防衛だった可能性があるから再捜査はできないという説明だった」  「これまで検察は、娘の死因を『事件前から脳動脈りゅうがなかったとは言い切れない』と主張してきた。だから私は、診断書やCT画像を手に医師を回り、(交際相手が)殴ったことで外傷性くも膜下出血を発症した可能性があるという意見書を民事訴訟で提出した。その意見書が大阪高裁で認められたからこそ今回、再捜査を申し入れた」  
 
「もし正当防衛になるというなら、なぜ(交際相手を)最初に不起訴にした時に言わなかったのか。再捜査要請を退けるために考えてきたようにしか思えないし、一体何がどうなっているのか分からない」  
 
「これでは娘に報告もできない。娘の無念を晴らすためにも、これからも戦い続けたい」      
 
◇ 【事件の経緯】  事件は15年12月28日午前1時前に起きた。尚子さんは、元交際相手の男性とタクシーで口論となり、JR芦屋駅北側で下車。同駅交番前で顔面付近を殴打されて倒れ、心肺停止の状態で搬送された。16年1月10日に亡くなり、死因は外傷性くも膜下出血などとされた。  
 
男性は逮捕されたが、神戸地検尼崎支部は16年4月11日付で不起訴とした。母親の裕子さんは検察官から、1回殴られただけで倒れた点などを挙げて「事件前から尚子さんに脳動脈瘤(りゅう)がなかったとは言い切れない」と説明されたといい、検察審査会へも申し立てたが、同会は不起訴相当と議決した。  
 
裕子さんらは18年10月、男性に損害賠償を求めて提訴した。一審の神戸地裁尼崎支部は殴打と死亡の因果関係を認めなかったが、控訴審では、殴打で首が急激に回転し動脈に亀裂が生じることで、外傷性くも膜下出血に至った可能性を述べた医師の意見書を裕子さん側が提出。大阪高裁は意見書などを基に、「死亡は殴打行為を原因と認めるのが相当」として賠償を命じ、判決が確定した。  
 
検察への再捜査は、この民事訴訟の判決などを踏まえて昨年7月に申し入れていた。
 
感想
民事は有罪、しかし検察は起訴しない。 
詩織さん準強姦犯山口敬之氏(民事)と同じようです。
 
死人に口なしで、男性の発言に信ぴょう性は乏しいです。
相手の男性は、山口敬之氏のように有力政治家とつながっていたのでしょうか?
池袋の事故でも逮捕されなかった飯塚幸三 氏のような高級国民だったのでしょうか。
 
民事で有罪になっているのにネットでは名前は出て来ません。
各報道機関も控えているのでしょう。
 
直ぐ怒る
暴力を振るう
傾向がある男性とは付き合わないことでしょう。
日本の司法は客観的な判断をしてくれません。
 福岡の女性殺害も、そういう男性だったようです。

『東大女子という生き方』秋山千佳著 ”それぞれの人生には山あり谷あり、そこでどうするか/レジリエンス”

2023-01-25 15:32:00 | 社会
-中野さんが東大を選んでよかったと思うことありますか。-
中野 面白い人たちに出会えたのが財産ですね。どうあがいても勝てない天才とか。自分の性格はおかしいと思っていたけど、もっとおかしな人たちがたくさんいた(笑)。
親との葛藤がある人は多かった印象です。良い子でいようという気持ちがすごく強いとか。摂食障害になる人もちらほらいました。
-中学進学を機に親元を離れ、東京の祖父母宅から私立校に通うことに。-
中野 地域の公立という選択肢はなく、かといって私立も家が貧乏だったので、特待生になれそうな学校を受験するという賭けに出て、難関校でもないけど成績上位者なら東大に行ける水準の学校に入りました。
-工学部を選んだ理由は?-
中野 自分が周りと違うという苦しさが中学生の頃には募っていて、私の性格がおかしい原因は脳だから、そこを何とかしないと生きていけないと。けどコミュニケーションの領域はまだ科学(で明らかに)されていないと知り、自分で研究しないとだめだと考えたんです。
-鉄門は男性の”聖域” 中野さん自身もそういう目に遭ったことは?-
中野 セクハラなんて腐るほどありますよ。たとえば先生から抱きつかれて、やめてくださいよと言うと、評価が下がって奨学金を受けるのに不利になるとか、だから次にまた抱きつかれた時には、先生も疲れているんですねってやんわりと腕をほどいて。

『東大卒の女性-ライフ・リポート』「東京大学女子卒業生の会 さつき会」編
さつき会とは、1961年創立で現在まで続く、東大女子卒業生・女子学生の同窓会だ。
評論家の樋口恵子(1956年文学部卒)は在学中、新聞部の顧問(中屋健一・東大教授)から
「君、東大に女子学生が半分にならないと日本は変わらないよ。いずれそういう時代が来るだろう」と言われたとも語っている。
平成が終わってもなお、女子が学部生の二割に達していないことを想像しただろうか。

