Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

悩ましい赤

2007年11月19日 | ロッドビルド

Gudebrodの赤3種(NCP)を試し巻きしてみました。

Matt Goldを3周だけ混ぜて巻きコーティングしてみたのですが、結果、リールシートとの比較で言うと、

1) Scarletは、赤の種類が少し異なる感じ。
2) Candy Appleは、赤の色としては二番目に近いが、
  それでも色調に若干差あり。
3) Garnetは赤の色としては一番近いが、
  色としては少し暗め。

蛍光灯の下で撮った写真なので見難いですが、アップで分かりますでしょうか?(左からS=Scarlet、C=Candy Apple、G=Garnetの順です。)

という訳で、悩みが更に深くなってしまいました

・・・というのは冗談で、こんな悩みも楽しみながらやっておりますが、一方でワインディングチェックとバットエンドにFujiのアルミパーツを使おうと思っていて、これが結構明るい赤ですから、それとのバランスで言えば 3)のGarnetはNG。残るは ScarletとCandy Appleですが、サンチョ君の師匠ドン・ホセ君に組んで贈ったロッドは確かScarletだったので、ここはひとつ Candy Appleで行くのが順当のようです

蛇足ながら、写真ではCandy Appleが真ん中で一番光が当たっているので明るく見えますが、肉眼で見るとScarletとの差は殆どありません。実は今回、飾り巻きのシェブロンを作る時にグラデーションをやってみようと思っていたのですが、この2色は同時に使ってもそれほど見栄えがしないような気がします。ここのところは少し方針変更が必要なようです。(因みにドン・ホセ君のロッドは、赤にオレンジを混ぜました。)

ところで、同じNCPでもコーティング剤によって発色が少し違うのですね。先日赤のロッドのバット部3本を並べた記事を載せましたが、その時Candy Appleを使っていたロッド(写真の一番上)はバーリーコートで、今回はアフコートを使ってコーティングしたのですが、アフコートの方が明らかに発色の具合が暗く、どちらかというと紫がかった赤、少し色調の深い赤をしています。

さてこれでスレッドの色も決まりましたし、他のパーツを仕入れに行こうと思っています。足りないのはガイド(トップとバット)、ワインディングチェックとバットエンドプレート、それにグリップ(EVA)、全てサバロで揃います。今週どこかで帰りに寄って、調達してこようと思っています

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