漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 132

2023-08-26 04:17:56 | 貫之集

六月祓え

おほぬさの かはのせごとに ながれても ちとせのなつは なつばらへせむ

大幣の 川の瀬ごとに 流れても 千歳の夏は 夏祓えせむ

 

六月祓え

大串につけた幣が川の瀬ごとに流されていっぱいになろうとも、千年の後まで夏には必ずお祓いをしよう。

 

 011107 に続いての六月祓え(みなづきはらへ)を題材とした詠歌。このあと 395526 にも登場します。