子の日
はるがすみ たなびくまつの としあらば いづれのはるか のべにこざらむ
春霞 たなびく松の 年あらば いづれの春か 野辺に来ざらむ
子の日
春霞がたなびく子の日(ねのび)の小松のように長寿となったなら、いつの年の春にも野辺にでかけよう。
003 にも登場した「子の日(ねのび)」。そちらでは
「子の日」は「ねのび」と濁って読みます。「根延び」に掛けて、根が長く延びる小松を引き抜いたり若菜を摘んだりして、宴を催して長寿を祝う行事のこと。
とご紹介しました。優美な平安絵巻といった光景が目に浮かびますね。