流浪の転勤族のあちこち訪問写真集
◆Rectangular Memories◆
寝台特急「北斗星」に乗って 2
札幌駅を17時12分に出発した北斗星は 約4時間半で函館駅に到着しました
ここで青函トンネルを走る専用の電気機関車に付け替えられて 進行方向が変わります
青森駅で 再度電気機関車の付け替えがあり 進行方向が変わります
青函トンネルを抜けるまでは記憶がありましたが その後 気が付いたら進行方向が変わっていましたので
青森駅に着いた時には 夢の世界だったようです
車内は意外と静かで 寝心地も悪くないのですが やはり熟睡するのは難しく 頻繁に目が覚めます
さて再び北斗星の存続について考えてしまうのですが
乗る人にとって 札幌駅と上野駅との移動に要する約17時間と費用約2万7千円をどう捉えるかだと思いますが
通常のビジネスでの移動手段とするにはなかなか難しいものがあるように思います
また鉄道会社にとっても 満員でもせいぜい乗客200人程度 運賃収入としては600万円程度ということで
これで利益を出すのは不可能ではないかと思います
飛行機は 国内線の中型機でも300人近く乗れますので 北斗星の乗車定員以上の乗客を一気に運んでしまうわけで
収益性では とても勝負になりません
ただし飛行機のプライベート空間皆無の狭いシートに括り付けられている苦痛を考えれば
自由に動きまわれる寝台車は とても快適ですし 乗車すること自体の楽しみがあります
したがって 最近ではJR九州のクルーズトレイン「ななつ星」が話題を集めていますが
これからの寝台列車は 単なる移動手段としてではなく プレミアムな旅のアイテムとして
進化(?)していくことになるのかもしれません
もしこうしたスタイルが成功すれば 将来 日本一周するようなクルーズトレインができるかもしれません
そうだとしても「ななつ星」ほどのプレミアム性は必要ないので もう少しリーズナブルにして欲しいものですが
1 函館駅到着
2 青函トンネル通過中
3 6号車のロビー室
4 食堂車
5 約10分遅れで仙台駅到着
6 約20分遅れで郡山駅到着
7 札幌駅を出た時に車内販売で買ったコーヒーがとても美味しかったので朝食用にリピートしました
8 約25分遅れで宇都宮駅到着
9 約30分遅れで大宮駅到着
首都圏が近づくにつれて在来線のダイヤが過密しているため本来の特急列車としてのスピード感は無く
窮屈なダイヤの狭間を縫ってトロトロと進行している感じです
10 約30分遅れのまま終着の上野駅到着です
青森から引っ張っていたのはカシオペア色のEF510でした 長い距離どうもお疲れ様
11 EF510のボディには流星マークが入っています
12 そして東北復興推進ステッカーも貼られています
〔DSC-RX100M2〕