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リールシートやグリップの接着で注意することは、まずその位置と向きです。リールシートの位置に関しては前述の通りですが、その向きについてはスパインの議論を避けて通ることは出来ません。
スパイン、英語でspine、背骨という意味ですが、それがどういうもので、その見つけ方やそれに応じたガイドの向きについては、富士のカタログに任せましょう。本当であればスパインの真上や真下、90度右もしくは左など、色々な向きにガイドを置いてみて検証出来れば楽しいのでしょうが、そこは釣具メーカーさんにお任せする他ありません。
考え方は色々あるようですが、私はどちらかというとスパインの向きそれ自体よりも、ブランクそのものが「どう曲がりたいと言っているか」を重視するようにしています。端的に言うと、向きによっては曲げようとしてもブランクがクルッと逃げてしまうことがあり、そのクルッとなるラインは避けるようにしています。キャストをするにしろ魚をリフトするにしろ、負荷が掛かった時にブランクが自然に真下を向く方向がベストだと思っているからです。
さて、リールシートの向きが決まったら、リアグリップ、リールシート、フロントグリップの順に接着していきます。ここでのポイントは、接着面全体に接着剤が行き渡ることと、境目のところから接着剤がはみ出さないようにすること、これに尽きます。私が普段使うのはコニシのエポキシEセット(90分硬化型)で、たまにFlexcoatのG4も使いますが、以前大量に混ぜすぎて煙が出て以来、ちょっとばかし苦手意識が抜けません。コニシのEセットは硬化後透明になるので隙間からはみ出てもあまり目立たないのですが、やはりはみ出さない方が綺麗ですよね。
かさ上げに使うのは、隙間の大きさに合わせて、タコ糸、ガイドラップ用のスレッド(A糸、C糸)、そしてコアテープです。EVAの場合はそれほど気を遣わないのですが、コルクの場合は元が輪切りのリングですから、なるべく全周に接着剤がまわった方が良いと考えて、タコ糸かスレッドをらせん状に巻くようにしています。リールシートのかさ上げは、サイズが合うのがあればコルクのアーバーを使いますが、最近はもっぱらコアテープです。
いずれも接着した後にぐるっと回ったりすると大変ですから、かさ上げによる内径合わせは慎重に行います。ブランクのテーパーがきつい場合は、その部分によって太さの違うタコ糸やスレッドを使い分けるようにしています。接着前に少しきついくらいでも、接着剤を塗ったらスルッと入ることもあるのですが、一方であまりきついと本来ブランクとの隙間に残るべき接着剤が押し出されてしまいますから、そこら辺の加減が難しいところです。
蛇足ながら、私は大抵グリップ部分に関しては「1パーツ1日」のペースで作業します。つまり、リアグリップを接着して1日置き、次にリールシートを接着してまた1日置き、最後にフロントグリップ(とワインディングチェック)を接着する、という風にです。私が不器用なだけかも知れませんが、慌てて続けて作業をすると、不用意に向きがズレたり接着剤が手に付いたり(それがまたグリップに付いてしまったり)という失敗が多いからです。
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さて今日はこれからリアグリップを接着しようと思っています。それだけで作業は止まってしまうのですが、明日は久しぶりに釣りに行くので、午後からはゆっくりその準備をするつもりです。
お天気も良さそうですし、とても楽しみです。
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とは言っても、カーボンパイプでアーバーを作って以来使用して無いんですけどね・・・
硬すぎてなんか怖い感じもするので・・・
リールシートやフロントグリップにはこれを使うようにしています。
ただ、混合前は粘度が高くてチューブをしぼりにくいのと、
チューブの表面の印字の粉が手につくのが嫌いです
それと値段が高いことを除けば、とてもいい接着剤だと思うのですがね・・・。
チャーシュー作る時のやつだwww
なるほど、1パーツ1日ですかぁ。
私なんかも完成を急いでしくじるタイプです(笑)。
明日の加賀は15年振り、2度目です。
寝坊しない。
迷子にならない。
行く前からハードルが高いです(爆)。
ライトタイプだとコニシの2液式にコアテープを使う場合もありますが、ヘビーなロッドの時はコアテープの接着成分が溶け出てズレる可能性やリールシートが回転してしまう危険性を考慮して、使わないようにしています。
G4はカチカチに固まるんで、感度を要求されるロッドの時(アジ用)にはライトタイプでもG4を使ってますよ。
ウケ狙いがまさに当たりましたね(笑)
私もさっき加賀の場所を調べてたんですが、
HPにある住所が変わってたのを知らず、
目的地になかなか辿り着かずにおりました。
つくづくナビが欲しいなぁと思います。
何だか明日は釣りよりもダベリングが主体に
なりそうですね。楽しみにしてます
感度重視なら間違いなく(瞬間接着剤で固めた)タコ糸+G4でしょうね。ハイブリッドアーバーも確かにいいと思うのですが、径を合わせる時に削るのが結構大変なことと、マタギでしか買えないことから、どうしても使う機会は少なくなっています。