Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

E. S. ガードナー/The Case of the Lame Canary (邦題 『カナリヤの爪』)

2016年11月15日 | 

E. S. ガードナーの The Case of the Lame Canary 読了。

カナリアが入った鳥かごを持って事務所に来た若い女性。

どう聞いても妹の離婚話にしか聞こえないのだが、そのカナリアがびっこ("lame")なのがどうしても気になるペリー・メイスン。

彼女とその妹の周辺を辿ろうとした矢先に殺人事件が起こり、事態はますます複雑になっていく。

                    

どこかに必ず何かトリックがあるはずと思いながら読んでいても、プロットの妙に乗せられて気付くと終盤、そしてお決まりのどんでん返し。

これで5作目のペリー・メイスンものだが、ひとつとして同じパターンがない。

飽きないなぁ、まだまだ。

E. S. Gardner,
The Case of the Lame Canary
(Ankerwycke)

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2 コメント

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未読 (文泉)
2016-11-17 15:38:22
魚花師匠

残念ながらLame Canaryは未読でした。
とうとうペリーメイスンにはまりましたネ。
まだまだこれからも持続されると思います。

弟子文泉は読み残しのG.K.ChestertonのブラウンやThe
Resurrction of Rome等数冊を例のごとく
破りつつ楽しんでいます。

文泉




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文泉堂師匠 (魚花)
2016-11-17 21:55:57
そろそろクール&ラムに移りたいのですが、
残念ながらどこを探してもペーパーバックが見当たらず、
どうしたもんかなぁと思案中です。

あと80作近くあるようですが、この調子なら
どこまでもこのペリー・メイスン読めそうな勢いです。

チェスタトンはギブアップですが、私も実は柄にもなく
最近は Ovidius の "Metamorphoses" を机の横に置いています。

バッハの宗教音楽や美術館で西洋絵画に接していると、
彼らヨーロッパ人には生まれながら備わっている教養が
自分には明らかに欠けていることを痛感するので、
何かあるたびに頁をめくっては原典に当たるようにしています。

とまぁこんな調子ですから、破りながら読むなんてとてもとても・・・
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