幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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【能登半島大震災】住民による総務省への「直訴」を珠洲市長が遮ろうとしていた ”事実とすると町長は誰を見ているのだろう?”

2024-07-24 03:06:33 | 社会

住民による総務省への「直訴」を珠洲市長が遮ろうとしていたそうです。

Xユーザーのおいこらさん@珠洲市民が2次避難先から支援さん: 「先日、珠洲市の避難所に総務省の視察がありました いつも通り、役人が視察を終え帰ろうとしたその時です ついにこの現状に「キレた」住民が総務省の行列に直訴をしに行きました 会議室を用意し、総務省がお話を聞いてくれる事になったのはいいのですが。

先日、珠洲市の避難所に総務省の視察がありましたいつも通り、役人が視察を終え帰ろうとしたその時ですついにこの現状に「キレた」住民が総務省の行列に直訴をしに行きました会議室を用意し、総務省がお話を聞いてくれる事になったのはいいのですがこの住民の訴えの場に焦り、横やりを入れ、話を邪魔をし遮る者がおりましたそれは…まさかの視察に同行していた『珠洲市長』です。
仮設住宅問題の現状を行政に訴えても変わらないので、この機を逃すまいとの必死の声だったのです…住民は「市長と話をしたいんじゃない!」と悲しみました…行政に話をしても何も変わらないどころか、建築家の仮設建設などとおかしな復興政策をし苦しい生活が長引いてるから総務省に直訴したのですが…珠洲市長さん、おかしくありませんか?
そこは市民と共に省庁に現状を訴え、支援を要望する場面ではありませんか?
事実が総務省に知れたら何かまずいのですか?こういう声に蓋をし、要望すら上げないのが行政の災害対応なのです県や国もそう聞く気があれば現状なんていくらでも聞けますし、対応もできるでしょう私はなにも災害復旧が遅くて文句を言ってる訳ではありません『やれるのにやらない』『行政は住民の声を無かった事にする』こういう事例が多々あり、困ってる方の生活を無視する対応に悲しみ、こうして発信しているだけなんです県や国も見てみぬふりはやめてくれませんか?追伸行政の保身しか考えない呆れた対応は、明日19時~ ポスト致します

感想
 これが事実だとすると町長は誰のためにやっているのかと思います。
 まあ、住民がこの町長を選んでいます。
先ずは事実を知ることなのでしょう。
そして町民がどうしたいかなのでしょう。

「ねがいは水あめの詩に 社会福祉に一生をささげた瓜生岩子」わだよしおみ作 ”福島県民も知らない人が多い福島県の偉人”

2024-07-24 02:25:25 | 本の紹介
・不幸はつづきました。四十九日の(夫の)法事がおわったとき、今度は油屋の家(嫁ぎ先)が、まる焼けになってしまったのです。
 岩子は、そのとき、おああさんといっしょに喜多方から二キロほどはなれた岩月村の親類の家にとまりに行っていました。
 そこへ火事のしらせです。いそいでかえってみると、家は焼けくずれて、もえつきた黒い柱のかたわれが、くすぶっているだけでした。
 おばあさんはぶじでしたが、火のまわりはやく、みんな灰になってしまいました。
 火事のあと、おかあさんは、岩子と伴次を連れて、油屋の家を出ることになったのです。
「おまえは若いから、油屋の後家でくらすより、新しい道をえらんだほうが、身のためになるよ」
と、いうのが、油屋のおばあさんの意見でした。おかあさんは、それにしたがいました。

・山内春瑠は、オランダの医学を学ぶとともに、東洋の学問にもくわしく、藩主の侍医をしていました。おだやかな、人情味のゆたかな医者でした。診療にくる町の人には、だれからとなくしんせつにみてやり、病気ばかりか生活のめんどうまでみるのでした。
 岩子は、おじさんの診療の手つだいをするようになりました。
 春瑠のところに、病気の女の人がきました。
 ひととおりみたあと、春瑠はくすりを調合してわたすとき、手文庫からお金をとりだして紙につつみ、いっしょに女の人にあたえました。
「これはくすりだ。こっちは特別なくすり。はたらきすぎて、つかれている。すこし休みなされ。」
女の人は、おしいただき、なんどもれをのべてさりました。
岩子は、そのうしろすがたを追いながら、
「世の中には、まずしい人、病気で苦しんでいる人が多いですね」
と、つぶやきました。春瑠はうなずいて、
「生まれつきからだがよわかったり、災難にあってどうしようもな人は、こちらから手をかしてあげねばならない。そして自分の力で生きていくようにしてあげるのだ。」
 おじさんのかんがえは、若い岩子の心にしみとおりました。
 おじさんの思いやりのあるふるまいは、岩子にあこがれをいだかせました。
 おじさんは、いろいろな本の話もしましたが、
「本はいくら読んでも、それが実践にうつされなければ、なんにもならない。たいせつなのは、よく判断して行動することだ。」
と、いいました。

