貫之集 115 2023-08-09 05:40:43 | 貫之集 松にかかれる藤 うつろはぬ いろににるとも なきものを まつがえにのみ かかるふぢなみ うつろはぬ 色に似るとも なきものを 松が枝にのみ かかる藤波 松にかかる藤 藤の花は、常に緑の色をした松とはまったく似ていないのに、松の枝にまつわりついてばかりいる。 時が経てば色褪せて行く藤と常緑の松との対比。同じ題材の歌は 050、070 にも出てきましたね。