ガイドラップの必需品の一つに抜き輪がありますが、みなさんはどのような素材を使われていますか?
私はロッドビルドを始めてこの方、ずっとナイロンのラインを使ってきました。これは、たまたまロッドビルドを始めた時に手元にあったのが「銀鱗」の1.5号だったというだけで、その後も大して疑問に思わずに使い続けてきました。
ここら辺がまた研究心のない性格がバレバレなのですが、ところがこのナイロン、必ずしもベストではありません。私はガイドラップの時に結構テンションを掛けて巻く方なので、ガイドを何個か巻くうちにこのナイロンの抜き輪がチリチリに捩れてきます。そして間もなくプツンと切れる訳で、その度にスレッドの端っこがガイドラップの中途半端な場所で立ち往生してしまう・・・そんなことを繰り返していました。
ついでに言うと、このナイロンの抜き輪は透明なので、机の下に落ちたりすると床の色と同化してすぐに見えなくなってしまいます。よりによってガイドを留めようとする時に行方不明になると、片手でガイドのところを押さえたまま、もう片方の手を使い半身になって床を探す訳です・・・
こんな風に使いにくいものの、これはこういうもんだと思ってこれまでずっとこのナイロンの抜き輪を使ってきました。しかし先日友人にDVDを見せて貰ったら、面白い発見がありました。映っているのはアメリカの本職のロッドビルダーで、その人のノウハウが色々と紹介されているDVDなのですが、その人は抜き輪に「スペクトラ」というのを使っています。
説明を聞いていると、ナイロンや他の素材よりも使いやすく、しかもなかなか切れない、同じ抜き輪をもう5ヶ月も使っている、などと言っています。最初はその「スペクトラ」というのが何か分からなかったのですが、よくよく映像を見ていると、どうやらPE系の、Braided Lineのようです。
早速試してみることにしました。
私はこれまで抜き輪の素材は、スレッドを巻き重ねた下を通すのだからあまり太いものを使うのはよくないと思っていました。ナイロンの1.5号を使い続けてきたのも、適度に強度はありながら径は細く、要するに上からスレッドを巻いても段差が付かない方が良いだろうという考えからでした。
しかしPEを試してみて、その考えが浅かったことに気付きました。PEは所詮極細糸の縒り合わせですから、上からスレッドを巻いても抜き輪自体が薄く(平べったく)つぶれてくれます。私が試したのは一番上の写真にあるものでPEの4号ですが、抜き輪を入れた段差もほとんど気になりませんでした。これもブランクの径が3mmもないところで#5とか#5.5という小さいガイドを巻いてのことですから、大きなガイドを巻く上ではもっと気にならないことでしょう。しかも、何と言ってもPEの4号ですから、抜いている途中で切れる不安は全くありません。
もう一つ、実は気になっていたのはスレッドとの摩擦ですが、これもどうやら問題ないようです。抜き輪を引いた感じでは、ナイロンの抜き輪よりもPEの方が滑りが良いように思えます。これはもともとPEに潤滑剤を塗布しているせいもあるのでしょう。しかし、あくまでも感覚的なものですが、スレッドとナイロンの時よりも、スレッドとPEの時の方が摩擦抵抗が小さいような気がします。PEの方は縒ってある個々の糸それぞれと摩擦が起きるので、抵抗は上がるような気がしていたのですが、ここは感覚がちょっと違うような気がします。
という訳で、今後はこのPEの抜き輪が活躍しそうです。無知とは言え、これまでナイロンの抜き輪で散々苦労してきたのが一体何だったのだろうと、改めて思います。すでにPEを使っておられる方がいらっしゃったらお恥ずかしいのですが、私としてはこうして少し賢くなったような、そんな気がしている今日この頃です。
私はロッドビルドを始めてこの方、ずっとナイロンのラインを使ってきました。これは、たまたまロッドビルドを始めた時に手元にあったのが「銀鱗」の1.5号だったというだけで、その後も大して疑問に思わずに使い続けてきました。
ここら辺がまた研究心のない性格がバレバレなのですが、ところがこのナイロン、必ずしもベストではありません。私はガイドラップの時に結構テンションを掛けて巻く方なので、ガイドを何個か巻くうちにこのナイロンの抜き輪がチリチリに捩れてきます。そして間もなくプツンと切れる訳で、その度にスレッドの端っこがガイドラップの中途半端な場所で立ち往生してしまう・・・そんなことを繰り返していました。
