渋谷のBunkamuraで開催中の「バルビゾンへの道-山寺 後藤美術館コレクション展」。
会期終わりが近い金曜日の夜、滑り込みで行って来た。(東京での会期は11月18日で終了。)
山形にある山寺後藤美術館は、これまで色々な美術展でその収蔵品をパラパラと観たことがあり、機会があれば本家本元を訪れてみたいと思っている美術館のひとつ。
会場は驚くほど空いていて、普段は素通りしてしまう肖像画や静物画もじっくり堪能。
しかしやはり足が止まってしまうのは大好きなコロー。今回は3点来ていたがそのうちの2点。
小さな絵ながら、その存在感と奥行は抜群。
(ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「水車小屋のある水辺」1855-65年頃)
もう1点は、コロー最晩年の作品。
(ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「サン=ニコラ=レ=ザラスの川辺」1872年)
囁くような木々、煙るような空気、視点を引きつける帽子の赤。
他にもテオドール・ルソーやデュプレ、ジャックの他、コローの弟子筋に当たる画家の作品もあり、風景画だけで大満足。
久々に充実した金曜日の夜。
バルビゾンへの道-山寺 後藤美術館コレクション展
2013年10月20日~11月18日
Bunkamura ザ・ミュージアム
(巡回)
ひろしま美術館
2014年4月26日~6月15日
山形に行く機会が1度だけ有ったの
ですが、
禁漁期のため、欠席。
後藤美術館の存在は初めて知りました。
次の機会が解禁中なら、是非とも訪ねること
にします。
文泉
渓流釣行とは別にこの美術館を
訪れてみたいと思っています。