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組みかけのパックロッドの方は、ようやく2/4ピースまでが完成しました。残るは3/4ピースで、ここでの工程はバットガイドのラッピングと飾り巻きです。
作業性を考えて、先に飾り巻きから行います。と言っても、作業はこの週末からです。それで、恒例となりました、前作の振り返りですが・・・
写真がその飾り巻きです。いつもの8軸シェブロン、なのですが、巻きはともかく(と言っても、相変わらずズレが目立ちますが)問題はそのコーティングです。写真ではちょっと分かりにくいかも知れないのですが、表面が凸凹になっています。
これは当時から自覚があって、その時はこんな風に書いているのですが、全く、今にして思えばお恥ずかしい限りです。当時はまだ、これをどうクリアすれば良いのか、全く分かっていなかったということですね。
原理的には至ってシンプルで、高いところは高く、低いところは低くなるだけの話ですが、出来れば滑らかに仕上げたいものです。今のところ、コレといった手法が確立出来た訳ではないのですが、最近は何となく納得出来る平坦さが得られるようになってきました。
ここからは個人的な推測ですが、その理由の1つ目はコーティング剤を替えたこと。前作はバーリーコートでしたが、これは仕上がりが比較的硬いことと、硬化が始まるまでの時間が短いことから、塗り広げているうちにその筆のストロークの幅で大きな波長の波が出来ていたような気がします。(もっともこれは私の作業手順での話ですから、一般的、普遍的にそうだと申し上げるつもりはありません。)
いま使っているコーティング剤はバーリーコートに比べると柔らかく、また硬化が始まるまでの時間も長いので、余裕を持って作業出来るようになりました。また、コーティング剤自体のself-leveling(自分から平坦になろうとする)の性質が強いこともあるでしょう。それから勿論、コーティングという作業自体に慣れてきて、無駄に時間を掛けなくて済むようになったこともあると思います。私はこの2種類しか使ったことがないので他との比較は出来ないのですが、いずれにせよ今のところはずっと問題なく使っています。
それから、コーティング表面の凸凹がひどくなりがちなのは特にシェブロンの場合ですが、それはスレッドのない部分(ブランクが見えている部分)とスレッドの部分の高さの差が大きいからだと思います。なので、1回目のコーティングをする時に一度コーティング剤をたっぷり塗って、高いところ(スレッドが重なっているところ)のコーティング液を削ぎ落としてしまう位の勢いで表面を均すようにしました。これが2つ目の変化です。
アルコールランプで炙ると全体にコーティング剤がまわってスレッドにもよく浸透するのですが、一方で折角穴ぼこに溜まったコーティング液まで流れ落ちてしまうので、1回目のコーティングの時は最小限の泡を抜くに留め、あくまでも穴ぼこを埋めることを優先して作業をするようにしています。
どうしても凸凹になったら、硬化後、表面をペーパーで擦って均すしかありませんし、恐らくそれが一番効果的かつ簡単な方法だと思いますが、最近はそこまでしなくても何とか平坦に仕上がるようになってきました。やはり、慣れというのはあるかも知れませんね。
さて、コーティングに関して気を付けたい点はこんなところですが、実際に巻き始めるに当たっては、作業上また別のポイントがあります。(と言っても、そんな大したことではないのですが・・・。)今日は長くなってしまったので、また次回、項を改めて書いてみたいと思います。
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