古今和歌集 0609 2021-06-30 19:11:04 | 古今和歌集 いのちにも まさりてをしく あるものは みはてぬゆめの さむるなりけり 命にも まさりて惜しく あるものは 見はてぬ夢の さむるなりけり 壬生忠岑 命よりも惜しいと感じるのは、最後まで夢を見ることができずに目が覚めてしまうことであったよ。 歌意はわかりやすいですね。夢の中身は表現されていませんが、愛しい人との逢瀬が叶った、気持ちが浮き立つような夢といったところでしょうか。