名曲に秘められた謎を解き明かす名曲探偵・天出臼夫(筧利夫)。
今回の相談者は「なぜかロック好きな息子がベートーベンの7番にはまっている」という息子の父親(斉藤洋介)。
さすがNHKならではの番組。
「のだめ」ですっかり有名になった7番だが、この曲がなぜ我々の耳を惹きつけるのかを教えてくれる。
まずはリズム。
この曲はメロディでなく徹底してリズムにこだわって作られた作品であるという。
そのリズムは『長・短・短』(長い・短い・短い)の三拍子。
この三拍子で作られていて使用されている音階は少ない。
第1楽章(「のだめ」のOP曲)のあの楽しい、跳ねるような感じはこの三拍子にあるらしい。
確かにそれまでのクラシックって(例えばモーツァルトの音楽)流暢に流れる感じはあっても、躍動して跳ねるような感じはない。
7番はリズムの革新であったのだ。
また『長・短・短』の三拍子には、途中で16分休符が入って演奏されるものと入らないで演奏されるものがあるらしい。
前者はシャープで硬質な感じ、後者はやわらかい感じを聴く者に与える。
ベートーベンはこれらを計算してリズムを織り込んでいったのだ。
実に奥が深い。
第4楽章(「のだめ」ではSオケがチェロを回転させるなどパフォーマンスをやる曲)はロックの『8ビート』で、しかも同じ旋律を繰り返す『トランス』であるらしい。
いわく「7番は世界で最初のディスコミュージックである」
ロック好きの息子がこの曲にはまったのは7番がロックであったからなのだ。
番組ではこの第4楽章がエレキで演奏される場面があるが、それはまさにロック。
おまけにベートーベンの決め技・得意技であるフォルテッシッシモ(ff)が使われ、曲をさらに迫力のあるものにしているという。
面白い。
音楽に限らず、何にでも様々なテクニックや創意工夫があるんですね。
巧みの技。
この番組、地上波でやるのは予告編である今回だけで、あとはBSでの放送になるらしい。
ぜひ地上に降りてきてほしいですね。
今回の相談者は「なぜかロック好きな息子がベートーベンの7番にはまっている」という息子の父親(斉藤洋介)。
さすがNHKならではの番組。
「のだめ」ですっかり有名になった7番だが、この曲がなぜ我々の耳を惹きつけるのかを教えてくれる。
まずはリズム。
この曲はメロディでなく徹底してリズムにこだわって作られた作品であるという。
そのリズムは『長・短・短』(長い・短い・短い)の三拍子。
この三拍子で作られていて使用されている音階は少ない。
第1楽章(「のだめ」のOP曲)のあの楽しい、跳ねるような感じはこの三拍子にあるらしい。
確かにそれまでのクラシックって(例えばモーツァルトの音楽)流暢に流れる感じはあっても、躍動して跳ねるような感じはない。
7番はリズムの革新であったのだ。
また『長・短・短』の三拍子には、途中で16分休符が入って演奏されるものと入らないで演奏されるものがあるらしい。
前者はシャープで硬質な感じ、後者はやわらかい感じを聴く者に与える。
ベートーベンはこれらを計算してリズムを織り込んでいったのだ。
実に奥が深い。
第4楽章(「のだめ」ではSオケがチェロを回転させるなどパフォーマンスをやる曲)はロックの『8ビート』で、しかも同じ旋律を繰り返す『トランス』であるらしい。
いわく「7番は世界で最初のディスコミュージックである」
ロック好きの息子がこの曲にはまったのは7番がロックであったからなのだ。
番組ではこの第4楽章がエレキで演奏される場面があるが、それはまさにロック。
おまけにベートーベンの決め技・得意技であるフォルテッシッシモ(ff)が使われ、曲をさらに迫力のあるものにしているという。
面白い。
音楽に限らず、何にでも様々なテクニックや創意工夫があるんですね。
巧みの技。
この番組、地上波でやるのは予告編である今回だけで、あとはBSでの放送になるらしい。
ぜひ地上に降りてきてほしいですね。