第15回「姫、出陣!」
篤姫(宮崎あおい)と様々な人物との対決を描いてきたこの作品。
今回は
★篤姫VS斉興(長門裕之)・お由羅(涼風真世)
戦いは斉興の挑発から。
しかし篤姫、西郷(小澤征悦)はそれに乗らない。
ジャブの応酬の後、篤姫はいきなりストレートパンチ!
内容は『呪詛調伏』の真偽。
斉興は「無礼な」と怒るが、篤姫は「偽りであることがわかって安心した」と返す。
決定打は幾島(松坂慶子)。
『御台所輿入れ』の件。
斉興は恐縮。水戸黄門の印籠みたい。
今回の対決はイマイチでしたね。
篤姫が強すぎた。
実際に行われているかどうかわからない『呪詛調伏』のことで対決しているのだから問題点も不鮮明。
祖父とも言える人物にこんなストレートパンチを放っていいものかという歴史考証の点でも気にかかる。
不完全燃焼の戦い。
ただし『自分の目で確かめなければ動かない』篤姫のスタンスは貫かれていた。
西郷でさえ風評に踊らされたのに篤姫だけは自分のスタンスを崩さない。
『自分の目で確かめなければ動かない』
ここに作者の描きたいひとつのテーマがある様に思われる。
★今回印象的だったのは大久保(原田泰造)の「未来が見えてきました」という言葉。
この時代の若者はみんな自分の未来を信じている。
家族や藩、そして国のために自分の生を役立たせたいと思っている。
篤姫も尚五郎(瑛太)も西郷もそう。
この点、僕を含めて今の時代、いかに未来を信じていないことか?
『国のために自分の生を役立たせたい』という考えはつきつめると、戦争や幕末の誅殺などに結びつく危険があるが、今の時代はあまりにも『個人』に傾きすぎている。
それは「Around40」や「ラスト・フレンズ」の主人公たちを見ても明らかだろう。
みんな個人的問題に悩んでいる。
この点で大河ドラマの若者像は新鮮なのだ。
篤姫、尚五郎、西郷、大久保らのきらきら輝いた目。
彼らの生き様に注目だ。
篤姫(宮崎あおい)と様々な人物との対決を描いてきたこの作品。
今回は
★篤姫VS斉興(長門裕之)・お由羅(涼風真世)
戦いは斉興の挑発から。
しかし篤姫、西郷(小澤征悦)はそれに乗らない。
ジャブの応酬の後、篤姫はいきなりストレートパンチ!
内容は『呪詛調伏』の真偽。
斉興は「無礼な」と怒るが、篤姫は「偽りであることがわかって安心した」と返す。
決定打は幾島(松坂慶子)。
『御台所輿入れ』の件。
斉興は恐縮。水戸黄門の印籠みたい。
今回の対決はイマイチでしたね。
篤姫が強すぎた。
実際に行われているかどうかわからない『呪詛調伏』のことで対決しているのだから問題点も不鮮明。
祖父とも言える人物にこんなストレートパンチを放っていいものかという歴史考証の点でも気にかかる。
不完全燃焼の戦い。
ただし『自分の目で確かめなければ動かない』篤姫のスタンスは貫かれていた。
西郷でさえ風評に踊らされたのに篤姫だけは自分のスタンスを崩さない。
『自分の目で確かめなければ動かない』
ここに作者の描きたいひとつのテーマがある様に思われる。
★今回印象的だったのは大久保(原田泰造)の「未来が見えてきました」という言葉。
この時代の若者はみんな自分の未来を信じている。
家族や藩、そして国のために自分の生を役立たせたいと思っている。
篤姫も尚五郎(瑛太)も西郷もそう。
この点、僕を含めて今の時代、いかに未来を信じていないことか?
『国のために自分の生を役立たせたい』という考えはつきつめると、戦争や幕末の誅殺などに結びつく危険があるが、今の時代はあまりにも『個人』に傾きすぎている。
それは「Around40」や「ラスト・フレンズ」の主人公たちを見ても明らかだろう。
みんな個人的問題に悩んでいる。
この点で大河ドラマの若者像は新鮮なのだ。
篤姫、尚五郎、西郷、大久保らのきらきら輝いた目。
彼らの生き様に注目だ。