・墓まいりのあと、岩子は、和尚にあいました。
「わたしは、おさない日、父に死にわかれ、こんどは、夫、母、さらには心のよりどころにしていた、おじにも死なれて、ほとほと生きることにつかれました。もうなにもしたくありません。世間をはなれてしずかに余生をすごし、できるなら、和尚さまにみちびかれて、アマニでもなりたい気持ちです。」
 すると、和尚は、大きな目をむいて、岩子をにらみつけ、大きな声で、
「かーっ、なにをいうか!」
と、どなりました。
「おまえが尼になったとて、お釈迦さまは、ちっともよろこばれはしない。いや、おまえには尼になる資格はありはせん。世の中がいやだから、尼になりたい。尼とはそんなものではないぞ。
 おまえは、自分が世界一ふしあわせだと思うているが、おまえ以上にふしあわせなものが会津に五万とおる。
 いまえのどこが不幸じゃ。五体はそろうている。目は見える、耳は聞こえる、手足はうごく、食べられる、呼吸もできる。
 それだけのものがそろうて、なにが不幸じゃ。
 生者必滅、会者定離、生きているものは死に、会うものはわかれる。これはこの世の道理で、おまえだけがとくべつに経験することではない。
 おまえは、夫や母をうしなったが、子どもたちがいる。弟もいる。ひとりぼっちなどではない。――おまえには、なすべきことが、あるではないか。」
 岩子は、和尚の顔を、きっと見ました。
「わたしに、なすべきことがありますか。」
「おまのこれからのいっさいを、もっと不幸な者にささげるのだ、情けのすべてをかけなさい。
 おまえは、今までもそうやってきた。
 他人のよろこびを、自分のよろこびとすることのできる人だ。 
 人につくしなさい、それがおまえの道、そして仏の道。それよりほかに、おまえは行くところ、なすところはない。」
 和尚のさとしを、岩子をじっと聞いていました。
 他人のよろこびを、自分のよろこびとする――おまえにはそれができる。
 和尚さまは、そういわれたけれこ、ほんとうにできるのだろうか。
 岩子は、小田村の自分の家にかえってきました。和尚のいったことを、かみしめ、かみしめ、考えました。
 すこし気持ちが明るくなりました。

・会津を敵だと思っていた明治政府が、表彰したのです、。岩子の行動(会津の戦いで両軍の負傷兵を看護)に感心したのでしょう。

・岩子は、東京養育院の院長、渋沢栄一から、子どものせわをしてもらいたいと、たのまれました。

・東京のちかくの川越地方はさつまいもの特産地、おいしいいもが、たくさんにとれます。
 それに、やきいも屋では頭としりを切りおとして、すてます。その切れはしだけでも、たいへんな量になるでしょう。
 岩子はすぐに、くずいもで、飴をつくり、飴粕で、飴とパンをつくりました。
「うまい、だいじょうぶです」
 試食したみんなは、たいこばんをおしました。
 蒸留夫人たちにも食べてもらいました、みな、ほめてくれます。戦争で物資のたりないおり、これは大きな食料補給になります。

・宮中で、なみいる女官の前、会津弁で説明しながら、岩子は、今、水飴をつくっています。
 まるで夢みたいです。でも、岩子の水飴づくりをおおぜいの女官たちが見つめているのでした。
 水飴 つくろ とおろとろ
 水飴 ひかる、とうろとろ
 水飴 あまい、とうろとろ
おさない日の思いでがだぶって、岩子は、歌いだしそうになりました。

・なくなる二日前、歌をよみました。
  老いの身の ながからざりし 命をも たすけたまえる 慈悲のふかさよ
 明治i三十年(1897年)四月十九日、瓜生岩子はなくなりまいた、六十九才でした。