『女・東大卒、異国で失業、50代半ばから生き直し』栗崎由子著

次の世代にバトンを渡す
赤松良子 女性の解放というのは、たとえば平塚らいてうとか市川房枝とか、苦労してきた女性たちの長い列があるんです。そういう列に私も加わった。後から来る人には言いたい。あなたにもその列に加わってほしいと。それが若い女性たちに私から伝えたい言葉です。

山口真由 ずっと自分は自己肯定感が低いと思っていたんです。水が入っているコップを見たら「ここまで水がある」と思うのではなく、「ここまでしかない」と捉えるような自分の性格が嫌だったんです。大学の成績も、優を取りたいというより、「良があったらどうしよう」という不安が強くて、優以外が一つでもあればずっと引きずるだろうと感じていました。でも、そういう自分の性格があってこそ、総長賞(オール優で法学部の成績優秀者)という結果につながったのかなと。そんな自分をまるごと認めようと、最近ようやく折り合いをつけてきたところです。

今は、朝起きたくない、ずっとお風呂で本を読んでいたい(笑)。でも本当にやりたいことは、「人の期待に応えたい」ですね。期待に応え続けたい。

期待コウモリ」になりたいです。
ある時は哺乳類みたいな顔で、あっちの期待からこっちの期待へと飛び回るんです。
ある方のアドバイスで、テレビに出ている時は「私はこの業界の人間じゃない」という顔をしていればいいし、別の場所にいる時も同じようにしていればいいと言われて、気が楽になったことがあって、コウモリでいいのかなと思ったんです。

米国の大学では非大学卒の親を持つ「ファースト・ジェネレーション」へのサポートを行う。
たとえばハーバード大学では、出願の段階から支援があり、奨学金など様々な相談に乗ってもらえる。その結果、同大学では低所得層の学生を増やし、今では学生の15%がファースト・ジェネレーションだという。

外資系社員のあられ(ハンドルネーム、2008年工学部卒)は、自身の婚活ブログが人気を博したブロガーだ。30歳から2年半にわたって婚活し、「人生で一番苦戦した」という。
人気ブログ「トウダイリケジョの婚活記」
東大のテニスサークル事情だ。あられの在学時、テニスサークルが100あったが、東大女子が入会できるのは三つだけだった。それ以外はすべて、東大男子と女子大の女子によって構成される、”東大女子お断り”のサークルだったのだ。
「学歴ロンダリング」という(冷めた目で見る)言葉だ。(大学入学の試験ではなく帰国子女枠や大学院から東大へ)
あられ 婚活ほどではありませんが、結婚生活も苦戦しています。だから次は別のブログ「第二章」を書こうかなと思っています(笑)。

中野信子は、37歳頃にようやく自分に自信が持てた、としてこう語った。
「多くの女性はそれくらいの時期まで漠然とした不安があると思うんですよ。女は若いうちしか売れないよと呪いのように言われ続け、自分の価値がどんどんだがるという価値観を埋め込まれているので」
こんな「呪い」を彼女たちにかけるのは誰なのか。取材から、二つの大きな存在を感じた。
母親と、東大男子だ。

弁護士の三輪記子(ふさこ;2002年法学部卒)
『おっぱいがほしい! 男の子育て日記』樋口毅宏著(夫;帝京大出身)

-なぜ三輪さんは、親と一線を引いたところに立つことができたのでしょう-
三輪 勉強によるものだと思います。たとえば憲法を学ぶと、個人の尊厳とか自己決定とかを知るわけです。そういう法律の概念を自分に置き換えると、親が何を言おうが、理屈で考えると気にしなくていいものなんだと思えて、親との距離も置ける。勉強って法律だけじゃなくて、科学とか、自分が蓄えてきた知識や概念とか。
-課外活動というのか、学外での酒も男も、人生勉強-
三輪 そう。本当にそれで学んだことは多いですね。いろんな人がいましたからね。

『東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話』池田渓著(2006年農学部卒)

『「東大に入る」ということ 「東大を出る」ということ』
東大を卒業して間もない男性三人が、自身の迷いや失敗を書き綴った一冊。
(東大を卒業して)仕事に就いてみると、青年には、敷かれたレールの先に待っている世界が魅力的だと思えなかった。結局、(大銀行に)入行して一年足らずで辞める決断をする。・・・
「ねえ、母さん、振り返ってみると、なんで僕はこんなに偏差値に集約してきたんだろう? なんで少しの寄り道もしなかったんだろう?」
母親の期待を背負った男子にも「内なるマミー」は宿る。期待を推しばかり、それに応えることが彼の行動原理になっていた。・・・
同書が出た二年後、彼は会社を設立。・・・
会社の名前は、ユーグレナ。東証一部上場企業となった同社の代表取締役社長こそ、東大を出て銀行を一年足らずで辞めた元青年、出雲充なのだ。

上野千鶴子
「ダグラス・有沢の法則」
1980年代には、夫の年収と妻の有業率がきれいに逆相関していた。
高学歴女性は結婚後の専業主婦率が高くなる、傾向が当てはまりました。
ところが、2000年代に入ると、この法則が崩れた。・・・
「働くべきか、働かざるべきか」だったのが、・・・
「いかなる働き方をするか」になった。

