きみならで たれにかみせむ うめのはな いろをもかをも しるひとぞしる
君ならで 誰にか見せむ 梅の花 色をも香をも 知る人ぞ知る
紀友則
この梅の花を、あなた以外の誰に見せましょうか。色も香りも、わかる人にしかわからないのですから。
梅の花の本当の良さは無粋な人にはわからない。それをわかるあなたにこそ、この梅の花を見てほしい。作者の想いは、言葉の上では梅におきつつ、真情としては「あなた」に注がれていますね。
0032 から続く梅の花を詠んだ歌。まだ少し続きます。
きみならで たれにかみせむ うめのはな いろをもかをも しるひとぞしる
君ならで 誰にか見せむ 梅の花 色をも香をも 知る人ぞ知る
紀友則
この梅の花を、あなた以外の誰に見せましょうか。色も香りも、わかる人にしかわからないのですから。
梅の花の本当の良さは無粋な人にはわからない。それをわかるあなたにこそ、この梅の花を見てほしい。作者の想いは、言葉の上では梅におきつつ、真情としては「あなた」に注がれていますね。
0032 から続く梅の花を詠んだ歌。まだ少し続きます。