・岩子は、熱塩の示現寺の瓜生家の墓地にしずまりました。質素な墓石に、財界の元老、渋沢栄一の筆による「瓜生岩子之墓」の六文字が記されています。

・銅像の碑文は、実践女子大を創設した下田歌子が、記したものです。
「岩子さんは、ほんとうに仏さまの生まれかわりです。会津の山のなかに生まれ、不幸な未亡人となったのに、その功績はかぞえることができないほどです。学校を建て、仏教をひろめ、いなかの悪い風習をなくし、育児会をおこし、病院をつくり、貧民をたすけ、兵士をなぐさめ、戦死者の遺族をいたわり、あるいは廃物利用をくふうして社会に益をもたらすなど、一生すべて世を正し、善を積むはたらきでした。」


感想
  瓜生岩子さんのことは知りませんでした。
瓜生岩子さんの人生をみていると、できないと諦めるよりも、自分の周りを見て、今自分が出来ること、それも周りの困っている人のために自分が出来ることをされてこられたようです。
 会津戦争で会津は悲惨な状況になり、食べ物にも困りました。
 棄てられるくず米をもらってきて水飴をつくって、体が弱った人たちに与えました。
 子どもの教育のために県の許可をもらうために何度も何度も断られても、諦めずに訴え、そして許可を得ていました。それが人を動かしました。
 瓜生岩子さんの活動は皇后陛下の知るところになり、宮中に招かれています。
 まなざしを何に向けているかなのでしょう。

 福島県民でも、瓜生岩子さんのことを知らない人が多かったです。
埼玉県の三大偉人を埼玉県民が知らない人が多いので、案外郷土の偉人は知らないのかもしれません。

会津のことわざ「砂糖樽三本の暮らし」

(この本に紹介されていました。黒砂糖・赤砂糖・白砂糖の三本)
geminiの回答;
「砂糖樽三本の暮らし」は、会津地方で古くから言い伝えられていることわざです。江戸時代、会津藩は豊かな米どころとして知られ、年貢として大量の米を幕府に納めていました。その代わりに、幕府から砂糖などの貴重な物資が送られてきたのです。

このことわざは、そのような会津藩の繁栄の様子を表現したものです。「砂糖樽三本」という具体的な数字は、単なる量を表すだけでなく、会津藩の経済力や文化的な豊かさをも象徴していると言えるでしょう。

しかし、このことわざには、もう一つの意味合いも込められています。それは、「たとえ裕福であっても、驕らずに質素倹約を心がけなければならない」という戒めです。

会津藩は、戊辰戦争で敗北し、多くの犠牲を払いました。その原因の一つとして、藩内の財政状況の悪化が挙げられます。藩は、戦争の準備のために莫大な費用を費やし、財政が逼迫していたのです。

「砂糖樽三本の暮らし」のことわざは、会津藩の歴史を教訓として、「栄枯盛衰は世の常であることを忘れず、常に努力を怠らないように」というメッセージを伝えていると言えるでしょう。

このことわざから学べること

「砂糖樽三本の暮らし」のことわざから、私たちは以下のことを学ぶことができます。

  • 驕らずに質素倹約を心がけること
  • 栄枯盛衰は世の常であることを忘れず、常に努力を怠らないこと
  • 歴史から教訓を得て、未来に活かすこと

現代社会においても、このことわざは普遍的な教訓として活かすことができます。私たちは、物質的な豊かさに満足することなく、常に努力を続け、未来に向けて進んでいく必要があるでしょう。


おととし11月に青カビ発生を認識も問題視せず 小林製薬「紅麹」成分入りのサプリメント製造工場 ”記録にあるのかそれとも記憶なのか?”

2024-07-23 17:33:00 | 小林製薬紅麹
https://news.yahoo.co.jp/articles/538410d54c94305f823f76b9c39515eab320e56d 7/23(火) 15:01配信 TBS NEWS DIG 
 小林製薬の「紅麹」成分入りのサプリメントを製造する工場で、有害物質の原因とみられる青カビの発生がおととし11月に認識されたことがわかりました。
 健康被害">が相次いだ紅麹サプリの問題をめぐり、小林製薬は外部の弁護士による調査報告書を公表しました。 それによりますと、大阪工場ではおととし11月上旬、紅麹を培養するタンクのフタの内側に青カビが付着していることが確認されましたが、品質管理担当者は「青カビは、ある程度は混じることがある」として、問題視しなかったということです。 
 また、小林製薬は今年3月に初めて被害を公表するまで、製造担当者に製造過程の問題を尋ねるなどもしていなかったということです。 
 この問題を受けて、小林製薬はきょう午前に臨時取締役会を開き、小林一雅会長(84)と小林章浩社長(53)の辞任を決定。後任の社長には、創業家以外から初めて、山根聡専務(64)が就任します。

