
年に数回ですが、この雰囲気と味を楽しみに通っているフレンチの店があります。
初めて訪れたのは多分もう10年近く前だと思いますが、いつ訪れてもあまりの居心地の良さについつい長居してしまいます。
今日は会社の友人と3人。性別も年齢も色々ですが、お互い気を張らずに飲み食い出来る、いい仲間です。
陽が落ちて少し涼しくなっていましたが、地下鉄の駅から歩いて少し汗ばんでいたので、最初はビール。お店の方から「いい牡蠣が入っていますが、いかがですか?」 この時期に牡蠣?と思いましたが、3人とも揃いも揃って牡蠣好きときたもので、迷わず注文。

やがて運ばれてきたのは、やや小粒の瑞々しい牡蠣。北海道は厚岸産で、小ぶりなのに味は濃厚。今宵のディナーはこうして始まりました。
やがて料理のメニューが出され、ビールを片手にあーでもない、こーでもないとひとしきり相談。ちゃんと予習してきたはずなのに、何とも優柔不断なことですが、しかし同時に幸せな悩み。やがて決まって、それぞれがオーダーを告げます。
この店はコースはなく、全てアラカルトで料理を選びます。たいていは前菜and/orスープ、そしてメイン、デザートと行きますが、今日は食いしん坊が揃っているので、前菜、スープ、メイン、そして別腹のデザートとフルコース。
今日の私は「お魚しばり」。釣り師としては当然でしょう(何のこっちゃ)。まずは前菜。「活〆白身魚の薄切り バジル風味のサラダ仕立て」。お魚は聞き忘れましたが、多分イサキだったと思います。

続いてスープは、私的定番、「地魚のうらごしスープ」。魚の香りとコクが凝縮されていて、魚好きには堪らない一品です。

メインは鱧(はも)。「鱧の網焼き 長芋のピューレ添え マジュラム風味」。フレンチで鱧を食べたのは初めてです。皮目が香ばしく焼かれていて、身はほっくり。淡白な身に個性的なソースがよく合っています。(上に乗っているのは長芋です。)

さて次はデザートをと一息入れていると、そっと出されるプチ・デザート。私のところに来たのは抹茶のクリームブリュレ。表面はサクサク、なかはしっとり。抹茶が口の中をさっぱりさせてくれます。

このお店ではデザートをワゴンに乗せてテーブルの側まで持ってきてくれ、そこから自分の食べたいものを食べたいだけカットして貰います。私はこれまで最高5種類取り合わせたことがありますが


デミタスの珈琲を飲んで、しばし歓談。久しぶりの訪問でしたが、料理の味は勿論、お店の方のサービス、ちょっとしたやり取り、その全てが快適で、予想通り長居してしまいました。まさに至福の時。
この店はお値段もそれなり(に高い)ですが、どうせお金を払うなら納得して払いたいもの。しかし、それを補って余りある、独特のこのほっこり感。格式ばらず、非常にアットホームで、寛ぐということがどういうことか、よく分かります。
さて、次はまた誰と来ましょうかね?
ラビラント
東京都港区白金3-2-7
(03)5420-3584
単位は「億」なんだろうなぁと呟きながらいつも歩いています。
店自体は昔ながらの商店街の一画にあって、中に入ると
まるで別世界。とってもいい雰囲気ですよ。
昨日はお忙しいところメールしてすみませんでした。
来週、楽しみにしてます
私なんか、駅に降り立っただけで逮捕されてしまいそうです(笑)。
昨日はスミマセンでしたねぇ
来週、是非