以前ご紹介したように、私が一つの曲(曲集)で色々な演奏家によるCDやレコードを持っているなかで最も種類が多いのは多分バッハのブランデンブルク協奏曲ですが、この記事を書いた後も着々と増殖を続けています。
そんななかで、ちょっと変わった(良い意味で)CDを見つけました。演奏しているのは、ディエゴ・ファソリス指揮のイ・バロッキスティ。先日のカフェ・ツィマーマンに負けず劣らず、鮮やかでエネルギッシュな演奏を聴かせてくれます。
世の中便利になったもので、同じ組み合わせによる演奏の動画を見つけました。クラシックにご興味のない方もいらっしゃるかも知れませんが、この画像に出てくるトランペットの演奏を是非一度聴いてみて下さい。
現代のトランペットのようなバルブ式のキーがある訳でもなく、ただ長い管が巻いてあるだけの楽器に、よく見るといくつか穴があいているのでしょう、右手の指で操作しているのが分かります。それと唇の操作の組み合わせで、これだけのハイトーン、超絶旋律を演奏するとは、まさに神業。
J.S.Bach - Brandenburg Concerto No.2 in F major, BWV1047
という訳で、先日来書き連ねてきたブランデンブルク協奏曲のCDに関して、現時点での私の個人的なランキングでは、
第1位:カフェ・ツィマーマン(但し第2~第5番のみ)
第2位:イ・バロッキスティ
第3位:イル・ジャルディーノ・アルモニコ
第4位:バッハ・コレギウム・ジャパン
と、いずれも古楽器による演奏が並びます。しかし、この順位は全6曲を総合的に見て「敢えてつけるとしたら」というもので、個別の曲によっては必ずしもこの順位通りでないものもあります。そういう意味では、これから古楽器の演奏によるブランデンブルク協奏曲を聴いてみようという方がいらっしゃったら、このどれを買っても間違いはないとお薦めできます。
という訳で、さて今日はどのCDを聴きましょうかね?
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