 紅麹原料の生産能力は強化されてきたにもかかわらず、紅麹 原料の製造設備を含む製造ラインの品質管理を含めた業務については、現場の担当者にほ ぼ一任される状況となっており、人手不足が常態化していた。 
 そして、大阪工場に関しては、本件問題の原因であるか否かは不明であるものの、当委 員会によるインタビューにおいて、
①問題となる本件製品に用いられた原料ロットの製造 時(2022年11月上旬)に、その乾燥工程において、乾燥機が壊れて当該原料ロットの紅麹菌が一定時間乾燥されないまま放置されていたこと、
②紅麹を培養するタンクの蓋の内側 に青カビが付着していたことがあり、その旨を品質管理担当者に伝えたところ、当該担当 者からは、青カビはある程度は混じることがある旨を告げられたことがあること、
③大阪 工場から紀の川工場へ紅麹製造ラインを移設する際、製造における乾燥工程の設備の一部 である排気ダクトの深奥部が目詰まりしていることが発見され、それまで適切に排気がで きていなかった可能性があることを述べる者がいた。 
 しかし、小林製薬は、本件問題を認識して以降、3月22日(金)の本件ニュースリリー スまでの間、直接製造担当者に製造過程の問題を尋ねる等して製造の実態を把握するとい った積極的な試みを行わなかった。

感想
 報告書を読むと、記録ではなく記憶のようです。
 品質保証ができていないですね。
蓋の内側に青かびが付着していたことを、品質管理担当者に伝えたとありますので、せっかく気づくチャンスがありましたが、脆弱な品質保証システムならびに不足する品質管理能力が、その気付きを生かせませんでした。

 いろいろ問題ありますが、もっとも大きな問題は2月の時点で社長に報告されていたのに、社長がすぐに動かなかったことです。
お坊ちゃま社長で、こういうとき、どうするかが分からなかったのでしょう。
かつきちんと支さえるスタッフもいなかったようです。
 これでよく、お客様に製品を販売していると思います。
ますます不安が高まってきました。

2024 年 7 月 23 日 小林製薬株式会社 取締役会 事実検証委員会の調査報告を踏まえた取締役会の総括について "一番大切なことを失念していた経営陣”

2024-07-23 13:16:22 | 小林製薬紅麹
4.2.3.1 「健康被害の発生及び拡大のおそれ」の解釈 
 小林製薬は、本件製品のような機能性表示食品の摂取者に健康被害が発生した場合に、 行政報告を行うのは「因果関係が明確な場合に限る」という本件解釈を採っていた。
 以下 で紹介する行政文書には、行政報告を行うのは「因果関係が明確な場合に限る」という本 件解釈の直接的な根拠になるような記載はないが、安全管理部においては、本件問題発生 50 以前である 2020 年頃より、行政報告の基準としてこのような解釈を採用していた。 
 すなわち、機能性表示食品に関する健康被害を消費者庁へ報告する基準は、本件届出等 ガイドラインの IV.(IV)「健康被害の情報収集に係る事項」の第2の「3消費者庁への報告」 が、「届出者は、評価の結果、届出食品による健康被害の発生及び拡大のおそれ ............... がある場 合は、消費者庁食品表示企画課へ速やかに報告する。」(注:傍点は引用者による。)と定 めている。
そして、小林製薬は、この規定について、「届出食品による健康被害の発生」 及び「健康被害の拡大のおそれ」の両方が満たされた場合に報告が必要になると解釈して いたが、どのような場合に前者の「届出食品による健康被害の発生」の要件が満たされた と判断すべきかについて、本件届出等ガイドラインは明確ではないと考えていた。
 
感想
 小林製薬さんの経営陣は、医薬品、食品を扱う能力が全くなかったと言えるようです。

解釈の問題ではなく、健康被害が出ているのです。
原因がはっきりしなくても、まずは「摂取を止める」&「製品を回収する」ことです。
問題なければ、販売を再開すればよいのです。

 まずは健康被害の拡大を防ぐことです。

引用より;
「届出食品による健康被害の発生」 及び「健康被害の拡大のおそれ」の両方が満たされた場合に報告が必要になると解釈して いたが
まさに健康被害発生しており、健康被害拡大のおそれではなく、健康被害拡大中でした。