小説『彼女は頭が悪いから』は、院生を含む東大の男子学生五人が他大の女子学生一人に対する強制わいせつ容疑で逮捕された、2016年の事件をモチーフにしている。・・・
今に始まった話ではない。90年代には、社会学者の宮台真司(1982年文学部卒)が「硬派な私立男子校から東大に入ったウブな優等生が、いわゆる大学デビューをした途端にキレて、女漁りをはじめるというのは、東大生には昔からありがちな傾向なのである」と指摘している。

上野千鶴子は、インタビューの終わりに言った。
「女子が東大に入るとどんないいことがあるか、言っておかないと」
「・・・望んで努力したら手に入ると思えることだった。・・・私の言葉で言うと、『選択肢が増えること』です。東大女子は、東大に入ったことで自信を得る。社会に出たら努力しても手に入らないものがたくさんあることを思い知るのだけど、少なくとも在学中は、自分の選択肢を狭めなくていい。私は大人が子どもに与えられる最大の贈り物は、選択肢を増やしてあげることだと思っています-」

東大女子である彼女たちの魅力は、再起力=レジリエンスにあった。・・・
彼女たちのレジリエンスこそ、不確実なこの時代、学歴よりもはるかにまばゆい輝きを放つものだからだ。

文春新書『東大女子という生き方』秋山千佳著

「女性が学歴をつけても結婚できないね」
「東大なんか行ったらお嫁に行けないからやめた方がいい」

これは、本書に登場した東大女子たちが実際に母親から言われていた言葉です。

著者は取材を始めるまでは、東大女子のインタビューを通して、職場での出世を阻む日本社会の「ガラスの天井」が見えてくるのではないかと想定していました。ところが実際には、もっと手前の段階で、母親や周囲の男性から「女性」として位置づけられることで生まれる生きづらさが彼女たちを苦しめていたことが分かってきました。

しかし、そのような生きづらさを感じたときに、泣き寝入りしないのが彼女たちの強さでもありました。

人生の「壁」にぶち当たっても、何度でも人生をやり直して立ち上がるレジリエンス(=再起力)を持っていたのです。

一つの企業・組織で一生を終える旧来の価値観で言えば、企業や組織を離れていく女性たちは「道を変えざるを得なかった」というふうに見られてきました。

しかし、彼女たちは、組織を離れて自ら違う道を選んだことで、個を磨き、何度も環境を変えながら道を切り拓く力を身に着けていきました。

一見、道を閉ざされたかに見えた彼女たちの生き方は、これからの時代に求められている働き方の先駆けでもあったのです。

孤独や挫折、ジェンダーの問題など、誰もがぶつかる「壁」に彼女たちがどのように乗り越えたか。

彼女たちの生き方を通して、誰もが自分らしく生きるヒントを見つけていただければ幸いです。

中野信子
「出世と人生の満足度は違う」37歳頃にたどり着いた境地
赤松良子
「なにさ」「頭にくる」。〝均等法の母〟が感じた不条理
山口真由
「自己肯定感を持たなきゃ、持たなきゃと思っていた」
栗崎由子
53歳でリストラ 200通の履歴書も「なしのつぶて」
北村紗衣
「学問は裏切らない」という考えでやってきた
三輪記子
東大進学は「親の支配から逃れられるアイテム」
豊田真由子
「絶望の中で、人間の本性も絆の真贋もはっきりと見えました」
藤田優
「人の価値はテストの点数だけでは測れない」
宮下里美(仮名)
親が非大卒の学生への「サポートが手薄」だった
あられ(ハンドルネーム)
「本当に私は結婚できないのか」婚活ブログで検証

上野千鶴子が語る「セクハラ」と「学生間ストーカー」の実態

第一章 東大女子は第二東大生?
第二章 均等法の前と後
第三章 過剰適応の果てに
第四章 優等生という病
第五章 少数派の地方公立出身者
第六章 結婚の「王道」
第七章 東大男子もつらいよ
第八章 新しい世代へ

感想
東大に入れ将来はすべてハッピーということではないということです。
女子にはさらに、いろいろなハードルがあるようです。

秋山千佳氏は主な文献として、24冊本を読まれていました。
インタビューするときも、その人の出している本があれば、それを読んだ上で質問されていました。
立花隆さんは、インタビューするとき、相手の全ての本を読み、何を質問するかまとめてから質問されていました。

自分の人生をどう生きるかを考えて、自分に与えらた才能を活用して生きることなのでしょう。
与えられた才能は努力しないと開花しませんが・・・。
自分に与えられ才能と他の人の与えられた才能を比較して、文句言っても自分の人生にはなにもプラスしません。
インタビュー受けられた東大女子の人も努力をされて来られているということがひしひしと伝わってきました。

東大に入れた。この思いが、自信になって、何かトラブルがあっても再起する力=レジリエンスになっているのでしょう。
中野信子さんがフランス留学、博士課程で博士号を取得されましたが、アカデミックでは女性では未来が見えなかったので、自ら発信する道を選択されました。

お薦めの本です。