ついでに言うと、このナイロンの抜き輪は透明なので、机の下に落ちたりすると床の色と同化してすぐに見えなくなってしまいます。よりによってガイドを留めようとする時に行方不明になると、片手でガイドのところを押さえたまま、もう片方の手を使い半身になって床を探す訳です・・・
こんな風に使いにくいものの、これはこういうもんだと思ってこれまでずっとこのナイロンの抜き輪を使ってきました。しかし先日友人にDVDを見せて貰ったら、面白い発見がありました。映っているのはアメリカの本職のロッドビルダーで、その人のノウハウが色々と紹介されているDVDなのですが、その人は抜き輪に「スペクトラ」というのを使っています。
説明を聞いていると、ナイロンや他の素材よりも使いやすく、しかもなかなか切れない、同じ抜き輪をもう5ヶ月も使っている、などと言っています。最初はその「スペクトラ」というのが何か分からなかったのですが、よくよく映像を見ていると、どうやらPE系の、Braided Lineのようです。
早速試してみることにしました。
私はこれまで抜き輪の素材は、スレッドを巻き重ねた下を通すのだからあまり太いものを使うのはよくないと思っていました。ナイロンの1.5号を使い続けてきたのも、適度に強度はありながら径は細く、要するに上からスレッドを巻いても段差が付かない方が良いだろうという考えからでした。
しかしPEを試してみて、その考えが浅かったことに気付きました。PEは所詮極細糸の縒り合わせですから、上からスレッドを巻いても抜き輪自体が薄く(平べったく)つぶれてくれます。私が試したのは一番上の写真にあるものでPEの4号ですが、抜き輪を入れた段差もほとんど気になりませんでした。これもブランクの径が3mmもないところで#5とか#5.5という小さいガイドを巻いてのことですから、大きなガイドを巻く上ではもっと気にならないことでしょう。しかも、何と言ってもPEの4号ですから、抜いている途中で切れる不安は全くありません。
もう一つ、実は気になっていたのはスレッドとの摩擦ですが、これもどうやら問題ないようです。抜き輪を引いた感じでは、ナイロンの抜き輪よりもPEの方が滑りが良いように思えます。これはもともとPEに潤滑剤を塗布しているせいもあるのでしょう。しかし、あくまでも感覚的なものですが、スレッドとナイロンの時よりも、スレッドとPEの時の方が摩擦抵抗が小さいような気がします。PEの方は縒ってある個々の糸それぞれと摩擦が起きるので、抵抗は上がるような気がしていたのですが、ここは感覚がちょっと違うような気がします。
という訳で、今後はこのPEの抜き輪が活躍しそうです。無知とは言え、これまでナイロンの抜き輪で散々苦労してきたのが一体何だったのだろうと、改めて思います。すでにPEを使っておられる方がいらっしゃったらお恥ずかしいのですが、私としてはこうして少し賢くなったような、そんな気がしている今日この頃です。
色んなショップのHPとか富士のカタログにはナイロンラインで~と書いてあったけど、初めての人には
腰の無いPEだと使い難いからなんだと思ってました。
何でも思い込みはいけませんねぇ
深く考えることなかったかなぁ…( ̄▽ ̄;)
私は一度ナイロンスレッドでやって切れてから、ずーっとPEでやってます。使っているのはシーバスPE(白いライン)で、切れることもなく、また目立つので重宝してます。それでも、なくすことが多々あったので何本も作って手元においてます。
ただPE系は結び目が滑ってほどけることがあるので、注意が必要だったりします。エイトノットしておけば殆どほどけませんが、たま~にほどけます。
あとシーバスPEは飾り巻きの間隔調整の目印にも良いです。マジックで等間隔で印をつけて、途中で抜く奴ですね。抜きやすくてラクですよ(笑)
白は確かに良いですね。目立ちますし。
私も写真のPE4号はエイトノットで縛りました。
但し、この週末使ってみてちょっと太すぎる気がしたので、
今度は1号か1.5号辺りに替えようと思っています。
私は飾り巻きの基準点はブランクに直接マーキングするか、
スレッドを張ってマーキングすることが多いのですが、
PEだと滑りがよくて良さそうですね。
使わせて頂きます(笑)
抜き輪・・中々いいのが無いですね
私は デンタルフロスの ワックス無しで 番手の細い物を使っています
白なので目立ちますし スレッドのすべりは最高です
ワックスなしならコーティングにも無影響ですね。
今度テストしてみます。