<事実検証委員会の構成> 
委員長 貝阿彌 誠(弁護士 大手町法律事務所所属(元東京地方裁判所所長・東京高等裁 判所部総括判事)) 
委 員 北田 幹直(弁護士 北田幹直法律事務所所属(元大阪高等検察庁検事長)) 
委 員 西垣 建剛(弁護士 GIT 法律事務所所属)

 皆さん弁護士です。
なぜ品質と安全の専門家を加えないのでしょうか?
世の中は法律で回っているのではないです。
 なんか会社は責任逃れが、あるいは責任が軽くなることを考えているのではと思ってしまいます。

 それと、医者からの報告の前に、小林製薬さんのお客様相談に健康被害が届いていたのかの調査が抜けています。
 意図的に隠しているように感じてしまいます。
なぜなら、医者に行く前に会社に確認する人が多くいるかと思います。
真摯な態度がいまだに感じられません。

安全の観点から;
 国への報告が遅すぎる。
 摂取停止が遅すぎる。
品質の観点から;
 摂取停止が遅すぎる。
 製品回収が遅すぎる。

死亡者が90人を超えると、これは過去の薬害以上の大きな犠牲を起こしています。
死亡者以外にも何百という方が後遺症などの被害もあります。

 他の小林製薬さんの製品、特に摂り入れるものは大丈夫なのかと不安になります。

 過去の薬害の犠牲者を超える犠牲者がでているのに、厚労省の対応が甘く感じます。
 大阪府が該当ロットを製品回収命令しただけです。
小林化工は死亡者2人で会社は事実上倒産しました。
引き金は、業務停止処分 (116日)でした。 

「マンガでわかる統合失調症 家族の対応編」マンガ・構成 中村ユキ/原案・監修 高森信子 ”全体を知るにはわかりやすいです”

2024-07-23 10:11:33 | 本の紹介
・全家連が1,500人くらいの当事者の方たちに「家族に希望すること」のアンケートを取ったら、
回答で1番多かったのが
 「もっと私の気持ちをわかってほしい」
2番目が
 「あまり口やかましく指示しないでほしい」
3番目が
 「私を傷つけるような言動をしないでほしい」
だったんです!

・黒田誠一先生 幻聴の起こる4つの原因
①不安
②孤立
③過労
④不眠

・柳田邦男氏
 心病む者は、限りなく人恋しく、人の愛を求めている。
 棘のない平凡で穏やかな会話を求めている
 しかし現実に人に接すると、たとえ友達であっても、過度に気を遣い、緊張し、気楽な会話ができなくなる。
 そして、人づき合いの下手さを痛感して、ますます苦しむことになる。

・「孤立」にはクスリが効かない。だからこそ、「人の力」でなんとか工夫して埋めてほしいのです。

・精神科の病気を治すというのは、健康な部分を広げること。

・ひとくすり「ビタミン・愛」の3つのポイント
①「あなたは私にとって、とても大切な人・宝物だと伝える」
②「生きているだけで立派です」と今の存在をプラスの評価(ありのままでよい)で認める
③「気持ちを理解する」

・相手の気持ちを理解するための「会話の5つのポイント」
①関心表明
②反復確認
③話が具体的なるための質問
④共感の言葉 共感は同意ではない
⑤自分の考え

・お願い上手の5つの流れ
①〇〇さん、お願いがあるんだけど・・・
②(頼む内容)をしてほしいの
③(頼む内容)をしてくれると、私がすごく助かる/嬉しい/安心できる など
④どうかな?(相手の都合をきく)
⑤応じてくれたら、感謝の気持ちを伝える

・「看護の5原則」(ネットで検索したら出て来ず、看護の倫理原則がでてきました)
①具体的に
②断定的に
③繰り返し
④時期を逃さず
⑤余計なことを言わない

・家族が病気になった時 悲嘆から回復までのプロセス
①精神的打撃と麻痺の状態
②否認
③パニック
④怒りと不当惑
⑤敵意と恨み
⑥罪悪感
⑦孤独感と抑うつ感情
⑧精神的混乱と無欲無関心
⑨あきらめから受容へ
⑩新しい希望/ユーモアと笑いの再発見
⑪新しいアイデンティティの誕生

感想
 マンガだと読みやすいです。
絵もあるのでわかりやすいですね。

 「孤立」に薬がない。
あるのは「人薬」なのでしょう。
「人薬」は毒薬にもなるのですが・・・。